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3Dプリンティング材料: その現状と開発動向、如何にしてビジネスチャンスにするか?

3Dプリンティング材料: その現状と開発動向、如何にしてビジネスチャンスにするか?

~樹脂材料を中心に解説~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは3Dプリンター向け材料の開発動向を中心に、関連特許動向を網羅して、3Dプリンタ技術動向を幅広く解説いたします。

開催日

  • 2024年6月11日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 企業・研究機関の新規ビジネスの企画担当者
  • 3Dプリンターに興味を持っている企画担当者
  • 企業・研究機関の材料開発者
  • 3Dプリンターに興味を持っている材料開発者
  • 3Dプリンターに関する現状、動向を調査・レポートする知財関係者

修得知識

  • 3Dプリンティングの基礎知識
  • 3Dプリンティングの最新の状況
  • 3Dプリンティング関連特許の状況
  • 3Dプリンティングの材料とその開発の現状
  • 3Dプリンティングを利用する製品開発の動向
  • 3Dプリンティングに利用される新規材料の開発動向
  • 3Dプリンティングによる最終製品製造のために求められる樹脂材料、今後の動向

プログラム

 40有余年前に試作模型を作製する目的での小玉秀男氏により発明された光造形法を緒に各種三次元積層造形法 (Additive Manufacturing = AM法) が発明されてきた。これら基本特許の消滅を契機に2012年に大きな「3Dプリンターブーム」が巻き起こり「ものづくり」に新しい流れが出来た。今日、AM法は3Dプリンティングとも呼び、装置を3Dプリンターと一般的に呼ばれている。
 生活環境や製造業においてデジタルによる大変革 (Digital Transformation=DX) が進行しており、このDX「デジタルによるものづくり」に3Dプリンティングが重要な役割を担っている。また、新型コロナウィルス、ロシア軍のウクライナ侵攻等によるサプライチェーンが大きく変貌した。このサプライチェーンの再構築にはDXとともに「データさえあればどこでもものが作れる」3Dプリンティングが大きな役割を果たすと考えられている。
 一方、「オンデマンド生産」や「デジタル在庫」が話題になり、この3Dプリンティングはこのための手段として大きく成長しようとしている。各方式の3Dプリンター材料はそれら装置に応じて開発されており、3Dプリンターで直接最終製品を製造する役割は年々拡大し、現在3Dプリンティング利用の4割近くまでに至っている。直接最終製品製造には粉末床溶融法 (PBF) や材料押出し法 (MEX) を中心に展開されているが、材料性能や品質・信頼性で顧客のニーズを充分に満たすほどには至っていない。そのため、材料の更なる進化が求められ、高品質で高信頼な材料の開発が必須であり、ヨーロッパを中心とした化学系大企業がビジネスチャンスとみて参入が続いる。
 講演では、3Dプリンティング材料への取り組みについて、大半を占める樹脂材料を中心に、金属材料や無機材料を含めて材料の視点から、現状を俯瞰し、ビジネスチャンスにつなげる今後の方向性を探ることとする。

  1. はじめに
    1. 3Dプリンティングとは
    2. 3Dプリンティングの特許の状況
    3. 3Dプリンティングの市場
  2. 3Dプリンティングの材料とその用途 〜各積層方式とその材料の要求特性と現状〜
    1. 3Dプリンティングの材料概説
    2. 各3Dプリンティング方式の材料と主な用途・要求特性はなにか
      1. 液槽光重合法 (VPP)
      2. 材料噴射法 (MJT)
      3. 材料押出し法 (MEX)
      4. 粉末床溶融結合法 (PBF)
      5. 結合剤噴射法 (BJT)
      6. 指向エネルギー堆積法 (DED)
      7. ハイブリッド型積層造形法
  3. 3Dプリンティングの材料、特に用途から見た今後とそのビジネス展開について
    1. 国内外の3Dプリンティングの動向
      1. 最終製品製造を意識した3Dプリンティング
      2. 粉末床溶融造形法 (PBF) 、PBF法に分類されるHigh Speed Sintering (HSS) 法を掘り下げる
      3. 材料押出し法 (MEX) による最終製品への現状と今後
      4. 高精度・高精細が可能な液槽光重合法のアプローチ
    2. ヘルスケア関連用途への展開
    3. 5G、6G時代への3Dプリンティング材料
    4. 今後どの方式が最も有望か
    5. 新規参入のためにはどんなリソースが必要か
  4. まとめと提言
    • 質疑応答

講師

  • 萩原 恒夫
    横浜国立大学 総合学術高等研究院
    客員教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 32,400円 (税別) / 35,640円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 32,400円(税別) / 35,640円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
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  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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本セミナーは終了いたしました。

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