2016年4月スタート
(芳香族)アミン規制への企業対応、試験評価の進め方
東京都 開催
会場 開催
開催日
-
2016年4月25日(月) 10時00分
~
17時00分
プログラム
第1部 特定芳香族アミン~日本の法制化の動向~
(2016年4月25日 10:00〜11:10)
繊維製品において、特定芳香族アミンを生成するアゾ化合物 (染料) の規制が本年4月から始まりました。規制される特定芳香族アミンとは何か、各国の規制状況と日本 の法制化の動向及び特定芳香族アミンの検出試験方法について説明します。
- 特定芳香族アミンとは
- 特定芳香族アミンとは
- アゾ色素とは
- アゾ色素から生成する芳香族アミン
- 各国の規制状況と繊産連自主基準について
- 諸外国での規制状況
- 日本での自主基準
- 繊産連のガイドライン
- 不使用宣言書
- 分析方法の概要説明
- 試験方法について
- 分析結果の状況について
- JIS化と法制化の動向
- JIS化の動向について
- 法制化の動向について
- 有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律について
第2部 特定芳香族アミンに対する分析手法とその試料前処理について
(2016年4月25日 11:20〜12:30)
弊所が行っている特定芳香族アミンの分析法を説明します。また,公設試験研究機関として繊維産業を支援するために付随する諸問題に取り組んだ結果を発表いたします。
- 導入: アミン分析について
- 分析の流れ
- 試料の調製
- 還元分解
- 固相抽出
- GC-MS測定
- 過還元するアミンに対して
- アミンの確認
- 産技研での取り組み
- 正確な測定に向けての試行錯誤
- 値がおかしくなってしまった方法
- 迅速な分析に向けて
- 固相抽出を行わない分析法
- 染料粉末と染色布との比較
- 業界支援へ向けた分析
- 安心安全なものづくりに向けて
第3部 アパレル業界における24種の特定芳香族アミンを 生成するアゾ染料の規制と取扱い表示記号変更について
(2016年4月25日 13:10〜14:20)
数年前から海外のグローバル企業が国内販売を始めており、国内アパレル企業もグローバル化への対応が必要になっている。国内でもグローバル化に対応した法規制がおこなわれている。アパレル業界の法規制に対する対応を説明する。
- 24種の特定芳香族アミンを生成するアゾ染料の規制
- 背景
- 繊維製品の規制物質
- 有害物質を含有する家庭用品規制法
- アゾ染料と特定芳香族アミン
- 業界の対応
- 繊維業界としての対応 (ガイドラインの運用)
- アパレルとしての対応 (導入キットの運用)
- これからの対応方法
- 取扱い表示記号変更について
- 表示記号変更の背景
- 表示記号の概要
- これからの課題
第4部 (アゾ化合物、芳香族アミンを含めた) 食品用器具・容器包装、家庭用品に使用される化学物質の安全衛生に関する動きと企業の対応
(2016年4月25日 14:30〜15:40)
食品用器具・容器包装、家庭用品などに使用される安全衛生については各国で規制 が進んでいる。特にひと健康との関連が指摘されるアゾ化合物、芳香族アミンを中心に 規制の動きとこれに対し求められる企業の対応を紹介する。
- 食品用器具・容器包装規制
- 欧州枠組み規則とプラスチック規則 (PIM)
- ゴムに含まれるニトロサミンに係る指令93/11/EEC
- ポリアミド製品に係る規則 (EU) No 284/2011
- ポリアミド由来一級芳香族アミンに係るガイドライン
- 非意図的添加物質 (NIAS) 、ファンクショナルバリヤーの位置づけ
- PIMとREACHの関係
- FDA食品医薬品化粧品法と連邦規則集
- 欧米以外の規制
- 日本の業界自主基準
- 家庭用品規制
- REACH付属書ⅩⅦエントリ43アゾ系色素
- ドイツ日用品規制
- 中国国家標準GB 18401
- 韓国品質経営工産品安全管理法とその動向
- Oeko-Tex標準100
- 2015年政令第175号、厚生労働省令第124号
- 日本の業界ガイドライン
第5部 ポリウレタンフォーム製造におけるアミンエミッションフリー触媒の適用・効果とその評価
(2016年4月25日 15:50〜17:00)
- ウレタン発泡用触媒の役割と機能
- ウレタン発泡用触媒の種類と役割
- アミンエミッションが引き起こす問題
- アミンエミッションに対する対応策
- エミッション規制の動向と分析法
- 自動車材料用途に関するエミッション規制と分析法
- 家具材料用途に関するエミッション規制と分析法
- 反応型触媒の機能と応用例
- 反応型触媒の種類とエミッション分析
- 自動車材料用途への反応型触媒の応用例
- 家具材料用途への反応型触媒の応用例
講師
坂井 史治 氏
一般財団法人 ボーケン品質評価機構 開発部 兼 東京事業所 化学分析センター
課長
緒方 規矩也 氏
地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
色染化学チーム
研究員
神崎 晃 氏
株式会社レナウンアパレル科学研究所
統括担当部長
石動 正和 氏
一般社団法人 化学研究評価機構 (JCII)
食品接触材料安全センター
情報調査・広報室
情報調査・広報室長
藤原 裕志 氏
東ソー株式会社
有機材料研究所
アミン誘導体グループ
副主任研究員
主催
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