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ゴム材料の劣化機構とその対策および耐久性の評価方法

ゴム材料の劣化機構とその対策および耐久性の評価方法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ゴム材料の各種環境劣化 (耐熱性・耐寒性・耐油 (耐液) 性・耐オゾン性・耐塩素水性) について、その原理、原因と対策を分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2018年9月25日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • ゴム製品の設計、成形、品質、評価に関連する技術者
    • 防振ゴム
    • 建築材料
    • 医療機器・医療器具
    • 日用品
    • 家具 等
  • ゴムの不良対策で課題を抱えている担当者

修得知識

  • ゴム材料 (天然ゴムと合成ゴム) の概要とその特性
  • ゴム材料の各種環境劣化機構とその対策処方
  • ゴム材料の環境劣化に対する耐久性評価方法、寿命予測

プログラム

 ゴム部品は、自動車・航空機・各産業機械から電気・ガス機器・給湯器・水道設備等、我々が身の回りで使用している部品の機能を維持するための重要な役割を果たしている。これらの各種機器の寿命が使用されているゴム部品の寿命によって左右される場合が多くあると言われている。
 ここでは、ゴム材料についての概要を冒頭に簡単に説明した後に、ゴム材料の機能を損なう各種環境劣化要因から主なものとして耐熱性・耐寒性・耐油 (耐液) 性・耐オゾン性・耐塩素水 (水道水) 性の5項目について、その劣化機構と対策処方についてそれぞれ述べる。耐油 (耐自動車燃料) 性と耐塩素水 (水道水) 性では、実際の使用されている製品の材料開発時点でのトラブル発生とその対策事例を報告する。
 さらに、環境劣化要因から耐熱性・耐オゾン性・シール (耐熱+耐液) 性における耐久性評価方法 (寿命予測法につながる) の紹介を行う。

  1. ゴムとは
  2. ゴム材料 (天然ゴムと各種合成ゴム) について
    1. 天然ゴムと各種合成ゴム
    2. 各種ゴム材料の特性について
  3. 環境劣化機構 (メカニズム) とその対策
    1. 耐熱性
    2. 耐寒性
    3. 耐油 (液) 性
      1. 自動車燃料 (アルコール含有燃料) シール部品の材料開発でのトラブル (膨潤大) と対策事例
      2. 自動車燃料 (バイオディーゼル燃料) シール部品の材料開発でのトラブル (硬化大) と対策事例
    4. 耐オゾン性
    5. 耐塩素水 (水道水) 性
      1. 給湯器シール部品の材料開発でのトラブル (黒粉現象) と対策事例
      2. 給湯器シール部品の材料開発でのトラブル (高温水膨潤) と対策事例
  4. 環境劣化での耐久性評価方法 (寿命予測法)
    1. 耐熱性
    2. 耐オゾン性
    3. シール性 (Oリング製品として)
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 堀田 透
    藤倉コンポジット株式会社
    技術顧問

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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