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技術者・研究者のための実験ノートの書き方

技術者・研究者のための実験ノートの書き方

~実験ノートは何のために書くのか?良い実験ノートとは?実験前・実験進行中・実験後に書くことは?~
オンライン 開催

アーカイブ配信での受講をご希望の場合、配信期間は2021年11月15日〜30日を予定しております。

概要

本セミナーでは、実験ノートの書き方について基礎から解説し、IT時代ゆえに生じるリスクと対処法、電子データとのリンク・システム化と管理方法の考え方まで詳解いたします。

開催日

  • 2021年11月8日(月) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 研究機関、教育機関、民間企業などで研究や技術に関わる業務を担当している方
  • 情報を整理しながら、さまざまなアイデアを産みだす仕事に携わっている方
  • 記録や情報整理に関心を持っている方

修得知識

  • アイデアをつかまえ、育てるための実験ノートの活用法
  • 技術者や研究者として成長するための実験ノートの活用法
  • 記憶よりも記録を重視する日々を送るための実験ノートの活用法
  • 研究不正から人生を守るための実験ノートの活用法
  • 実験ノートを書くことに関連した落とし穴の発見能力
  • アイデア、計画、記録、サンプル現物まで含めた全体システム化と管理方法の考え方

プログラム

 実験ノートは実験結果を記録する場所だけではありません。実験研究をおこなったことを示す物的証拠であるとともに、取り組んでいる実験研究に関連する情報ハブとして積極的に利用することができる存在です。アイデアをつなぎとめておく場所として、記録し忘れたものごとを記憶から引っ張り出す装置として、そして研究不正の疑いや誘惑から人生を守ってくれる存在として、実験ノートを活用する方法があります。「記憶より記録」を徹底し、忘却と戦って行くためには、実験ノートに記録する習慣を積極的に活用することが効果的です。
 IT時代ゆえに生じる、画像データ操作時に無意識におこなう可能性のある改ざんや、SNS経由の情報漏洩リスクへの対処も解説します。電子データとのリンク、アイデア、計画、記録、サンプル現物まで含めた全体システム化と管理方法の考え方といったものごとについても考えます。そして、実験ノートを書き続けることによって、研究者や技術者として成長して行く人生を実現する考え方を紹介します。広く「記録を残す」ことの意味と可能性を考える講義にします。

  1. どんな実験ノートが良い実験ノートなのか?
    • 「こう書かなければならない」ではなく「こういう書き方はいかがでしょう?」
    • 「実験結果記録帳」なのか「研究日誌」なのか?
    • どのタイミングで記録するのか?
    • それを見れば全てがわかる1冊をつくる
  2. 実験ノートは何のために書くのか?
    • 情報源、物的証拠、備忘録、アイデア帳、ToDoリストなど、すべてをこの一冊に集約
    • 基本コンセプト:記憶より記録&頭脳の拡張
    • 再確認:何をやったらいけないのか
    • 研究不正に対する公的な考え方:捏造・改ざん・盗用
    • 誠実に記録し続けて来たあなたのノートが、疑いや誘惑からあなたの人生を守ってくれる
  3. おやくそく
    • 書き間違えたら?
    • 筆記用具は?
    • どんな仕様がよいのか?
    • 落とし穴:具体的に何をやったらいけないのか?
    • 「面倒だ」には勝てない
    • 落とし穴:SNS時代の実験ノート
  4. 実験を始める前に書いておくこと
    • テーマ、目的、調べたこと、自分自身の言葉で書く
    • イメージしながら書く
    • 記入表、チェックリスト、参考資料コピー、情報源、書誌情報、進捗レポートのコピーも集約
    • アイデアは逃がさない
  5. 実験を進めながら書く
    • 真実を書く
    • 毎日記録するものごとの具体例
    • 記憶を引きずり出すための記録
    • 感想や感情を記録しておくのも悪くない
    • 1段階進めるたびにその場ですぐ記録する
    • あとで意味が分かる書き方
    • 写真撮影と画像ファイル整理
    • 落とし穴:その画像加工は研究不正!善悪ボーダーライン
  6. 実験が終わってから書けること
    • 計算、グラフ、数値データ引用元、サンプル保管場所
    • 思いついたことも書く!
    • ノートをハブに情報を一箇所に集約
    • 比較:学術論文と実験ノート
  7. 紙のノートにWebのしくみをとりいれる
    • 「どこへ」と「どこから」、実物へのリンク、電子データへのリンク
    • 実験ノートの電子化
  8. 実験ノートを書くことであなたは成長する
    • あなたの成長の記録
    • あなたのモチベーションを高めてくれる存在
    • あなたのトレーニング
    • 記録する人生、記録しない人生

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,000円(税別) / 46,200円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • ライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

お申し込みの際、通信欄に「ライブ配信希望」の旨を記載ください。

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

お申し込みの際、通信欄に「アーカイブ配信希望」の旨を記載ください。

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。(配信期間は2021年11月15日〜30日を予定)
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は14日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • このセミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。(テキストに講師の連絡先を掲載)
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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