技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

有機熱電素子の最前線

有機熱電素子の最前線

~100°C以下の熱のみでリチウムイオン二次電池を充電できる有機熱電素子の開発~
オンライン 開催

開催日

  • 2023年9月6日(水) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • IT機器に関する担当者
  • 電源あるいは電池に関する担当者
  • エネルギーリサイクルあるいはエネルギーハーベストに関する担当者
  • 熱電材料に関する担当者

修得知識

  • 有機熱電材料の基礎
  • リチウムイオン二次電池等の充電を電気を使わずに、有機材料で充電する手法
  • 60°C程度の熱源を利用して、電気を使わずに無線センサーを稼働させる方法

プログラム

 IoT (Internet of Things) は、これからの社会に必須の技術であり、その市場規模は、2024年には11兆円を超えると予想されている (IDC Japan調べ) 。IoTでは、物どうしが無線で通信を行うため、その電源にも自立型の電源が必要となる。
 新しい電源を導入する場合、適合させるために機器本体の回路等を設計しなおさなければならない。現状では、機器電源としてリチウムイオン二次電池が広く使われているため、新たな電源をリチウムイオン二次電池の充電器として利用すれば、改良等は必要とせずに既存機器をそのまま使用できる。
 100Vのコンセントから充電する際には、交流を直流にするためと電圧を下げるために電源アダプターを使用するが、100Vから数~十数Vまで降圧するため電気エネルギーを熱として捨ててしまっている。一方、省エネルギー技術および二酸化炭素排出量抑制技術のひとつとして、身の回りに分散する未利用エネルギー源を利用して電力とするエナジーハーベスティング (環境発電) がある。未利用排熱としては、比較的低温の熱源が想定されるため、原料コストと製作コストが安い、有機材料が使用できる。
 今回は、有機熱電素子で、身の回りの排熱を電気エネルギーに変換し、100Vコンセントを使わずに二次電池を充電する技術等について紹介する。

  1. 有機熱電素子
    1. 開発背景
    2. 熱電材料の基本
    3. 有機材料の特徴
  2. 有機熱電モジュール
    1. 有機熱電素子の基本
    2. モジュールの基本
    3. 有機熱電素子によるモジュール設計
  3. 有機熱電モジュールの応用
    1. 小型軽量電源としての利用
    2. 二次電池の充電器としての利用
  4. まとめ

講師

  • 向田 雅一
    国立研究開発法人 産業技術総合研究所 ナノ材料研究部門 ナノ薄膜デバイスグループ
    主任研究員

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)
複数名
: 18,000円 (税別) / 19,800円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 18,000円(税別) / 19,800円(税込)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 36,000円(税別) / 39,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 54,000円(税別) / 59,400円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー