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液晶ポリマー (LCP) の基礎・市場動向と、5G用途に向けたフィルム化・量産化技術の開発動向

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液晶ポリマー (LCP) の基礎・市場動向と、5G用途に向けたフィルム化・量産化技術の開発動向

~液晶ポリマーの特徴・種類・成形加工技術・世界の市場動向から、注目される5G用途での応用展開まで~
東京都 開催 会場・オンライン 開催

概要

本セミナーでは、優れた低誘電率、低誘電正接特性から5G用途でますます注目されるLCPを取り上げ、LCP材料の基礎 (特徴・種類・成形加工技術) から世界の市場動向、さらにフレキシブルプリント配線板 (FPC) 用の絶縁材料として開発が進むLCPのフィルム化技術とその量産化に向けた各社の取り組み事例について解説いたします。

開催日

  • 2021年2月26日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • LCPおよびフィルムの市場動向、将来動向
  • 5G向けFCCL用フィルムの成形加工技術
  • LCP射出成形技術、LCP紡糸技術などの知見

プログラム

 液晶ポリマー (LCP) は電気・電子分野や通信分野などの精密部品を中心として、世界的に需要が大きく伸びつつある耐熱性高分子材料である。一般にスーパーエンジニアリングプラスチックと呼ばれる分野に属し、鉛フリー半田にも耐えうる高い耐熱性をはじめ、射出成形時の優れた寸法安定性や高い流動性、さらにはバリなどが発生しにくいことなどから、精密・微細化などを目的とする用途に適している。また、近年では、これまでの通信方式と比べ高速・大容量化などの特徴を有する第5世代移動通信システム (5G) への適用が始まり、高周波・高速伝達回路による伝達損失を抑えることのできる材料としても期待されている。
 しかしながら、5G向けの用途としてはフィルム化が要求されており、LCPの持つ高い配向性が原因でフィルム加工しにくい欠点を有していた。そこで、各LCPメーカーは独自の加工技術で、この欠点を克服し、フイルム化とその量産化を試みている。
 本セミナーでは、LCPについて材料の特徴・種類・成形加工などの基礎や世界の市場動向から、5G用途への適用拡大に伴うフィルム化技術とその量産化の開発動向まで幅広く解説する。

  1. はじめに
  2. 世界の液晶ポリマー (LCP) の市場
    1. LCPの市場動向
    2. 市場を支配する中国
  3. 液晶とは
    1. 液晶分子の特徴
    2. 液晶構造の主な種類
  4. 液晶ポリマーとは
    1. 液晶ポリマーの特徴
    2. 液晶ポリマーの種類
      1. サーモトロピック液晶ポリマー
      2. リオトロピック液晶ポリマー
  5. グローバルLCP市場の主要プレーヤー
  6. LCPのモノマー
  7. LCPの用途
  8. LCPの成形加工
    1. リオトロピックLCPの成形方法
    2. サーモトロピックLCPの成形方法
      1. 射出成形
      2. 押出成形
      3. 溶液キャスト法
  9. 5G技術を支えるLCPの動向
    1. LCPフィルム市場動向
    2. LCPフィルムの現状と課題
    3. LCPフィルムの量産化に向けた技術動向
      1. 新規押出成形
        • Tダイ成形
        • インフレーション成形
      2. 新規溶液キャスト法
    4. LCPフィルムを使ったFCCLの製造技術
  10. LCPの今後の展望
  11. おわりに: 皆様へのメッセージ
    • 質疑・応答

講師

  • 八角 克夫
    八角コンサルティンググループ
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5F 第4講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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本セミナーは終了いたしました。

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