メカニズム設計では、企画、仕様、コスト、納期で90%が決まります。そしてまずは自分で製品を分解して図面化したりすることにより、設計の世界に徐々に踏み込んでいくことができます。 さらに設計者は設計以外に汎用部品の選択も重要なポイントです。 本セミナーでは市販のボールねじ、歯車を使用したメカニズム設計の基礎をわかりやすく解説します。はめあいとはめあい公差についても解説いします。 そしてベテラン設計者や他社との打合せ、デザインレビューでの最低限必要な基礎知識についても実例を紹介します。 セミナー当日は、電卓をご持参頂く様、お願い致します。

1. 材料力学の基礎
   • 材料の曲げにおいては、断面形状がポイント!
   • 強度とヤング率についても詳しく解説!
2. メカ設計に使う材料についての解説
   1. 曲がりにくい材料とは?
   2. 曲がりやすい材料とは?
   3. 非常に曲がりやすい材料?
   4. 線引き加工した棒材はどのようになっているか?
   5. 非磁性の準安定オーステナイト系ステンレス鋼のSUS304についての興味深い現象とは?。
   6. 温度により寸法変化が大きい材料でるプラスチック材料とは?
   7. 摩耗しにくい歯車の材料の組合せはとは?
3. メカ設計の使用条件
   1. 温度条件
   2. 環境条件
      • 屋内・屋外
      • 湿度
      • 紫外線
      • 振動
      • 海水
   3. 潤滑油
4. メカ設計のパターン学習
   - 考え方のヒントと演習問題の解説 –
   1. プーリとベルトを組合せた機構
   2. 斜面でのプーリとベルトを組合せた機構
   3. 直径の異なるプーリの場合
   4. 歯車機構とその効率
   5. ラックアンドピニオン機構
   6. ボールねじ送り機構
   7. 斜面でのボールねじ送り機構
   8. ベルト送り機構とボールねじ送り機構の組合せ
   9. 歯車機構とボールねじ送り機構の組合せ
5. 「はめあい」と「はめあい公差」について
   - 公差がわかれば、いつでも、どこでも使えるメカ設計ができる –
   1. 「はめあい」とは?
   2. 「はめあい公差」とは? そのポイントと使い方!
6. 質疑応答