技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本セミナーにおいては、量子コンピュータの基礎と最新研究開発動向について解説いたします。
また、商用化に向けた問題点や技術的課題、量子コンピュータビジネスの可能性について議論いたします。
現在、世界各国が、量子コンピュータ等の量子技術開発に対して大規模投資を行っています。また、内閣府は、2023年に量子戦略「量子未来産業創出戦略」を策定し、量子技術の社会実装に向けた実行計画を提示しました。また、量子ビジネスに関する量子業界団体が日米欧を始め世界各国で設立されています。このように、最近量子コンピュータ分野は大きな転換期を迎えています。
量子コンピュータは、量子力学原理を情報処理に利用したコンピュータであり、因数分解、機械学習、量子化学計算、金融、線形代数等の特定の数学的問題を高速に解くことを可能とします。そのため、Google, Intel, IBM, Microsoft, Amazonといった国際的大企業や量子スタートアップが量子コンピュータ開発やビジネス展開に向けた取り組みを行っています。
これまで、量子エラー訂正機能を搭載した誤り耐性汎用量子コンピュータ (FTQC) を実現するためには、少なくとも20〜30年以上の長い時間が必要であると考えられていました。ところが、2023年12月にアメリカのスタートアップQuEraが48論理量子ビットを搭載した中性原子量子コンピュータを実現し業界に大きな衝撃を与えました。また最近、Quantiniuum (イオントラップ量子コンピュータ) とGoogle (超伝導量子コンピュータ) は、損益分岐点を超えた本格的な論理量子ビットを実現しました。そのため2024年はFTQC1年になると考えられています。
本セミナーにおいては、量子コンピュータの基礎から最新動向まで非専門家向けにわかりやすく解説を行います。また、超伝導量子コンピュータ、中性原子量子コンピュータ、量子アルゴリズム、量子エラー訂正などの最先端トピックスに加えて、FTQCの実用化に向けた膨大な技術課題、ビジネス展開の可能性についても紹介を行います。さらに、大型希釈冷凍器、クライオCMOS制御回路、超伝導制御回路、CMOSプロセスを用いた量子ビット製造技術、量子コンピュータ用極低温部素材技術 (同軸ケーブル、フラットケーブル、アンプ、コネクタ) などの今後注目すべき量子周辺・コンポーネント技術と量子サプライチェーンについても解説を行います。
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
発行年月 | |
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2023/1/31 | 量子技術の実用化と研究開発業務への導入方法 |
2020/8/11 | 化学・素材業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最新調査レポート |