技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

拒絶理由対応の成功率向上セミナー

化学材料分野の研究開発・知財担当者のための

拒絶理由対応の成功率向上セミナー

~巧みな対応で権利を堅守~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、研究開発担当者、知財担当者に必須の特許戦略・実務内容について基礎から解説いたします。
進歩性有無のボーダーラインや、適切な反論手段の見極め、訴求力の高い意見書作成法について、事例に基づき、具体的に解説いたします。

開催日

  • 2014年6月16日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 化学材料に関連する開発担当者・知的財産担当者

修得知識

  • 進歩性有無のボーダーライン
  • 適切な反論手段の見極め
  • 訴求力の高い意見書作成法

プログラム

 拒絶理由通知へ的確に対応するには高度な技術が必要とされます。対応の巧拙によって、取れる権利が取れなかったり、本来広く取れるはずの権利が狭くなってしまったりすることがあります。
 本セミナーでは、拒絶理由対応の成功率を確実に向上させる技術について具体的に解説します。充分に理解をしていただくため、審判決の事例や仮想事例を多数準備し、これらの事例に基づいて解説を進めます。技術をしっかり身につけていただくため、事例研究 (目次の4章) も用意しました。
 はじめて拒絶理由通知に対応される方々にもご理解いただけるよう、わかりやすく説明しますが、内容自体は初級者向けではなく高度なノウハウまで含みます。経験の豊かな方にとっても有効な内容です。一日で完結するセミナーですが、セミナー終了後には確実に拒絶理由対応技術が向上しているはずです。

  1. 基礎知識の整理、確認
    • 特許出願から権利化までのフロー
    • 特許要件 (新規性、進歩性、記載要件など)
  2. 新規性、進歩性に関する拒絶理由を解消する技術
    1. 拒絶理由通知書受領から手続補正書、意見書を提出するまで
      • 仮想事例に基づいて説明し、一連の流れを概観します。
    2. 拒絶理由の内容を正確に理解する
      • ”引用発明”は何か。相違点はどのように認定されているか。
      • 記載不備の指摘はどのように理解するか。
    3. 進歩性有無のボーダーラインを正確に判断する
      • 具体的事案についてボーダーラインを正確に判断するために、“こんなふうにやればいい” という判断フローを示します。
    4. 必要最小限の補正を見極める
      • 最大範囲の権利を得るために必要最小限の補正を見極める。そのための手法を解説します。
    5. 拒絶理由通知書に込められたメッセージ (文言に現れていない部分) を読み取る
      • 拒絶理由を解消する方策についての情報が拒絶理由通知書に込められている場合があります。
        それを読み解く方法を解説します。
    6. 適切な反論手段を選択する
      • 引例の認定の誤り、動機付けの欠如、阻害要因ほか、どのポイントで説明するか。
    7. 訴求効果の高い意見書を作る
      • 「審査」の意味を正しく知る / キーセンテンスを含める
    8. 実施例の不足を補うために採り得る手段
      • 実験成績証明書の上手い使い方
    9. 意見書において留意すべきこと
      • 勘違いしがちな点、落とし穴となりやすい点について解説します
    10. 意見書の主張によって権利範囲が狭くなることも
      • 権利化できても意見書の主張によって権利範囲が狭くなることもあります。
        これを防ぐための具体的対応を説明します。
    11. 化学分野特有の実務
      • 公知の成分の組み合わせからなる組成物クレームの発明や、先行文献に記載された広い概念を数値限定した発明、プロセスによって規定された物の発明等について、どのように進歩性の主張を行うか。
    12. 記載不備の拒絶理由に適切に対応する
      • サポート要件、実施可能要件、明確性要件の拒絶理由対応について、審決、判決の事例を踏まえて説明します。
  3. 新規に特許出願するときの留意事項
    1. 先行技術調査
      • 公知資料の効率的な調査法
    2. 出願可否の判断基準
  4. 事例研究
    • 設例について拒絶理由対応案を考えていただきながら解説を進めていきます。
    • 聴講者の方へ発表を求めることはありませんが、質問や意見については随時受け付ける形式で進めます。

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/25 特許情報調査における検索式の考え方と実施ポイント オンライン
2024/4/26 AI関連発明の出願戦略のポイントと生成AIを巡る知財制度上の留意点 オンライン
2024/4/30 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/5/8 AI関連発明の出願戦略のポイントと生成AIを巡る知財制度上の留意点 オンライン
2024/5/8 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/5/10 IPランドスケープの取り組み事例と実施体制の構築 オンライン
2024/5/14 他社特許をヒントにした特許出願の方法 オンライン
2024/5/15 数値限定発明、パラメータ発明の特許要件と戦略的出願 オンライン
2024/5/16 拒絶理由通知の対応と新規性・進歩性の判断基準のポイント オンライン
2024/5/16 医薬品ライセンス契約のドラフティングと紛争回避・解決のポイント オンライン
2024/5/16 営業秘密漏洩対応と予防策 東京都 会場・オンライン
2024/5/17 後発で勝てる特許戦略と先行特許の崩し方、攻め方 オンライン
2024/5/20 他社特許をヒントにした特許出願の方法 オンライン
2024/5/21 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン
2024/5/24 他社特許侵害の判断基準と実務対応 オンライン
2024/5/27 研究開発・技術部門が行う特許情報調査の基本とすすめ方、調査精度を高めるポイント オンライン
2024/5/28 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2024/5/30 技術者・研究開発者のための特許出願の基本知識と実務 東京都 会場
2024/5/30 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/5/30 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2022/7/29 費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書
2021/3/31 経営・事業戦略に貢献する知財価値評価と効果的な活用法
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/1 軸受の保持器 技術開発実態分析調査報告書
2019/4/1 軸受の保持器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書
2018/10/1 軸受の密封 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/12/27 「特許の棚卸し」と権利化戦略
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)