技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
高分子難燃材料は、電気電子機器、OA機器をはじめ建築、自動車、車両、繊維、船舶等広い産業分野で使用されてきている。世界の火災統計を見ると火災件数の推移、火災事故の内容を見ると依然として多くの損害が報告されており、基本的な難燃製品規格の厳しい運用は継続している。
汎用製品の難燃材料は、適用規格を満足する難燃性をクリアーする段階を過ぎ技術的に難しい課題、供給面、コストの関係する課題がクローズアップされてきている、
技術的な課題としては、難燃化の難しい薄肉難燃性フィルム、透明性樹脂、リチウムイオン2次電池電解液の難燃化、成形加工性を含めた低コスト難燃性PLA樹脂の開発等が挙げられ、供給面、コストの問題としては、アンチモン代替難燃剤の問題、HBCD代替臭素系難燃剤の問題等が挙げられる。
これらは、基本的には、新しい相乗効果の開発、難燃効率の高い難燃剤、難燃化技術の開発に関連した問題であり、難燃機構の研究に繋がる問題でもある。最近のこれの研究動向を見ると、最も望まれている燃焼立ち上がりの気相における優れた難燃系の開発が遅れていることに他ならない。最近、アゾアルカン化合物、新規ヒンダートアミン化合物、錫化合物のりん系難燃剤との相乗効果等の研究が報告されているが、未だ少ない。ほとんどの研究が固相における難燃化技術の研究に偏っている。固相における難燃化技術も重要であるが、気相における難燃化機構の重要性を忘れてはならない。
難燃化技術に関しては、未だ多くの課題が残されており、さらに基礎的な難燃機構の研究が強く望まれている。今回は、従来の難燃化技術の課題を振り返りながら新しい問題を提起し、今後の難燃剤、難燃化技術の研究の方向を見出す一助となるように第一線で活躍されている方々に御願いしてこの書籍を出版することになった。必ずや皆様の業務の発展に寄与することが出来るものと考え、また期待したい。
監修者 西澤技術研究所 西澤 仁
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
---|---|---|---|
2025/2/28 | 難燃剤、難燃化技術の基礎と最新動向 | オンライン | |
2025/3/7 | 難燃剤、難燃化技術の基礎と最新動向 | オンライン | |
2025/3/26 | プラスチックの難燃化技術の基礎と技術動向 | オンライン | |
2025/4/9 | 高分子材料の難燃化技術と難燃剤の選定、配合設計およびその実際技術 | オンライン |
発行年月 | |
---|---|
2020/11/30 | 高分子の成分・添加剤分析 |
2013/1/20 | 住宅大手7社 技術開発実態分析調査報告書 |
2013/1/20 | 住宅大手7社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版) |
2009/8/31 | 難燃剤の基礎知識と今後の展開 |