技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ICH M7 (和訳版) Step5 変異原性不純物ガイドラインにおけるQSAR/in silico変異原性予測の方法・評価とエキスパートレビューの実際

ICH M7 (和訳版) Step5 変異原性不純物ガイドラインにおけるQSAR/in silico変異原性予測の方法・評価とエキスパートレビューの実際

~QSAR Expert Reviewと情報調査の実践~
京都府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、変異原性不純物 (ICH M7) ガイドライン (Step5 和訳版)について基礎から解説いたします。
補遺「ICH M7ガイドライン原則の化合物特異的な許容摂取量算出への適用」 (Step2版) 対応について詳解いたします。

開催日

  • 2016年4月22日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • in silicoツールを用いた変異原性予測の方法や手順、結果判断の具体例
  • Expert Reviewによる評価の具体例
  • Expert Reviewにおける課題やその対応方法
  • 情報調査の具体例
  • in silico予測の実践及びExpert Reviewの方法
  • in silico予測結果の評価、特に、Inconclusive、Out of domain、No call、Outcomeの再評価など判断に苦慮するケースの実例
  • 化合物特異的許容摂取量の算出

プログラム

 「潜在的発がんリスクを低減するための医薬品中DNA反応性 (変異原性) 不純物の評価及び管理」ガイドライン (ICH M7ガイドライン) (Step 5、和訳版) が2015年11月10日公表されました。2016年1月15日、我が国でのM7が発効し、M7ガイドラインによる日、米、欧三極全体での事業者義務が発生しました (欧米は昨年までに発効) 。これに伴い、本ガイドラインの適用により医薬品新原薬、新製剤等を対象に医薬品中不純物の変異原性評価、管理が求められます。また、ICH M7ガイドライン補遺「ICH M7ガイドライン原則の化合物特異的な許容摂取量算出への適用」 (Step 2版) が2015年6月9日付で公表されており、2016年1月19日、国内のパブコメが終了しました。
 本講演では、事業者のM7対応、実践のためお役立ていただくことを目的に、変異原性情報調査の方法と変異原性評価の実践、QSAR/in silicoによる変異原性予測の方法と評価 – Expert Reviewの実践 – 、化合物特異的な許容摂取量の算定 – ICH M7 (R1) の概要 – を中心にご説明し、事業者の関心事項の内容もご紹介します。

  1. ICH M7ガイドライン (Step 5、和訳版) の概要
    • 日本でのM7ガイドラインの内容 (和訳) が公表された。その内容について概説します。
  2. 変異原性情報調査の方法と変異原性評価の実践
    • 情報調査の方法や手順、結果判断について具体例を示します。
  3. QSAR/in silicoによる変異原性予測の方法と評価 – Expert Reviewの実践 –
    1. in silicoツールを用いた変異原性予測の方法や手順、結果判断について具体例を示します。
    2. Expert Reviewによる評価の具体例をケーススタデイで示します。
    3. Expert Reviewにおける課題やその対応方法を提案します。
  4. 変異原性評価・判断
    • 情報調査及びQSAR/in silicoによる変異原性予測から得られた結果に基づき変異原性評価の具体例を解説します。
  5. 化合物特異的な許容摂取量の算定 – ICH M7 (R1) の概要 –
    1. 「化合物特異的な許容摂取量の算定」の要件
    2. 標準方法
      1. 直線作用機序と許容摂取量 (AI) の算出
      2. CPDBについて
      3. 試験選択
      4. 腫瘍及び部位の選択
      5. 投与経路
      6. TD 50からのAIの算出
    3. AI 算出の代替方法
      1. 公表された規制上の限度値
      2. 非線形 (閾値) 作用機序及び許容1日曝露量 (PDE) の算出
    4. 15物質の許容摂取量の算定例
  6. 事業者の関心事項と対応方法
    1. 事業者から寄せられたご質問約30件を下記のようなカテゴリーでご紹介し、対応方法案をお示しします。
      1. ガイドラインの適用について
      2. 情報調査の方法
      3. in silico予測の方法とExpert Review
      4. クラス判定・総合評価
      5. 許容摂取量
      6. 品質管理
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 菊野 秩
    株式会社 医薬品不純物安全性評価研究所 (PhiAS)
    代表取締役

会場

京都府民総合交流プラザ 京都テルサ

東館 2F 研修室

京都府 京都市 南区東九条下殿田町70番地 新町通九条下ル 京都府民総合交流プラザ内
京都府民総合交流プラザ 京都テルサの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/4 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/2/4 体外診断用医薬品の保険申請戦略と申請書の書き方 オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 基礎から学ぶ分析法バリデーション オンライン
2025/2/5 バリデーション入門講座 オンライン
2025/2/5 高効率を目的としたGVPにおける情報収集と自己点検、教育訓練 オンライン
2025/2/5 医薬品CMC開発における治験薬GMP対応 オンライン
2025/2/5 無菌医薬品の滅菌選択順位の考え方と無菌性保証における無菌試験の限界、並びにパラメトリックリリースの推奨 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/2/5 NMPAをはじめとする中国医薬品開発の実施/申請プロセスおよび要求される法規と医療保険政策情勢 オンライン
2025/2/5 LBPs (Live Biotherapeutic Products) におけるCMC開発 オンライン
2025/2/5 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2025/2/6 治験薬GMPにおける品質システム運用と記録の残し方 オンライン
2025/2/6 インドネシアにおけるハラール認証BPJPHをふまえた医薬品・医療機器開発等の留意点とポイント オンライン
2025/2/6 中国市場における知財の特徴・現状/中国知識産権局からの審査の実態と対策及び裁判の実態と対策 オンライン
2025/2/7 GMP工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/2/7 GMP工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/2/7 PV・MA・マーケティング部門における医療情報データ (RWD) 活用の実践 オンライン
2025/2/7 薬価算定の基礎と希望薬価取得ノウハウ オンライン
2025/2/7 医薬品工場の空調設備設計とバリデーション実施のポイント及びトラブル対策 オンライン