技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

開発段階における規格設定、分析法Val、有効期間設定、安定性等の運用

3極申請対応

開発段階における規格設定、分析法Val、有効期間設定、安定性等の運用

~当局要求に対応する判断基準とその妥当性の立証とは~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年9月26日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 申請規格と治験薬の品質規格
  • 報告が必要な閾値
  • 有効期間 (リテスト期間) と安定性試験
  • リテスト期間の更新
  • 分析法バリデーションのまとめ方と実施例
  • 試験法変更時の注意点
  • システム適合性への反映

プログラム

  1. 規制 (ガイドライン) 並びにCTD-Qとの関連性
  2. 規格設定の考え方
    1. 原薬の品質 (規格) と安定性
    2. 製剤の品質 (規格) と安定性
    3. 治験薬の品質管理におけるポイント
      1. 治験原薬
        • 原料の規格設定・試験判定
        • 中間体の工程内試験の規格設定・試験判定
        • 粗原薬での規格設定・試験判定
        • 原薬の規格設定・試験判定
        • 治験薬
        • 原料の規格設定・試験判定
        • 工程内試験の規格設定・試験判定
        • バルク製品での品質試験
        • 包装資材・ラベルの規格設定・検査判定
        • 最終製品検査
        • 安定性試験の実施
    4. 出荷のための判定基準と有効期間を考慮した判定基準
    5. 治験薬の品質規格
      1. 不純物管理の目安:0.1% … 「ICH Q3A,Q3B」
      2. 報告が必要な閾値 (Reported Threshold)
      3. 報告データと構造決定並びに安全性確認の要/不要の判定
      4. 原薬中の不純物の判定基準の設定
      5. 製剤中の分解生成物の判定基準の設定
  3. 試験法の設定と分析法バリデーション
    1. 製剤における分析値の分布,分析法の分布及び 消費者危険率と規格値との関係
    2. 分析法バリデーションの実験計画立案
    3. 分析法バリデーションの実施方法
      • 特異性のまとめ方
      • 特異性の検討手順のポイント
      • キャリブレーションカーブ
      • 直線性の検討手順のポイント
      • 検出限界 (DL) 並びに定量限界 (QL)
      • DL/QLの検討手順のポイント
      • 真度の検討手順のポイント
      • 精度の算出方法と評価
      • 併行精度と室内再現精度のまとめ方
    4. HPLC法におけるシステム適合性
  4. 有効期間の設定
    1. 治験薬の有効期間と安定性
    2. 治験薬の貯法・有効期間
    3. 使用期間,リテスト日の設定・延長・更新
    4. 含量データに基づいた両側判定基準による有効期間の推定
    5. 分解生成物に基づいた上限判定基準による有効期間の推定
  5. 品質管理のポイント
    1. 査察のポイントから,ICH-Q9とQ10の観点から
    • 質疑応答・名刺交換

講演内容より抜粋

 規格に設定する試験方法と判定基準については, その妥当性を示す必要がある。この妥当性は,開発段階における関連するデータ,薬局方記載の基準, 毒性試験や臨床試験に用いられた原薬及び製剤のロットの試験データ,加速試験及び長期安定性試験の結果などに基づいて立証する必要がある。
 更に,分析並びに製造の際に起こり得るバラツキについて,その妥当な範囲を考慮すべきである。申請書に記載の保存条件で行われた安定性試験やスケールアップ/バリデーションに用いられたロット,特に,基本となる安定性試験に用いたロット (Primary Stability Batches) の試験結果についても,規格の設定とその妥当性の立証の際に考慮に入れるべきである

講師

  • 伊東 雅夫
    大杉バイオファーマ・コンサルティング 株式会社
    代表取締役社長 / CMCコンサルタント

会場

東京都立産業貿易センター 浜松町館

中3F 第6会議室

東京都 港区 海岸1-7-8
東京都立産業貿易センター 浜松町館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/24 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン
2024/10/25 GMP違反を起こさせない/逸脱の再発防止としての効果的な教育訓練方法と教育資料 東京都 会場・オンライン
2024/10/25 FDAから製造所認証を得るための査察対応ポイント オンライン
2024/10/25 医薬品製造・試験における電子化・DXの推進による課題解決、MES・LIMS等の導入と活用、データインテグリティの確保 オンライン
2024/10/25 各種製剤におけるヒト経口吸収予測法と品質規格の設定 オンライン
2024/10/25 製薬関連企業のための契約演習講座 オンライン
2024/10/25 バイオ/抗体医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/10/25 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2024/10/25 非GLP試験における信頼性確保 東京都 会場・オンライン
2024/10/28 ICH M7変異原性不純物/ニトロソアミン不純物対応コース オンライン
2024/10/28 ICH M7 (変異原性不純物) ガイドラインとエキスパートレビューにおける変異原性評価・判断の考え方 オンライン
2024/10/28 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2024/10/28 GMP・DIガイドラインに沿った製造/試験記録の作成・運用とその監査 オンライン
2024/10/28 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) 実務入門講座 オンライン
2024/10/28 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン
2024/10/29 承認申請プロセスに関わるPMDA提出資料 (CTD/照会事項回答) 作成のポイント オンライン
2024/10/29 実験室における高薬理活性物質の取り扱い/封じ込め対応と区分による要求レベル オンライン
2024/10/29 ニトロソアミン不純物/NDSRI分析・評価手法と留意点 オンライン
2024/10/30 安定性試験のための統計解析 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応
2009/2/23 社内監査の手引き
2009/2/10 臨床試験におけるEDCに関する信頼性調査への対応実践講座
2007/3/16 臨床開発におけるER/ESの活用とコンピュータシステムバリデーション実践書