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データ駆動科学の基礎・実践

ベイズ計測の基礎と計測インフォマティクス

データ駆動科学の基礎・実践

~ベイズ計測とSpM~
オンライン 開催
  • 受講特典: アーカイブ配信付き (視聴期間: 2024年10月31日〜11月6日を予定)

概要

本セミナーでは、ベイズ計測の創始者である講師が、ベイズ計測の基礎から計測インフォマティクスの活用方法まで分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2024年10月30日(水) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • 材料開発者
  • 実験データ解析手法の幅を広げたい方
  • スペクトル解析の背後にある数理の基礎を学びたい方
  • 解析ソフトウェア開発等に携わる方

修得知識

  • ベイズ計測の定義
  • ベイズ計測の基礎
  • データ駆動科学
  • 計測インフォマティクスの活用方法

プログラム

 昨今、計測インフォマティクスの必要性が企業においても認識され、積極的な研究開発、実データへの応用が進んでいます。その中で、計測インフォマティクスを行うための解析プログラムは数十年前の手法にベースにした古臭いものです。このような現状では、最近破竹の勢いで発展しているベイズ計測に基づく計測インフォマティクスの潮流にのりおくてしまい、今後の計測関連民間企業で起こる生き残り戦争に出遅れてしまいます。
 本講義では、統計学のベイズ推論を計測化学に特化した形でまとめたコンパクトな情報数理的枠組みであるベイズ計測の創始者である東京大学の岡田真人教授が、ベイズ計測の動機や基礎をわかりやすく説明します。岡田真人教授も体験したように、ベイズ推論を習得しようと市場で販売されている本を手に取っても、計測化学に必要な知識を得ることは全くできません。そこで岡田真人教授は、計測インフォマティクスに必要十分な情報数理的枠組みを自ら考案しました。本講習会は、その貴重な経験に基づき、ベイズ計測の知見を持たない方にも、わかるような講義構成を考えています。本講義を通して、ベイズ計測導入への成功事例への足がかりとなれば幸いです。

  1. 本講座のねらい
    1. ベイズ計測
    2. 直線回帰 y = ax + b のベイズ計測
    3. 一般の計測系へのベイズ計測の適用
  2. 自然記述の基本的戦略とデータ駆動科学
    1. 要素還元主義と階層的自然観
    2. 階層的自然観とデータ駆動科学
  3. データ駆動科学の二大情報数理基盤
    1. スパースモデリング (SpM) とベイズ推論
    2. 物理学とスパースモデリング (SpM)
    3. Keplerの法則と前期量子論
    4. 全状態探索型スパースモデリング (ES-SpM)
    5. 物理学におけるベイズ推論の必要性
  4. 機能発現の3ステップモデル
  5. 計算論的神経学とデータ駆動科学
    1. David Marrの三つのレベル
    2. データ駆動科学の三つのレベル
    3. データ駆動科学の三つのレベルと計測関連企業の高収益化
  6. 計測インフォマティクスの通常手法の現状と、その刷新の必要性
    1. 計測インフォマティクスの通常手法の問題点
    2. その問題点の解決のためのベイズ計測導入
  7. ベイズ計測: ベイズ推論と計測科学の融合領域
    1. 物理パラメータの事後確率推定
      • 神器1. 物理パラメータの事後確率推定
      • 神器2. ベイズ的モデル選択
      • 神器3. 複数データのベイズ統合
  8. 直線回帰y=ax+bのベイズ計測解析計算の詳細な説明
    1. 物理パラメータの事後確率推定
    2. ガウス観測ノイズ分散推定
    3. ベイズ的モデル選択
  9. 非線形計測系のロールモデルとしてのスペクトル分解
    1. スペクトル分解の通常手法とその問題点 (誤差関数の局所解とモデル選択)
    2. ベイズ計測の導入と、ベイズ計測実装のための数値計算の必要性
    3. スペクトル分解におけるベイズ的モデル選択
    4. 計測限界の定量的評価
  10. 他の非線形計測系への展開
    1. NMR
    2. メスバウアー分光
    3. 小角散乱
    4. 比熱と磁化率の物理パラメータ事後確率推定とベイズ統合の導入
  11. ベイズ計測の普及戦略
    1. SPring-8全ビームラインベイズ化計画
    2. SPring-8全ビームラインベイズ化計画共同実施者
    3. SPring-8全ビームラインベイズ化計画の波及効果
    4. ベイズ計測による計測科学のゲームチェンジング
  12. 民間企業のR&D (Research & Development) 戦略とデータ駆動科学
    1. データ駆動科学と民間就職 サイバーフィジカルシステムの観点から
    2. データ駆動科学と企業R&D組織のフラット化
    3. データ駆動科学と人材の流動化
  13. まとめと、新規ビジネスなどの今後の展開
    • 質疑応答

講師

  • 岡田 真人
    東京大学 大学院 新領域 創生科学研究科
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 36,200円 (税別) / 39,820円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,200円(税別) / 39,820円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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