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3次元培養はなぜ注目されているのか?

3次元培養はなぜ注目されているのか?

~必須知識、ポイントと品質管理・最新応用まで / 応用事例: より短期間で積層構造を構築~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年7月30日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

 高齢化社会が進む中、医療・創薬分野が伸びています。その中で、今最も注目されているのが三次元培養です。従来のシャーレを用いた二次元培養ではなぜダメなのでしょうか? 三次元培養は何がいいのでしょうか?何が期待されているのでしょうか? 本講座では、その疑問を分かりやすく解説します。

  1. なぜ今、三次元培養・組織化が必要か?
    • 医療・医薬品
    • ヘルスケア分野の現状
    • 法制度
    • 市場動向
  2. 三次元培養・組織化の基礎、最新動向とメリット
    1. 三次元培養・組織工学の歴史的背景
    2. 二次元培養と三次元培養の違い – 三次元培養のメリットとは
    3. 形態面、機能面での違い
    4. 細胞 – 細胞間相互作用の重要性
    5. 移植効率と治療効果
    6. 三次元培養の分類・種類
    7. スフェロイド
    8. 積層体
    9. ハイドロゲル
    10. スキャホールド
    11. 三次元培養に使われる足場材料・培地・増殖因子
    12. 足場材料に必要な基本的性質
      • 生体適合性
      • 細胞接着性
      • 生分解性
      • 成形性
    13. 足場材料の生分解性
    14. バイオマテリアルとして使用されている材料
      • ポリ乳酸
      • コラーゲン
      • キチン/キトサンなど
    15. 三次元培養に使用される培地
    16. 三次元培養に使用される細胞増殖因子
    17. 関連する培養技術
    18. 様々な足場材料
    19. 三次元培養システム
    20. スフェロイド作製キットシ等
    21. 細胞パターン化技術
    22. 画像処理による細胞品質管理
    23. 酸素供給による高品質三次元組織構築
    24. 代表的な応用用途・製品化事例、最新研究例
  3. 三次元培養・組織化を行うにあたって必要な知識、ポイント
    1. 細胞接着
    2. 細胞の接着には接着タンパク質が重要
    3. フィブロネクチンとは?
    4. インテグリンフィブロネクチンの分子認識、相互作用
    5. 接着タンパク質と基材表面の関係
    6. 材料表面の接触角測定
    7. 様々な汎用性高分子接着性比較
    8. 細胞の接着に適している表面
    9. タンパク質吸着と材料表面の親水性・疎水性の関係
    10. フィブロネクチンコーティング表面への細胞接着の様子
    11. 細胞 – 細胞間の結合
    12. 上皮細胞の接着結合とギャップ結合
    13. がん細胞の上皮 – 間葉転移やオルガノイドの上皮組織
  4. 三次元培養における細胞の品質管理
    1. 細胞の品質保証
    2. 生産体制
    3. 今後の品質管理の課題
  5. 細胞積層法の基礎メカニズムとその応用
    1. 細胞積層法のメカニズム
    2. 細胞を積層した時の高い細胞機能
    3. 【応用事例1】:ヒト動脈壁モデルの構築とドラッグデリバリーシステム
    4. 【応用事例2】:細胞積層培養キット「CellFeuille®」の開発
  6. 細胞集積法の基礎メカニズムと応用 – より短期間で積層構造を構築
    1. 細胞集積法のメカニズム – 細胞積層法からの違い、メリット
    2. 毛細血管・リンパ管網を有する三次元組織体の構築
    3. 開口型血管網の構築
    4. 脈管構造を有する皮膚モデルの構築
    5. 【応用事例1】:がん細胞浸潤モデルの構築と個別化医療への応用
    6. 【応用事例2】:ヒトiPS由来心筋組織体の薬効・毒性評価への応用
    7. 【応用事例3】:インクジェットプリントを用いた三次元肝組織チップの作製
    8. 【応用事例4】:細胞積層培養キット「CellFeuille®」の開発
  7. まとめ・今後の展望
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

1F A+B会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

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