技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化学反応型樹脂の硬化率測定・硬化挙動評価のノウハウ

化学反応型樹脂の硬化率測定・硬化挙動評価のノウハウ

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年1月23日(金) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 接着の原理
  • 分析機器を使った硬化率の測定

プログラム

 接着剤・封止材・塗料等の化学反応型樹脂は他の材料 (被着体) に塗布・充填し硬化させて使用しますが、硬化後には被着体との接着強さが必要です。
 午前中の講義では、接着強さが接着力と凝集力とによって得られることを説明し、接着力発現の原理と凝集力を得るための硬化原理の基礎を解説します。
 午後の講義では、DSC装置やFT-IR装置を使って硬化率と硬化挙動を測定する方法を紹介します。

  1. はじめに
  2. 接着とは?
    1. 接着力の発現
      1. 「接着」発現の諸説
      2. 機械的接合説
      3. 分子間力説
      4. その他
      5. 機械的接合説・分子間力説のまとめ
    2. ぬれ
    3. 破壊モード
    4. 接着と粘着
  3. 硬化原理の概要
    1. アクリル系
    2. 瞬間接着剤
    3. エポキシ系
    4. シリコーン系
  4. DSC装置
    1. 装置概要
    2. 入力補償型DSC装置
    3. 熱流束型DSC装置
  5. DSC装置による硬化率・硬化挙動測定
    1. 硬化物試料の硬化率
    2. 硬化過程における硬化率変化
  6. DSC法の注意事項
    1. 差曲線計算の可否
    2. 開始点の明示
    3. 硬化時間‐硬化率曲線の誤解
  7. FT-IR装置
    1. 装置概要
    2. 赤外吸収とは?
    3. 単位について
    4. 透過率測定の誤解
  8. FT-IR装置による硬化率測定原理
    1. 硬化反応による化学構造変化
    2. 硬化反応により変化する赤外吸収ピーク
    3. 内部標準ピークの選定
    4. 赤外吸収ピークの数値化方法
    5. 反応率と硬化率の違いとは?
    6. 硬化率計算方法
  9. FT-IR装置による硬化率測定手順
    1. 工程
    2. 試料膜厚の注意点
    3. 測定例
  10. FT-IR装置による硬化挙動測定
  11. まとめ
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 並木 陽一
    積水ポリマテック株式会社 品質保証部

会場

ゆうぽうと

5F くれない東

東京都 品川区 西五反田8-4-13
ゆうぽうとの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/27 フィルム製膜における延伸・配向制御、その評価と応用 オンライン
2024/6/27 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 オンライン
2024/6/27 粘弾性挙動によるプラスチック成形品の残留応力の発生と解放のメカニズム オンライン
2024/6/27 高周波用基板材料に求められる特性と材料設計・低誘電損失化 オンライン
2024/6/27 プラスチックの力学特性と評価方法および複合化による改善手法 オンライン
2024/6/27 粘度の基礎と実用的粘度測定における留意点と結果の解釈 オンライン
2024/6/27 高分子の結晶化と相分離の基礎的理解および高分子ブレンドへの応用 オンライン
2024/6/27 ポリウレタンの基礎とアミン触媒の構造および開発動向 オンライン
2024/6/27 プラスチックのケミカルリサイクル技術最新動向 東京都 会場・オンライン
2024/6/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/6/28 ポリイミド入門講座 オンライン
2024/6/28 プラスチックリサイクルのための素材識別技術と高度選別装置の開発 オンライン
2024/7/2 ポリマー合成の自動化とプロセス分析 オンライン
2024/7/2 ポリビニルアルコールの基本構造・物性および各種トラブル対策 オンライン
2024/7/3 粘着剤の基礎知識と評価法 オンライン
2024/7/3 ポリウレタン技術 入門講座 オンライン
2024/7/4 樹脂用添加剤におけるブリードアウト・ブルーム現象の発生機構と その制御・対策 オンライン
2024/7/4 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/7/5 製品設計に役立つゴム材料の勘所と最適設計手法 東京都 会場・オンライン
2024/7/5 UV塗料の設計における必須基礎知識と今後の塗料設計の留意事項 オンライン