技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

企業力強化のための知的財産戦略

企業力強化のための知的財産戦略

~第6回目~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年9月20日(木) 13時00分 17時00分

受講対象者

  • 知的財産担当者
  • パテントマップ、特許情報の活用に携わる担当者、技術者

修得知識

  • 技術開発・特許戦略のためのパテントマップの役割と活用
  • 知財戦略と特許網構築の実践
  • 技術提携の目的とメリット
  • 技術導入、技術提携と特許有無の関係
  • 自社技術棚卸のための技術仕分け観点
  • 自社保有特許 (技術) 件数の多少と技術提携相手
  • 技術棚卸 (仕分け) に活用できるパテントマップ
  • パテントマップの作成

プログラム

第1部 技術提携検討等のための自社技術棚卸へのパテントマップ活用

(2012年9月20日 13:15~14:00)

 技術提携を検討する際に、自社のどの技術が強みか、どの技術が弱いかなどについて事前に棚卸 (調査) することが求められる。技術提携は自社の強み技術をより強くすることよりも、
①自社の弱い技術、 ②自社の取り組み開始が遅れている技術、 ③自社にない技術
等を手っ取り早く、自社に取り込み、自社技術をより強くするために行われることが一般的である。
 今回は、例として、最近特に注目されているオリンパスを対象とし、オリンパスの医療技術に限って、特許の棚卸を公開特許情報によって試みることとする。

  1. 最初に行うこと
    1. 出願人統合を行う。
    2. 医療関係の特許分類 (FI、Fターム) をリストアップする。
    3. コリレイションマップで、上記医療関係分類の相関分類をリストアップする。
  2. 自社の特定技術を把握する。
    1. 自社の特定技術のランキングマップを作成する。
    2. 自社の特定技術の時系列マップを作成する。
    3. 自社の特定技術のニューエントリーマップを作成する。
    4. 自社の特定技術のグロスランキングマップを作成する。
    5. 自社の特定技術のまとめ
      1. 出願件数的見地、
      2. 出願傾向的見地、
      3. 出願時期的見地、
      4. 出願熱意的見地別の技術の棚卸 (仕分け)

第2部 MBA視点から見た知財戦略

~参入障壁構築と市場支配のための特許戦略~
(2012年9月20日 14:00~16:30)

 事業戦略を考える上での基礎となる経営学のフレームワーク (3C分析、5F分析) を活用し、MBA視点から特許戦略を考察します。事業戦略の目的は、自社の競争優位性を確立することであり、すなわち「参入障壁」を作ることです。
 技術をキャッチアップするスピードが速い今日において、特許活動を抜きにして他社に対する「参入障壁」を実現かつ維持することは困難であり、特許活動は事業の成否の鍵を握ります。
 さらに、競合企業に対する牽制を超えて“市場を支配する”特許戦略を実行し、市場の拡大を実現している例があります。
 BtoBとBtoCそれぞれの事例を題材として「市場を支配する特許戦略」のキーポイントを紹介します。

  1. 事業戦略と特許戦略
    1. 事業戦略とは
    2. 3C分析、5F分析
    3. 競争優位の戦略
    4. 競争優位を参入障壁へ高める特許
    5. 特許出願、特許網構築の考え方
    6. 「守りの特許」で自社の技術的優位性を築く
    7. 「攻めの特許」で自社の弱みを解消する
    8. 「バリューチェーン特許」で市場をコントロールする
  2. BtoBの事例に学ぶ:クアルコムのビジネスモデル
    1. Enablerという「市場支配者」
    2. 「バリューチェーン」を支配する権利取得
  3. BtoCの事例に学ぶ:マイクロソフトのビジネスモデル
    1. マイクロソフト「発明研究所」の意味
    2. 「ビジネス生態系」を拡大・支配する権利取得

講師

会場

PAT-T606会議室
東京都 千代田区 神田佐久間町1-14 秋葉原第2東ビル606
PAT-T606会議室の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 26,667円 (税別) / 28,000円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/17 AI関連発明の出願戦略と生成AIの知財制度上の留意点 オンライン
2024/6/17 新規モダリティ医薬事業価値最大化のための薬価戦略・事業化戦略策定のポイント オンライン
2024/6/18 機械学習/AIによる特許調査の高度化で実践するスマート特許戦略 オンライン
2024/6/20 後発でも勝てる特許出願と権利化戦略 オンライン
2024/6/20 適正な知財コストの考え方と権利化、維持・放棄の決め方 オンライン
2024/6/20 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2024/6/26 新規事業創出のための発想法と技術ロードマップの作成、技術・事業・知財戦略の実践方法 オンライン
2024/6/26 分割出願、及び、除くクレームを活用した強い特許権の取得・行使のための特許戦略 オンライン
2024/6/27 医薬品ライフサイクルマネジメントから考える特許戦略と知的財産権の考え方 会場・オンライン
2024/6/28 技術者・研究者のための特許の効率的な読み方と強い特許取得への生かし方 オンライン
2024/7/3 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2024/7/4 営業秘密漏洩対応と予防策 オンライン
2024/7/5 分割出願、及び、除くクレームを活用した強い特許権の取得・行使のための特許戦略 オンライン
2024/7/8 技術者・研究者のための特許の効率的な読み方と強い特許取得への生かし方 オンライン
2024/7/9 新規事業創出のための発想法と技術ロードマップの作成、技術・事業・知財戦略の実践方法 オンライン
2024/7/10 営業秘密漏洩対応と予防策 オンライン
2024/7/12 共同研究開発における契約書のチェックポイントと留意点 オンライン
2024/7/12 医薬品ライフサイクルマネジメントから考える特許戦略と知的財産権の考え方 オンライン
2024/7/12 基礎から学ぶ知財戦略セミナー:他社特許分析から新商品開発への手法 オンライン
2024/7/16 技術者・研究者のためのパテントマップ基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/4/15 テンセント (騰訊Tencent) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2024/3/29 後発で勝つための研究・知財戦略と経営層への説明・説得の仕方
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版) (CD-ROM版)
2024/3/11 アリババ (阿里巴巴 Alibaba) 〔中国特許および日本特許〕技術開発実態分析調査報告書 (日本語版)
2022/7/29 費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書
2022/4/4 軸受6社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2021/3/31 経営・事業戦略に貢献する知財価値評価と効果的な活用法
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/1 軸受の保持器 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2019/4/1 軸受の保持器 技術開発実態分析調査報告書
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2018/10/8 P&G 技術開発実態分析調査報告書
2018/10/1 軸受の密封 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2017/12/27 「特許の棚卸し」と権利化戦略
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 キヤノン〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/25 有機EL〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書