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プレス加工における潤滑技術の基礎と実際

プレス加工における潤滑技術の基礎と実際

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、潤滑技術の基礎から解説し、適切な潤滑油の選定、トラブルと未然防止策・対応策、最新開発動向について詳解いたします。

開催日

  • 2017年8月28日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • プレス加工に携わる技術者
  • 現在、潤滑油の選び方・使い方でトラブルを抱えている方
  • 潤滑技術の基礎から実際までを学びたい方
  • 潤滑油のコストを下げたい、洗浄容易な低粘度油に変えたい、環境に優しい潤滑油に切り替えたい、潤滑油を極力使用しないセミドライ加工、ドライプレス加工を実用化したい方

修得知識

  • 摩擦と摩耗、焼付き現象の基礎
  • 潤滑油の中身とその摩擦低減メカニズム
  • 最適な潤滑油を自分で選んで使えるようになる
  • ドライプレス加工に関連する最先端の開発状況

プログラム

 プレス加工において、潤滑油は摩擦・摩耗の低減、仕上げ面の向上、工具寿命の向上等、大変重要な役割をしています。しかし、このような潤滑油の役割を理論的に理解している技術者は少ないと言えます。 この講義では、まず、潤滑油がどのようなメカニズムで摩擦・摩耗、焼き付き低減させているのかを、原子・分子の世界にまでさかのぼって学びます。つぎに、これらの基礎的な理論を実際のプレス加工に適用した事例を学びます。基礎から応用までを系統立てて理解することによって、実際の生産現場において、最適な潤滑油の選び方・使い方ができるようになります。
 非常に厳しい加工条件の場合には、最適な潤滑油を使用しても満足な結果が得られないということもしばしば発生します。このような場合は、金型自体の材質変更、あるいは表面処理の活用も必要となります。金型材質、表面処理をうまく活用すると、最終的には潤滑油を使わないドライプレス加工も可能になります。そのドライプレス加工の最先端の開発状況についても紹介します。

  1. 潤滑技術の基礎の基礎
    1. 摩擦・摩耗が発生するメカニズム
    2. 潤滑油が摩擦・摩耗を低減するメカニズム
    3. 潤滑油はどのような物質で構成されているか
    4. 潤滑油の代表的な添加剤とその作用機構
  2. プレス加工における潤滑技術の基礎
    1. 摩擦界面への潤滑油の導入メカニズム
      1. 動粘性効果 (くさび効果と絞り膜効果) による導入
      2. 被加工材の表面凹凸による導入
      3. 潤滑剤の吸着被膜による導入
    2. 摩擦界面における潤滑油の作用機構
      1. 流体潤滑・境界潤滑・混合潤滑
      2. ミクロプールメカニズムの存在とその効果
  3. 実際のプレス加工における潤滑技術
    1. 絞り加工における潤滑技術
    2. しごき加工における潤滑技術
  4. 金型材質変更による潤滑技術の向上とドライプレス加工の最前線
    1. セラミックス工具の活用
    2. DLC膜コーテッド工具の活用
    3. CVDダイヤモンド膜コーテッド工具の活用
    4. 焼結ダイヤモンド工具の活用
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。