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自動車の振動・騒音現象および騒音を低減する防音材の予測技術

自動車の振動・騒音現象および騒音を低減する防音材の予測技術

~高周波車内騒音の予測・対策、自動車用防音材の吸音・遮音メカニズム、予測計算手法~
東京都 開催 会場 開催

概要

自動車内で静かな環境を得るには音を遮断できる材料と的確な車内・材料の分析・解析が必須です。
本セミナーでは、自動車の高周波 (200Hz~5000Hz) の騒音現象を説明し、CAEを用いた最新の予測技術と対策手段・解析結果について解説いたします。

開催日

  • 2018年10月19日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 自動車の高周波車内騒音の予測・対策手法
  • 自動車用防音材の吸音・遮音メカニズム、予測計算手法

プログラム

 自動車のEV/HEV化によりエンジン騒音が少なくなり、ユーザーの車内静粛性に対する要望は高まっている。特に、ガソリンエンジン車に比べ、タイヤからのロードノイズ (振動伝達音) ・パターンノイズ (空気伝搬音) や高速走行時の風切り音等の高周波車内騒音は目立ってしまい、低減が必要不可欠である。また、国連の走行騒音規制の導入に伴い、車外騒音の低減が急務である。タイヤのパターンノイズ等の低減が必須であるが、タイヤまわりの防音材による吸音対策も重要である。
 上記を踏まえ、自動車の高周波 (200Hz~5000Hz) の騒音現象を説明し、CAEを用いた最新の予測技術と対策手段・解析結果について解説する。

  1. 自動車の振動騒音現象について
    1. 自動車の主な振動騒音源
    2. 自動車の主な振動現象
    3. 自動車の主な騒音現象
    4. 国連の走行騒音規制
  2. SEAを用いた風切り音を含む車内音予測手法と軽量化検討
    1. SEA (統計的エネルギー手法) とは
    2. 要因分析結果・寄与度解析結果と風音の影響
    3. 自動車防遮音材の軽量化検討結果
  3. 積層防音材の吸音・遮音解析
    1. 吸音とは、遮音とは
    2. 解析手法 (伝達マトリックス法)
    3. 解析ツールの紹介と様々な積層防音材の計算結果
    4. 最適積層構造の検討
    5. 極細繊維材の吸音率予測手法
  4. 制振材が積層された自動車パネルの有限要素解析
    1. ロードノイズについて
    2. 制振材の効果
    3. 制振材の最適配置手法 (自動車の軽量化)
  5. 防音材が積層された自動車パネルや車室空間の吸音材の有限要素解析
    1. フロアパネルまわりの防音構造
    2. 解析手法 (多孔体内部空気の数式化) と実験検証結果
    3. 車室空間の吸音材の最適配置検討
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 黒沢 良夫
    帝京大学 理工学部 機械・精密システム工学科
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第1グループ活動室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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