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機械の静粛設計・騒音対策の基礎と応用事例

機械の静粛設計・騒音対策の基礎と応用事例

オンライン 開催
本セミナーは、申し込みの受け付けを終了いたしました。

概要

本セミナーでは騒音源のメカニズムと対策について、流体音を中心に解説し、その他の音源に関しても基礎的知見を解説いたします。
また、効率的に静粛設計・騒音対策を達成するためのプロセスを解説いたします。

配信期間

  • 2026年1月30日(金) 10時30分2026年2月10日(火) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2026年2月6日(金) 16時30分

受講対象者

  • 騒音関連業務に携わる方
    • 機械製造
    • プラントエンジニアリング など

修得知識

  • 機械騒音を静粛化する技術の基礎
  • 機械装置やプラントの騒音対策、低騒音化設計、静粛設計に活かすポイント

プログラム

 国内の機械工学関連の大学や高専で、機械騒音に関する講義や授業を行っている所は、少数です。本セミナーでは、騒音に関連する基礎的な知識を分かりやすく講義します。続いて、機械騒音を低減したり、静かにするための技術的な知見を講義します。機械騒音の静粛化や低減のためには、騒音発生源の対策と、騒音伝搬経路での対策の両方が必要ですが、伝搬経路での対策技術は多くの情報が公表されている一方で、発生源の対策には専門的な知見が必要なので公表例が少ないです。
 本セミナーでは騒音源のメカニズムと対策について、流体音を中心に解説し、その他の音源に関しても基礎的知見を紹介します。さらに、効率的に静粛設計・騒音対策を達成するためのプロセスを解説します。セミナーの後半では応用事例として、講師が現役時代に成し遂げてきた製品である機械装置の静粛設計や騒音対策の事例を分かりやすく解説して、前半で講義した基礎的な知見の理解に役立てて頂きます。

  1. 序 / 機械騒音の講義が少ない
    1. 機械と騒音の関係
    2. 振動は学んだが
    3. 騒音とは何か
  2. 静粛設計・騒音対策の基礎
    1. 音響学と騒音の基礎
      1. 音波のメカニズムと波動方程式
      2. 音の大きさ, 音速と周波数
      3. 音波の特性
      4. 音響エネルギーと音の流れ,
      5. 反射音と残響の影響
    2. 騒音の評価
      1. 音と音波は違う
      2. 人間の聴感
      3. 騒音の評価・騒音レベル
      4. 人間への影響
    3. 騒音の伝搬経路での低減
      1. 距離減衰
      2. 遮音・カバーと箱
      3. 吸音と残響対策
      4. サイレンサー
    4. 騒音発生源のメカニズム
      1. 振動放射音
      2. 共振と共鳴
      3. 流体音のメカニズム
      4. 流体音の性質
      5. 流体音の静粛化
      6. 電磁音のメカニズムと低減方法
      7. その他の騒音発生源
    5. 静粛設計
      1. 製品静粛化のプロセス
      2. 静粛化プロセスの事例
      3. 統合設計に組み込む
  3. 静粛設計・騒音対策の応用事例
    1. スクリュー圧縮機の静粛化
      1. 対象機械の仕様と特徴
      2. 従来機で発生していた騒音関連の状況
      3. 静粛化で採用した技術
      4. 静粛化の結果
    2. スクリューブロワの低騒音化
      1. 対象機械の仕様と特徴
      2. 従来機で発生していた騒音関連の状況
      3. 騒音低減で採用した技術
      4. 低騒音化の結果
    3. 冷却塔ファンケーシングの振動対策
      1. 対象機械の仕様と特徴
      2. 従来機で発生していた騒音関連の状況
      3. 静粛化で採用した技術
      4. 静粛化の結果
    4. 大形排水ポンプ場の異常振動の低減
      1. 対象機械の仕様と特徴
      2. 従来機で発生していた振動関連の状況
      3. 静粛化で採用した技術
      4. 振動低減の結果
    5. 給水ポンプ場の音質改善
      1. 対象機械の仕様と特徴
      2. 従来機で発生していた騒音関連の状況
      3. 音質改善で採用した技術
      4. 音質改善の結果
    6. 消音ボックス付き送風機の静粛化
      1. 対象機械の仕様と特徴
      2. 従来機で発生していた騒音関連の状況
      3. 静粛化で採用した技術
      4. 静粛化の結果
    7. 空調装置・配風ベーンの静粛化
      1. 対象機械の仕様と特徴
      2. 従来機で発生していた騒音関連の状況
      3. 静粛化で採用した技術
      4. 静粛化の結果
  4. まとめ / 機械の静粛設計・騒音対策の要点
    1. 静粛設計・騒音対策の要点
    2. 騒音に関する技術力向上の方法

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

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  • 視聴期間は2026年1月30日〜2月10日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
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