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湿気・湿度の基礎と調湿システム技術の現状および新規開発調湿剤の調湿機器への新展開

湿気・湿度の基礎と調湿システム技術の現状および新規開発調湿剤の調湿機器への新展開

~快適性や省エネルギー性向上に向けての建築物や自動車・電車用調湿機器の新展開および調湿関連産業機器の高度化に向けて / 湿気・湿度に関連する物理・化学・生物現象から調湿機器の最新動向まで~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、湿度の基礎や関係式、各分野における湿度の影響、空気線図の利用法、調湿調温プロセスそして調湿技術の基礎から応用などを分かり易く説明して、湿度関連物質・熱マネジメント技術の将来像を明らかにいたします。

開催日

  • 2023年10月30日(月) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • 湿度制御を主体とした省エネルギー空調技術関連に関心のある方

修得知識

  • 水蒸気と微細水滴と気象現象
  • 湿り空気の熱力学
    • 空気と水蒸気の関係
    • 湿度の定義
    • 露点など
  • 湿り空気線図と調湿操作
  • 湿度センサー
    • 各種湿度計と標準湿度計など
  • 湿り空気の物性
    • 水の特性
    • 電気伝導性
    • 音波の透過性
    • 熱伝導性など
  • 湿り空気に伴う諸現象
  • 空調調和とは
    • 保健衛生と産業分野など
  • 各種産業分野での湿気・湿度の利活用
  • 既存調湿技術の特徴
    • 冷却除湿
    • 吸収液除湿
    • 吸着剤除湿など
  • 各種加湿および除湿機器の開発の現状
  • 全熱交換器と調湿
    • 回転型および静置型全熱交換器など
  • 透湿膜による乾燥技術
    • 空気制御系の乾燥空気製造など
  • 顕熱潜熱分離空調における調湿技術の新展開
  • デシカント空調と放射冷暖房技術の新展開
  • 新たな調湿剤の開発と展望

プログラム

 私どもの健康、快適性そして産業分野の省エネルギーや生産性の向上などに、温度制御と並んで湿度制御の多様化は重要な役割を果たしています。しかしながら、湿り空気を構成する水蒸気 (極性物質) の特性や他の物質へ及ぼす影響などの理解は不十分に思われます。
 近年の情報機器の普及による冷房・除湿需要や建築物・自動車空間の快適性訴求そして化石燃料利用による環境問題 (脱炭素) などを勘案した省エネルギーの立場から、特に調湿技術の新展開に対する期待が大きくなっている現状にあります。例えば、改正建築物省エネルギーの施工に伴い高気密断熱建築物の普及に伴って、相対的に換気負荷の増大に伴い、顕熱潜熱分離空調による調湿技術の新たな展開が期待されています。
 また、自動車や鉄道車両などにおいても、快適換気、安全性 (防曇) や省エネルギー性訴求の観点から、新規調湿機器開発への関心が増しています。さらに、高度な調湿技術を必要とする各種産業において、新たな調湿剤利用システムによる生産性や省エネルギー向上が期待されています。一方、農水産物の生産性や品質向上に向けて、新規調湿技術の展開が望まれています。さらに、湿気の有する大きな潜熱 (蒸発や凝縮熱) を活用した蓄熱・熱エネルギー輸送技術の開発も始まっています。
 本セミナーでは、湿気・湿度の基礎や関係式、湿気・湿度の影響、空気線図の利用法、調湿調温プロセスそして既存調湿技術の基礎から新規開発調湿剤とそのシステム化技術の展開に関して分かり易く解説して、湿り空気・水蒸気の物質マネジメント技術の将来像を明らかにします。

  1. 調湿技術展開に向けての社会的要請
    1. 水分 (水蒸気、水、氷) の地球循環による天候および地球温暖化現象
    2. 建築物や自動車・電車そして他産業分野における湿度制御技術に対する社会的要請
  2. 湿り空気・湿度の科学 (物理・化学・生化学特性)
    1. 水蒸気と微細水滴と気象現象 (水蒸気とガス、雲、雪、氷、霧、靄など気象現象)
    2. 湿り空気の熱力学
      • 空気と水蒸気の関係
      • 湿度の定義
      • 露点など
    3. 湿り空気線図と調湿操作
    4. 湿度センサー
      • 各種湿度計
      • 標準湿度計
      • 最新センサー技術
  3. 湿り空気の水蒸気特性とその産業分野での利活用
    1. 湿り空気の物性
      • 水の特性
      • 電気伝導性
      • 音波の透過性
      • 熱伝導性など
    2. 湿り空気に伴う諸現象の (湿気に関連する物理・化学・生化学現象)
    3. 空調調和とは (保健衛生と産業分野など)
    4. 各種産業分野での湿気・湿度の利活用 (各種産業での湿気・湿度の利活用例)
  4. 調湿技術の現状とその特長
    1. 既存調湿技術の原理と特徴
      • 冷却除湿
      • 吸収液除湿
      • 吸着剤除湿など
    2. 各種加湿および除湿機器の開発の現状
    3. 全熱交換器と調湿 (回転型および静置型全熱交換器など)
    4. 透湿膜による乾燥技術 (空気制御系の乾燥空気製造など)
  5. 新たな調湿技術の展開と方向性
    1. 顕熱潜熱分離空調における調湿技術の新展開
    2. デシカント空調と放射冷暖房技術の新展開
    3. 新たな調湿剤の開発と展望
      • 高分子収着剤
      • 感温透湿膜
      • 高湿導電性高分子
      • 調湿用スマートゲル湿度制御分子ダイオード
      • イオン力による凝縮生成
      • 調湿着色剤など

主催

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お問い合わせ

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(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

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