技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
本セミナーでは、ダイヤモンド結晶の基礎から工具寿命を伸ばす方法をなどわかりやすく解説いたします。
技術先進国であるかどうかの指標として、ダイヤモンド工具使用量が物差しになることがある。1980年代の我が国のダイヤモンド工具使用量は、金額ベースで年間500億円ほどであった。その後、バブル崩壊の1991年までは、超精密加工技術は目覚しい発展を遂げ、ダイヤモンド工具の年間使用量は1200億円にまで達した。しかしバブル崩壊により、年間使用量は900億円に落ち込んだ。その後幾分の回復はあったが、年間使用量は横這い状態が続いている。このことから、我が国の超精密加工技術の進歩は停滞したと思われる。超精密加工技術が飛躍的に発展した時代には、ダイヤモンドの結晶と超精密加工技術について、たびたび解説が行われたが、最近ではあまり解説されなくなってしまった。一方で、近隣諸国の超精密加工技術が加速度的に進歩して来ており、極東アジアの技術的リーダーであった日本の存在を脅かすようになってきている。
講師は、1984年から1998年までの14年間、 株式会社 東京ダイヤモンド工具製作所に所属して、主に単結晶ダイヤモンドバイトの製品研究開発に携わり、トリスタン (衝突型素粒子加速器) の部品加工用バイト、大型アルミハードディスク (直径約30cm) 加工用バイト、ポリゴンミラー加工用バイトなど、最先端の超精密加工現場にバイトを提供してきた。その間、いくつかの画期的な発見・発明… ({112} 結晶面の発見と、{112} 結晶面を掬い面にしたバイトの製品開発により、従来の50倍の寿命の達成、ダイヤモンドと被加工物の間で起こる化学反応の発見とその対策など) …があったが、その発見・発明はメーカー側の都合で世間に公表されることは少なかった。現在はフリーな立場で、技術コーディネーターをしているが、フリーになったことで、今まで公表できなかったことを、世間に公表できることになった。ここで、改めてダイヤモンドの結晶と超精密加工技術について、詳しい解説を行うことにした。この解説が、日本の超精密加工技術の更なる発展の一助になれば幸いである。
はじめに
発行年月 | |
---|---|
2024/4/30 | 次世代半導体用の難加工結晶材料のための超精密加工技術 |
2013/4/1 | 超硬工具 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2013/4/1 | 超硬工具 技術開発実態分析調査報告書 |
2012/5/20 | エレクトロニクス分野へのダイヤモンド応用技術 技術開発実態分析調査報告書 |
2012/5/20 | エレクトロニクス分野へのダイヤモンド応用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |