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粉体・粒子の混合メカニズムの理解とトラブルへの対処策

粉体・粒子の混合メカニズムの理解とトラブルへの対処策

~上手に無駄なく混ぜるコツを掴もう~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、粉体・粒子の混合メカニズムの理解とトラブルへの対処策について詳解いたします。

開催日

  • 2015年8月28日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 粉体・微粒子分散に関連する技術者・研究者
    • 医薬品
    • 化学品・化学原料
    • 食品
    • 化粧品
    • 塗料
    • 電子材料
    • 金属材料
    • 電池材料
    • 粉末治金
    • セラミックス
    • 肥料 など
  • 粉体・表面処理に関連する技術者、品質担当者

修得知識

  • 粉体の基礎
  • 混合技術の基礎
  • 粉体混合の実践的ノウハウ

プログラム

 粉体の混合は、その過程が把握できにくく、また評価が難しい。本講では、まず粉体の諸物性がその挙動に与える影響とそれを制御する方法について基本的な考え方を述べる。次に混合について、基本的に目標とすべき考え方、混合のメカニズム、混合における実際の工夫、混合の評価方法を解説する。バッチ混合と連続混合の違いと具体的な多岐にわたる機種について、各装置の原理と構造を説明し、選定のための考え方を提示する。また、一般によく知られていない偏析 (混合物が分離してしまう現象) では、粉体の製品・中間製品の中での成分が偏ることはもちろん、粒子径や密度などによって偏ってしまうことで致命的な問題を生むことがある。その原理、現象の現れ方、実践的防止対策を解説する。
 さらに、付録資料である「粉体プラントにおけるトラブル」について、資料説明として簡単に述べる。最後に「技術の発想法」と題して、技術上の工夫の方法について、すぐにでも実践に応用できる汎用的な考え方を述べる。

  1. 粉体の取り扱いのコツ (プロローグ)
    1. 粉体とは
      • 粉体の分類
      • 粉体と粒体の境界
      • 粉体の効用
    2. 粉体を扱う上での落とし穴
    3. 面倒な扱いをなくすための工夫
  2. 混合
    1. 混合とは
    2. 完全混合状態の意味
    3. 混合をどこまでやればよいか
    4. 混合度の直接判定
      • 測定サンプル作成と偏差の算出
      • 混合度の表示方法
      • 混合度を測定する基本的な方法
      • 混合度の判定での課題
    5. 混合度の間接判定
      • 視覚センサーによる方法
      • 条痕法
      • かさ密度による方法
      • バリデーション法
      • 人の五感による方法
    6. 混合比、混合能力、混合速度
    7. 混合の実際
      • 工業的な混合の目的
      • 混合過程
      • 移動 (対流 混合
      • 剪断混合
      • 拡散混合
    8. バッチ混合と連続混合
    9. 混合装置の選定
      • 容器回転型
      • 機械撹拌型
      • 高速撹拌・剪断型
      • 流動撹拌型
      • 無撹拌型
      • 多機能型
      • その他
    10. 混合操作上の問題
      • 混合度の評価
      • 混合試験
      • 粉体の仕込み方法
      • 混合時間
    11. 混合操作・混合装置のトラブルと対策
      • 所要動力
      • 起動時動力
      • 排出初期または終期の混合不良対策
      • 「だま」の存在と崩壊
      • 混合物の汚染
      • 偏析の問題
      • インターバル運転の必要な混合物
  3. 粉体の分離・偏析
    1. 分離・偏析を生じる物性
      • 成分の偏り
    2. 偏析を起こさせる運動と力
      • 転がり偏析
      • 浸透偏析
      • 流動偏析 …
    3. 実際の粉粒体の取り扱いにおける偏析現象
    4. 偏析の防止対策とその手順
    5. 偏析対策検討の実施例
  4. 付録資料: 粉体プロセスにおけるトラブルとは
    1. トラブルに対する心構え
    2. ラブルが発生する工程とトラブルの内容
    3. トラブルの分類と具体的な事象例
    4. トラブルが発生するタイミング
    5. 実際のトラブルと対策例
    6. プラントのスケールアップ比率
    7. スケールアップにおけるトラブル例
  5. 技術発想法
    • 新しいものを創造したい時、難題で行き詰った時などに、打開するツールとなりうる発想法
      • オズボーンと小波のチェックリスト
    • 質疑応答

講師

  • 小波 盛佳
    フルード工業 株式会社
    執行役員 / 研究開発室長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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