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ワイヤレス給電技術におけるシステム設計と伝送効率向上

ワイヤレス給電技術におけるシステム設計と伝送効率向上

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、自動車向けワイヤレス給電の電力伝送効率向上と走行中給電技術について詳解いたします。

開催日

  • 2016年12月7日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 非接触給電技術の基礎知識
  • 自動車用非接触給電技術
  • 走行中非接触給電技術
  • ワイヤレス給電システムの概要

プログラム

第1部 無線電力伝送システムにおけるレクテナ・整流回路の高効率化技術

(2016年12月7日 10:30〜12:10)

 高周波数における無線電力伝送の受電素子として、アンテナと整流回路を一体化したレクテナが用いられる。
 本講座では、このレクテナに用いる整流回路として、ブリッジ形整流回路とコッククロフト・ウォルトン整流回路を取り上げ、いずれも高インピーダンスで駆動することにより、高効率動作が得られることを示す。
 さらに、この高インピーダンス駆動を可能とする折り返しダイポールアンテナの設計事例を示す。このような整流回路とアンテナの協調設計により、トップレベルの性能を得ることができている。

  1. マイクロ波帯における無線電力伝送の課題
  2. ブリッジ形高周波整流回路の基本特性と開発事例
    1. 基本構成
    2. 整流特性と高インピーダンス動作による高効率化
    3. 100MHz帯ブリッジ形整流回路の開発例
    4. 2.4GHz帯における高インピーダンスアンテナを用いた高効率レクテナ
  3. DTV放送波を用いた500MHz帯微弱電力レクテナ
    1. 開発の課題
    2. 基本構成
    3. 設計
    4. 実験結果
    5. 東京でのフィールド試験結果
    • 質疑応答

第2部 磁界結合6.78MHz直流共鳴ワイヤレス給電の動向と設計法

(2016年12月7日 13:00〜14:40)

  1. ワイヤレス給電の動向と10MHz級直流共鳴デモ実験
    1. ワイヤレス給電と高周波パワーエレクトロニクス
    2. 共鳴結合方式と電磁誘導方式
    3. 直流共鳴方式とは?共鳴フィールドとは?デモ実験 (50W以下)
  2. 共鳴システムの実用設計法
    1. 4次元時空間とシミュレーション実演 (Femtet解析)
    2. 3つの解析法
      • 複共振回路/MRA
      • 調波共鳴/HRA
      • F行列共鳴/FRA
    3. ワイヤレス給電システムの特性解析
  3. GaN FETを用いた開発事例と空間伝送路
    1. ZVS動作と500W級非接触給電 (出力480W、電力効率95.5%)
    2. GaNを用いた10MHz級システム (出力75W、電力効率74.0%)
    3. 設計事例とデモ実験 (50W以下)
    • 質疑応答

第3部 電磁誘導型非接触力伝送システムの設計手法

(2016年12月7日 14:50〜16:30)

  1. 非接触電力伝送技術の基礎
    1. 非接触伝送の考え方
    2. 非接触伝送の特失
  2. 各種非接触給電方式と電磁誘導方式の特性比較
  3. 非接触伝送技術の応用例と今後の展望
    1. 家電分野
    2. 自動車関連分野
    3. 医療分野
  4. 生体安全性の考え方
  5. 各種課題設定に対しての設計指針
    1. 低結合条件における特性改善
    2. コイルから発生する電磁ノイズの低減
    3. 複数個の機器を同時にワイヤレス給電
    • 質疑応答

講師

  • 伊東 健治
    金沢工業大学 工学部 電子情報通信工学科
    教授
  • 細谷 達也
    株式会社 村田製作所 技術・事業開発本部 デバイスセンター
    プリンシパルリサーチャー
  • 松木 英敏
    東北大学 大学院 医工学研究科 医工学専攻 / 工学研究科 電気・通信工学専攻
    教授

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
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