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高分子 / 水系の相互作用と水和

高分子 / 水系の相互作用と水和

~親水・疎水性、溶解性、撥水性、Dry Waterを解説~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、親水性・疎水性を理解するための基礎知識として、種々の水和や相互作用について解説するとともに、親・疎水性の評価の仕方について実例を交えて詳解します。

開催日

  • 2016年3月30日(水) 10時30分16時30分

修得知識

  • 高分子/水系(溶液、ゲル、界面)での相互作用
  • 親・疎水性 (撥水性) の評価法・調製法
  • 水溶性 (ゲルの膨潤度、コロイド安定性) を増減するにはどうすればよいか
  • 水の特性評価
  • DryWaterなどの新規物質

プログラム

 高分子の親・疎水性は何か単独の因子で決められるほど単純ではありません。
 本講座では、それらを理解するための基礎知識として種々の水和や相互作用について解説するとともに、親・疎水性の評価基準について実例を交えて紹介します。
 また、「水」に関わるこの分野は非常に基本的であるにもかかわらず、最近でもこれまで「常識」とされていた事柄が誤りであったことが次々と明らかになっています。それらの解説を通して、これまでの誤った「常識」や「思いこみ」をただします。

  1. 親水性とは何か? 疎水性とは何か?
    1. 水の特性
      1. 水分子
      2. 気相の水
      3. 液体水
      4. 特性とその起源
      5. 液体水の構造と特性をいかにイメージするか?
    2. 水系の相互作用
      1. 水系の特徴
      2. van der Waals (VW) 相互作用
      3. 極性分子のVW相互作用
      4. 静電相互作用
      5. 水素結合
      6. 水素結合の種類
      7. π水素結合
      8. その他の相互作用
    3. 水和
      1. 水和の種類
      2. イオン性水和
      3. 水和によるイオンの分類
      4. 水素結合性水和
      5. 糖類の水和
      6. 疎水性水和
      7. クラスレート水和物
      8. 高分子基質中の水
      9. 水素結合や水和の評価・測定法
      10. 疎水性水和の評価・測定法
    4. 水和を介した相互作用
      1. 似たもの同士は引きつけあう
      2. イオンペア形成と水和
      3. イオン種特異的イオンペア形成
      4. 水和エネルギーによる予測
      5. 疎水性相互作用
      6. 疎水性相互作用の実例
    5. 親・疎水性の定義 ~絶対的に考えるか? 相対的に考えるか?~
      1. 水と油はなぜ混ざらないのか?
      2. 親・疎水性はどのように定義されるか?1、2
      3. 親・疎水性の分類法
    6. π電子系の特異性
      1. ベンゼンは疎水性か?
      2. 親水性の要因
      3. π電子系の特異性
  2. 高分子の親・疎水性を決めるもの
    1. 高分子の溶解性 (基礎) ~高分子は本質的に溶け (混ざり) にくい~
      1. 混合、溶解、分散の違い
      2. エタノール水溶液
      3. 溶解のエネルギーバランス
      4. 混合に伴う相互作用変化
      5. 分散相互作用による混合
      6. 水素結合による溶解・混合
    2. 高分子の溶解性 (実例)
      1. 条件付き親・疎水性高分子
      2. 異種水和共存効果1~4
      3. 例外例
    3. 水溶解性の制御 ~温度と構造~
      1. 温度効果の利用
      2. 静電相互作用
      3. 疎水性相互作用
      4. 相互作用の共存効果1、2
    4. 第三成分の添加効果 ~塩類と有機溶媒~
      1. 塩類
      2. ホフマイスター順列
      3. アニオンの水界面吸着傾向
      4. 水素結合性水和に対するイオン効果
      5. 塩効果の濃度依存
      6. 有機溶媒
      7. 溶解度パラメータの不適用例
      8. ドナー数とアクセプター数
      9. 適用例
      10. 水/有機溶媒混合系1、2
    5. 界面の撥水性とぬれ ~この世で最も疎水性の物質は何か?~
      1. 撥水性とLotusEffect
      2. ヤングの式
      3. 表面粗さと接触角の相関
      4. 転がりやすさは何で決まるか?
      5. ヒステリシスはどのように理解されるか?
      6. 親・疎水性 (撥水性) の調整例1、2
      7. セルロース表面の親・疎水性
      8. 環境応答性
      9. この世で最も疎水性の物質とは?
      10. 疎水性物質/水界面の特異性
    6. Dry Waterとは何か? ~疎水性ナノ微粒子が生み出す新しい物質形態~
      1. Dry Water (DW) とは?
      2. 調製法
      3. DWの歴史
      4. DWの仲間
      5. Dry Matter (DM) の調製条件
      6. DM生成の基本理由
    • まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 佐藤 満
    東京工業大学 大学院理工学研究科
    准教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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主催

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受講料

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: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
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本セミナーは終了いたしました。

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