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ガラス利活用時に知っておくべき材料特性、および、ガラスに関わる接着・接合&表面処理技術

ガラス利活用時に知っておくべき材料特性、および、ガラスに関わる接着・接合&表面処理技術

~市場動向、快適性、高強度、微細加工、低環境負荷~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、まずガラスの基本的な特徴と物性について述べ、それを踏まえ、自動車・ディスプレイ・エレクトロニクス・通信・エネルギー・医療等の各分野で用いられるガラス製品を事例に、関連要素技術のエッセンス・要点について具体例を示しながら解説するとともに、今後重要性を増すガラス技術についても解説いたします。

開催日

  • 2021年9月14日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • ガラスの応用製品に関連する技術者、研究者、開発者、管理者
    • 自動車
    • ディスプレイ
    • エレクトロニクス
    • 通信
    • エネルギー
    • 医療など
  • ガラスに関連する技術者、研究者、開発者、管理者

修得知識

  • ガラスの基礎
  • ガラスの製造技術
  • ガラスの加工技術
  • ガラスの評価・分析
  • ガラスの応用

プログラム

 ガラスの歴史は古い。しかし、ガラスは今日においても様々な分野で用いられ、我々の生活に欠かすことのできない存在となっている。このように、ガラスという素材が時代を越え、幅広く使用されている理由は、その高い透明性、優れた化学的耐久性・加工性、高い均質性・環境適合性、入手しやすく比較的安価という特徴に起因する。そして、このガラスを用いた製品の品質および価値は、複数の要素技術により支えられている。近年の市場ニーズの多様化・高度化に伴い、これら技術にも更なる進化&深化が求められており、これをスピーディーに具現化していくためには、ガラスという素材そのもの本質を理解し、かつ、関連要素技術の基礎的&体系的理解が極めて重要となる。
 そこで本講演では、まずガラスを利活用する際に知っておくべきガラスの基本特性について述べ、それを踏まえ、自動車、ディスプレイ、エレクトロニクス、通信、再生可能エネルギー分野で用いられるガラス製品を事例に、主要要素技術である接着・接合および表面処理技術のポイント、および、ガラスという脆性材料・絶縁材料ならではの難しさ、注意すべきポイントについてわかり易く解説する。

  1. ガラスの特徴
    1. ガラスの基本物性と製造方法
    2. ガラスは脆性材料&絶縁材料、利活用時の注意点
      • ガラスは割れる
      • 絶縁材料測定時のチャージアップ対策
    3. ガラス表面の理想と実態
  2. ガラスが関わる接着・接合技術
    1. 自動車軽量化・マルチマテリアル化における接着・接合技術の動向
    2. 接着・接合支配因子
      1. 界面結合力;機械的・化学的・物理的結合
      2. ガラス表面の状態制御
  3. 接着剤としてのガラスの特徴と接着プロセス
    1. ガラス接着剤
      • 低融点ガラスとガラスペースト
    2. 接着プロセス
      • 塗布と焼成
        • スクリーン印刷
        • ディスペンス
    3. 高信頼接着実現のポイント
  4. ガラスと異種材料の接着・接合
    1. ガラス-樹脂の接着
    2. ガラス-シリコンの接合
      • MEMS
      • マイクロ流路
    3. ガラス-金属&セラミックスの接着
      • メタライズ
      • UV-LED & レーザー
    4. フッ素樹脂-銅の接着・接合
      • 5G・ミリ波通信
      • 導体損失低減
    5. 低環境負荷な接着技術
  5. ガラスの表面処理技術
    1. 薄膜コーティング
      • 乾式法
      • 湿式法
      • 新成膜法
    2. 表面改質
      • 化学的手法
      • 物理的手法
    3. トラブル事例と高品質薄膜コーティングガラス実現のポイント
    4. 曲面・複雑形状への均一コーティング技術
    5. 事例
      1. ディスプレイ
        • AR膜
        • 易指紋除去膜
        • 耐擦傷膜 (自己治癒)
        • 透明導電膜
      2. 自動車
        • 調光膜
        • 親水・撥水 (非フッ素) 膜
        • ディスプレイWindow
        • 透明ヒーター
      3. 高速・大容量通信
        • 透明アンテナ
        • 電磁波制御
      4. 再生可能エネルギー
        • 軽量・高強度・高効率・メンテナンスフリーペロブスカイト太陽電池
        • 高反射・長寿命太陽熱発電ミラー
        • 水素技術 (SOFC、 SOEC)
  6. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
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本セミナーは終了いたしました。