精製・再沈技術をスキルアップさせる晶析技術ノウハウ
~沈殿、再沈、再結晶、析出、etc. 結晶関連プロセスに役立つ基礎と応用~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、晶析操作の基礎から、結晶化現象の解析方法、結晶品質の作り込み戦略までを易しく解説いたします。
開催日
-
2016年3月11日(金) 10時30分
~
16時30分
修得知識
- 再沈・再結晶でのトラブル回避の実践的手法
- 結晶純度、結晶形態、結晶多形、粒径分布改善法のコツ
- 結晶品質制御の戦略
- DSC、XRD、測定データの実践的活用法
- 回分冷却晶析、非 (貧) 溶媒添加晶析、反応晶析法のコツ
- オイルアウト現象の理解
プログラム
化成品の研究、製造の現場では、物質の精製や粒子群製造の目的で「再沈」や「再結晶」と呼ばれる操作が行われている。ところが、その操作の少しの違いが、沈殿物である結晶粒子群の品質に影響を与え、生産性にも大きな影響を与えることがある。例えば、純度、粒径分布、形状、結晶多形に関わる問題である。実は、この結晶性物質に品質を作り込むプロセス技術が「晶析技術」である。
そこで、このセミナーでは、「再沈」「再結晶」と「晶析技術」との接点にふれながら、どうやれば結晶品質を改善できるのか、そしてその本質は何なのかを解説する。普段有機合成を専門に研究している研究技術者には結晶作りの“コツ”について、そして普段から晶析技術に関わっている研究技術者には、より深い結晶品質制御の“戦略”について答えたい。
- 再沈・再結晶と晶析操作との接点
- 現場で遭遇するトラブル –
- 結晶品質に関するトラブル事例
- 有機合成と晶析操作との接点
- 晶析操作の目的と原理
- 再沈・再結晶での結晶化の解析とその速度論
- 現場で起きている結晶化を改善するためのデータの取得法 –
- 再沈での結晶成長
- 結晶化の推進力と固液平衡
- 核発生と成長速度論
- 結晶粒子群品質
- DSCデータから何を読み取るか
- XRDデータから何を読み取るか
- 事例と演習で理解する結晶化の推進力
- 結晶化現象のメカニズムとその制御
- 再沈・再結晶に関わる具体的問題解決アプローチを理解する –
- 結晶品質に関するトラブル事例
- 結晶多形変化
- 結晶形態変化に及ぼす操作因子
- 粒径分布の考え方
- 結晶純度改善のためのテクニック
- オイルアウト現象のメカニズムとその回避法
- 演習で理解する結晶品質の制御
- 晶析操作の設計と品質のつくり込み
- 結晶品質を作り込むための戦略を理解する –
- 再沈・再結晶による精製操作の基本戦略
- 冷却温度プログラム設計
- 非 (貧) 溶媒添加晶析での操作戦略
- スケールアップの留意事項
- 最新トピックス紹介
- 最先端のラボで使われている技術紹介 –
- オンラインセンサー利用技術
- 光学分析 (FT-IR、ラマン) 利用技術
- まとめ
講師
滝山 博志 氏
東京農工大学
大学院 工学研究院
応用化学部門
教授
主催
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お問い合わせ
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受講料
1名様
:
42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
:
22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
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