技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化学材料分野における拒絶理由対応技術

開発担当者・知財担当者のための

化学材料分野における拒絶理由対応技術

東京都 開催 会場 開催

2名同時申込みで1名分無料(1名あたり23,625円) で受講いただけます。

概要

今、企業における特許分野の強化は、知財部門と研究開発部門との協働がカギとなっています。
本セミナーでは、研究開発担当者、知財担当者に必須の特許戦略・実務内容について詳解いたします。

開催日

  • 2012年5月11日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 化学材料に関連する開発担当者・知的財産担当者

プログラム

 拒絶理由通知へ的確に対応するには高度な技術が必要とされます。対応の巧拙によって、取れる権利が取れなかったり、本来広く取れるはずの権利が狭くなってしまったりすることがあります。
 本セミナーでは、拒絶理由対応の成功率を確実に向上させる技術について具体的に解説します。充分に理解をしていただくため、審判決の事例や仮想事例を多数準備し、これらの事例に基づいて解説を進めます。技術をしっかり身につけていただくため、事例研究 (目次の3章) も用意しました。
 はじめて拒絶理由通知に対応される方々にもご理解いただけるよう、わかりやすく説明しますが、内容自体は初級者向けではなく高度なノウハウまで含みます。経験の豊かな方にとっても有効な内容です。
 一日で完結するセミナーですが、セミナー終了後には確実に拒絶理由対応技術が向上しているはずです。

  1. 基礎知識の整理、確認
    • 特許出願から権利化までのフロー
    • 特許要件 (新規性、進歩性、記載要件など)
  2. 新規性、進歩性に関する拒絶理由を解消する技術
    1. 拒絶理由通知書受領から手続補正書、意見書を提出するまで
      • 仮想事例に基づいて説明し、一連の流れを概観します。
    2. 拒絶理由の内容を正確に理解する
      • “引用発明“は何か。相違点はどのように認定されているか。
      • 記載不備の指摘はどのように理解するか。
    3. 進歩性有無のボーダーラインを正確に判断する
      • 具体的事案についてボーダーラインを正確に判断するために、“こんなふうにやればいい“という判断フローを示します。
    4. 必要最小限の補正を見極める
      • 最大範囲の権利を得るために必要最小限の補正を見極める。そのための手法を解説します。
    5. 拒絶理由通知書に込められたメッセージ (文言に現れていない部分) を読み取る
      • 拒絶理由を解消する方策についての情報が拒絶理由通知書に込められている場合があります。それを読み解く方法を解説します。
    6. 適切な反論手段を選択する
      • 引例の認定の誤り、動機付けの欠如、阻害要因ほか、どのポイントで説明するか。
    7. 訴求効果の高い意見書を作る
      • 「審査」の意味を正しく知る
      • キーセンテンスを含める
    8. 実施例の不足を補うために採り得る手段
      • 実験成績証明書の上手い使い方
    9. 意見書において留意すべきこと
      • 勘違いしがちな点、落とし穴となりやすい点について解説します
    10. 意見書の主張によって権利範囲が狭くなることも
      • 権利化できても意見書の主張によって権利範囲が狭くなることもあります。これを防ぐための具体的対応を説明します。
    11. 化学分野特有の実務
      • 公知の成分の組み合わせからなる組成物クレームの発明や、先行文献に記載された広い概念を数値限定した発明、プロセスによって規定された物の発明等について、どのように進歩性の主張を行うか。
    12. 記載不備の拒絶理由に適切に対応する
      • サポート要件、実施可能要件、明確性要件の拒絶理由対応について、審決、判決の事例を踏まえて説明します。
  3. 事例研究
    • 設例について拒絶理由対応案を考えていただきながら解説を進めていきます。
    • 聴講者の方へ発表を求めることはありませんが、質問や意見については随時受け付ける形式で進めます。
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

大田区産業プラザ PiO

6F D会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 23,625円 (税込)

割引特典について

  • 複数名同時受講割引
    • 2名同時申込みで1名分無料 (1名あたり23,625円) で受講いただけます。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/19 研究者・技術者のやる気を変える発明の具体的手法 オンライン
2024/12/20 共同研究・開発契約の実務とトラブル対応 オンライン
2024/12/20 特許出願・ノウハウ保護の選択基準と留意点 オンライン
2024/12/25 知財戦略とIPランドスケープ入門 オンライン
2025/1/7 生成AIの支援による特許調査・明細書作成・中間処理の効率化 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/10 審査官の審査の仕方、考え方をふまえた特許明細書の書き方とポイント オンライン
2025/1/14 特許調査の進め方と確度の高い検索式の作り方 オンライン
2025/1/21 生成AIの知財業務への適用と特許出願実務・データ分析の実践 オンライン
2025/1/23 自社技術のノウハウ秘匿および特許出願の選択指針とオープン&クローズ戦略の進め方 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/29 特許請求の範囲 (クレーム) をしっかり読めますか? オンライン
2025/1/30 特許情報からみた5G・6G材料開発戦争 2022 オンライン
2025/1/30 特許情報からみたBeyond 5G 材料開発戦争 2023 オンライン
2025/1/30 生成AIの知財業務への適用と特許出願実務・データ分析の実践 オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/26 進歩性の意味、理解できていますか? オンライン
2025/3/26 記載要件に基づいて特許を読み込めますか? 書けますか? オンライン

関連する出版物

発行年月
2018/10/1 軸受の密封 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/12/27 「特許の棚卸し」と権利化戦略
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/10 芳香剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/10 芳香剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/1 パテントマップの全知識 (増刷改訂版)
2013/12/20 紙おむつ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/12/20 紙おむつ〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/10/20 TI〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/10/20 TI〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/25 マシニングセンタ 技術開発実態分析調査報告書
2013/9/25 マシニングセンタ 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/13 不織布〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/13 不織布〔2013年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/20 油圧機器 技術開発実態分析調査報告書