膜を使ったWFI製造装置は、今後避けて通れない。その理由は、性能・コスト・管理・面において既存蒸留法よりも優れているからである。では、なぜ、現在まで、膜利用が限定的であって、蒸留器が本流だったのだろう?
本講において、およそ35年間WFI製造現場で考え続けた疑問を礎に、新しい試みとして、参加者と共にディスカッション形式で、この課題をお話しします。 本件に、ご興味がある方は是非ご参集ください。
- WFI現状整理
- WFIとは
- WFIは無菌?
- 蒸留器によるWFI製造の問題点
- エンドトキシン除去率はどの位か?
- ON – OFF運転は大丈夫なの?
- 欧州薬局方 (Ph.Eur.) 2017年4月からの改訂について
- 改訂の事実関係
- 蒸留器は継続使って良いか?
- ROが蒸留器に代わってWFIを製造できるのか否か?
- ROでは否!
- UFではなぜ可か?
- EU当局 (EPDM) のWFI製造法へのこれまでの見解
- プラスチックアレルギー?
- ステンレス崇拝?
- 今回のPh.Eur.改訂の直接的な要因は何か
- Ph.Eur.ベース査察で求められる視点は?
- 日本におけるWFI製造の過去から現在まで
- WFI製造装置の維持管理に求められる視点
- QRM (Quality Risk Management) と自主管理法
- accountability
- 膜分離と蒸留法のおおきな差異、
- ROの特徴と問題点
- WFI製造法として求められる膜分離の条件
- WFI製造装置未来形の提案