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スロットダイ塗工の基礎と安定化およびトラブル対策

スロットダイ塗工の基礎と安定化およびトラブル対策

~スロット塗工〜フィルム乾燥によるRoll To Roll製造の条件適正化と欠陥対策~
オンライン 開催

アーカイブ配信で受講をご希望の場合、視聴期間は2023年12月14日〜28日を予定しております。
アーカイブ配信のお申し込みは2023年12月26日まで承ります。

概要

本セミナーでは、風紋・ムラ・べナールセル・ハジキ・スジなどスロットダイ塗工におけるトラブルの原因と対策について解説いたします。

開催日

  • 2023年12月13日(水) 13時00分 17時00分

受講対象者

  • 塗工〜乾燥工程に携わる技術者
  • フィルムメーカー、コンバーターに関連する技術者
  • 素材研究、スケールアップに携わる技術者
  • これから塗工分野に携わる方

修得知識

  • 塗工と乾燥の基礎理論とトラブル対策
  • スロットダイの塗工安定条件確立、塗工設備設計と構成改善の考え方
  • 塗工現象を理解するために役立つ流動の理論
    • Hagen-Poiseuille式
    • 境界層理論
    • Cappillary数
  • 当時重層スロット塗工の考え方
  • 非ニュートン粘性の考え方

プログラム

 新規フィルム製品の開発や、既存製品の品質の改善・向上に取り組む場合において、「理論的アプローチ」と「現場ノウハウ」のバランスは非常に重要です。緻密な数値解析の結果が得られたとしても現場の問題の解消には必ずしも役立ちませんし、逆に、科学的な考察がないままに現場で起きる現象にのみ目を奪われては、問題の本質にたどり着くのは難しい。
 本セミナーでは塗工やフィルム製膜のグルーバル企業でモノづくりの工程・製造技術経験を積んだ講師が、製造技術に関する様々な理論の具体的な現場応用の方法について、解析ツールを活用した演習を交えて解説する。

  1. 新製品開発 (実験室から量産化へのスケールアップ)
    1. 開発のステップ
    2. 実験室サンプルの改善
    3. パイロット用の塗工液 (粘度の適正化)
    4. パイロット用の塗工液 (塗工と乾燥のバランス)
    5. 量産テスト段階 (塗工欠陥と主な原因)
      • イブツ
      • スジ
    6. 量産テスト段階 (塗工方式の分類)
    7. 量産テスト段階 (スジ対策)
    8. ハジキ
    9. レベリング
      1. 塗布直後
      2. 風ムラ
      3. 基板の凹凸ムラ
    10. 塗工室の気流の数値解析
  2. 要因変更 (生産速度アップ、幅広化、4M変更、製造移管)
    1. 開発との違い
    2. 目標の設定
    3. 乾燥要因
      1. 塗膜内の濃度勾配
      2. 定率と減率
      3. 乾燥ゾーンのフロー
      4. 簡易構造
    4. 乾燥風の吹き出し方式
      1. 二次元ノズル
      2. 多孔板
      3. 浮上系
    5. 乾燥初期の風ムラ
      1. 風速の影響
      2. 風温の影響
      3. 圧力バランス
      4. 幅要因 (乾燥)
    6. ベナールセル
      1. マランゴニ効果に影響する物性値
      2. マランゴニ数による診断
  3. スロットダイの塗工適性と重層塗布
    1. スロットダイで塗れる領域
    2. 薄塗り (スジが限界現象) (狭いギャップが有利)
    3. 最小膜厚 (Ca数との関係)
    4. 塗布可能領域 (Ca数〜h/Hマップ)
    5. Couette-Poiseuille流
    6. Couette-Poiseuille流 (非ニュートン)
    7. リップ形状 (厚塗りと薄塗り)
    8. 上リップの渦
    9. 厚塗りの操作
    10. 背面減圧しない操作方法
    11. より薄く (OverBite) 、より厚く (UnderBite)
    12. ダイヘッドの設置角度
    13. TWOSD (Kiss Coating/Off Rolled Coating)
    14. TWOSD (張力と潤滑のバランス)
    15. TWOSD (ギャップの見積もり)
    16. TWOSD (ダイ構造)
    17. TWOSD (塗工Window)
    18. TWOSD (Ribbingスジの可視化)
    19. TWOSD (Slot渦)
    20. TWOSD (Lip形状)
    21. TWOSD (Lip形状と塗工性)
    22. 同時重層の考え方 (粘度バランス)
    23. 同時重層の考え方 (界面の位置)
    24. 同時重層の考え方 (流量バランスの概算)
    25. 同時重層の考え方 (流量〜粘度バランス)
    26. コーティングロールのギャップ変動
  4. スロットダイの設計 (マニホールドとスロット形状の意味)
    1. スロットダイを構成する部品
    2. スロットダイの構造
    3. スロットダイ内の流動
    4. マニホールドとスロットの役割り
    5. 配管とマニホールドの違い
    6. スロットとマニホールドの流動
    7. マニホールド差圧による流量減少
    8. マニホールド差圧による流量減少とダイ形状因子
    9. マニホールド差圧による流量減少 (非ニュートン)
    10. マニホールドの断面形状
    11. スロットのテーパー化
    12. テーパー効果の試算
    13. 慣性の影響
    14. 慣性の試算
    15. スロットギャップ偏差の影響
    16. スロットギャップ偏差の影響
    17. スロット内の流動 (非ニュートン)
    18. スロットギャップ偏差の影響 (非ニュートン)
    19. シムとマニホールドのレイアウト
    20. シムとマニホールドの幅位置と厚み分布
    21. シム出口の形状
    22. 傾斜シム
    23. シムの位置ずらし
    24. マニホールド端の形状
  5. 非ニュートン粘性の見積もり方
    1. 非ニュートン粘性
      1. 非ニュートン粘性 (指数則)
      2. 指数則 (非ニュートン係数の一般範囲)
    2. ビード内の物質収支と剪断速度のオーダー
      1. ビード内の流動と物質収支
      2. ビード内のCouette-Poiseuille流
      3. ビード上流のCouette-Poiseuille流
      4. ビード下流のCouette-Poiseuille流
      5. ビード内の剪断速度
    3. ブレード塗工の剪断速度
      1. ビード加速部の剪断速度
      2. 境界層理論 (Blasius)
      3. 境界層理論 (Sakiadis)
      4. Sakiadisの境界層で計算したビードの剪断速度
    4. 非ニュートン粘性でを加味したスロット流動掲載
      1. 非ニュートン流動の見積もり方法
      2. スロット内のPoiseuille流
      3. スロットギャップ偏差への非ニュートンの影響
      4. マニホールド圧損による流量減少への非ニュートンの影響
      5. リップ近傍の速度分布

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
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  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
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  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2023年12月14日〜28日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
本セミナーは終了いたしました。

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