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3Dプリンティング材料: その要求特性と現状、および開発動向

3Dプリンティング材料: その要求特性と現状、および開発動向

~特に用途から見た材料の3Dプリンティングビジネスの今後の方向を探る~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは3Dプリンター向け材料の開発動向を中心に、関連特許動向を網羅して、3Dプリンタ技術動向を幅広く解説いたします。

開催日

  • 2021年6月8日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 企業・研究機関の新規ビジネスの企画担当者
  • 3Dプリンターに興味を持っている企画担当者
  • 企業・研究機関の材料開発者
  • 3Dプリンターに興味を持っている材料開発者
  • 3Dプリンターに関する現状、動向を調査・レポートする知財関係者

修得知識

  • 3Dプリンティングの基礎知識
  • 3Dプリンティングの最新の状況
  • 3Dプリンティング関連特許の状況
  • 3Dプリンティングの材料とその開発の現状
  • 新しい3Dプリンティングの開発
  • セラミック造形、シリコーン造形、スーパーエンプラ造形や金属造形
  • 3Dプリンティングの用途を材料との関わり
  • 3Dプリンティングの今後の用途からみた展開
  • 3Dプリンティングのビジネス展開

プログラム

 30余年前の光造形法の発明を契機に3次元積層造形 (Additive Manufacturing=AM) 法が種々開発され実用化されてきた。いまではその技術全体を簡便に3Dプリンティングとし、その装置を3Dプリンターと呼ぶようになっている。今日産業界が掲げるDX (Digital Transformation) に呼応して、「Digitalを利用する新しいものづくり」、即ち3Dプリンターによる直接製造の方法が大きな期待を集めている。
 3Dプリンティングは石膏の粉末や砂材料のような無機物、鉄、アルミニューム、チタン (合金) などの金属粉末、液状光硬化性樹脂、熱可塑性樹脂ワイヤーや粉末などの材料をデータに基づき一層ずつ積み重ねて立体形状を作成する技術である。
 今日、各3Dプリンターの材料はそれぞれの装置に応じて幅広く開発されてきてはいるが、3Dプリンターを利用して直接製品とするには材料の種類や性能を十分にカバーするまでには至っていない。3Dプリンターを効果的に用いて、新しいものづくりに利用するためには材料の更なる進化が求められる。そのために高性能で高機能な材料の開発が必要であり、そこにビジネスチャンスを求めて欧米を中心に大企業の参入が続いている。
 本講演では、①3Dプリンティング (AM) 技術をその活用分野から材料への要求特性を理解し、その材料開発へのヒントを掴む、②今後重要となると思われる新材料、特にCFRPなどの複合材料、フッ素系樹脂、高耐熱材料などの要求特性や特徴を理解する、③用途開発の進む金属材料、セラミックス、砂材料などの無機材料に関しても造形技術の国内外の動向を用途の視点から俯瞰する、④これらトピックスを理解して新たな活用や材料開発へのヒントを掴み関連ビジネスへの展開のきっかけを探る、この4つのポイントを押さえて解説を進めていきたい。

  1. はじめに
    1. 3Dプリンティングの基礎
    2. 3Dプリンティングの市場
    3. 3Dプリンティングの用途
    4. 3Dプリンティングの特許の状況
  2. 3Dプリンティングの材料とその用途 ~各積層方式とその材料の要求特性と現状~
    1. 3Dプリンティングの材料概説
    2. 3Dプリンティング材料発展の歴史
    3. 各3Dプリンティング材料について
      1. 液槽光重合法 (VPP)
      2. 材料噴射法 (MJT)
      3. 材料押出し法 (MEX)
      4. 粉末床溶融結合法 (PBF)
      5. 結合剤噴射法 (BJT)
      6. シート積層法 (SHL)
      7. 指向エネルギー堆積法 (DED)
      8. ハイブリッド型積層造形法
  3. 国内外の3Dプリンティングの動向
    ~Formnext Connect 2020、3D Printing 2020, 2021 (東京) 、各装置メーカの主催するWebinarなどで見えたもの~
  4. 3Dプリンティングの材料、特に用途から見た今後とそのビジネス展開について
    1. 金属を中心とした新しい造形方法の開発
    2. 粉末床溶融造形法の拡大
    3. スーパーエンジニアリングプラスチックの造形
    4. セラミック造形
    5. 各造形法のヘルスケアへの展開
    6. その他、注目される用途展開など
  5. まとめ
    • 質疑応答

講師

  • 萩原 恒夫
    横浜国立大学 総合学術高等研究院
    客員教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 30,400円 (税別) / 33,440円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 22,000円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 44,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
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本セミナーは終了いたしました。