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高粘度流体における「泡」発生メカニズムと消泡、脱泡技術

高粘度流体における「泡」発生メカニズムと消泡、脱泡技術

~スラリー、ペースト、粘接着剤、塗料、電池、電子材料、食品、医薬品、化粧品、コーティングなど~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2018年4月23日(月) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 高粘度流体の消泡・脱泡に関連する技術者、研究者
    • スラリー
    • ペースト
    • 粘着剤・接着剤
    • 塗料
    • 電池
    • 電子材料
    • 食品
    • 医薬品
    • 化粧品
    • コーティングなど

プログラム

第1部 高分子・界面活性剤水溶液中の気泡の ダイナミクスと泡沫の起泡および消泡の基礎

~なぜ、粘度の高いものからの「泡取り」が難しいのか?~

(2018年4月23日 10:30〜12:15)

 高分子および低分子界面活性剤水溶液における泡を理解するため、1) 泡の基礎、 2) 事例を基に二次元および三次元空間における各種界面活性剤水溶液中を浮上する 泡のダイナミクス (泡の軌跡、形状変化など) について平易に解説し、3) 三次元空間に おける界面活性剤水溶液の起泡および消泡について、事例を挙げながら起泡・消泡技 術の展開を紹介する。

  1. 泡の基礎
    1. 界面エネルギー
    2. 泡の種類
    3. 泡の生成とその安定性
    4. 泡は厄介者?
  2. 水溶液における泡のダイナミクス
    1. 三次元空間を浮上する気泡の基礎と2、3の事例
      1. 気泡の形状とその物理量
      2. 水中を浮上する気泡
      3. 界面活性剤水溶液中を浮上する気泡
      4. 高分子水溶液中を浮上する気泡
    2. 二次元空間を浮上する気泡の基礎と2、3の事例
      1. 水中を浮上する気泡
      2. 高分子水溶液中を浮上する気泡
    3. 二次元空間の泡沫の基礎とその事例
      1. 泡沫のダイナミクスの基礎
      2. 高分子・低分子界面活性剤水溶液の泡沫
  3. 水溶液における起泡および消泡
    1. 起泡とその評価
      1. 泡の起泡性
      2. 泡のレオロジー
    2. 界面活性剤水溶液における起泡の2、3の事例
    3. 消泡とその評価
    4. 界面活性剤水溶液における消泡の2、3の事例
  4. ~なぜ、粘度の高いものからの 「泡取り」が難しいのか?~
    • 質疑応答

第2部 添加剤の種類と上手な使い方、粘度の高い流体への応用

(2018年4月23日 13:00〜14:45)

 添加剤は、欠陥現象や不具合を防止するために微量添加される。 添加剤の機能や作用を理解して選択方法を知ることが、高機能で高性能な製品を作る近道である。 添加剤の種類や作用について平易に解説する。

  1. はじめに
  2. 材料間の親和性と溶解性パラメーター
    1. 物理定数から計算する方法
    2. 相溶性から実測する方法
    3. 化学構造からの計算
  3. 表面調整剤の種類と作用
    1. 表面調整剤の種類
    2. 消泡剤の作用
    3. レベリング剤の作用
      • 平滑剤
      • ハジキ防止剤
    4. 溶解性パラメータと選択方法
  4. 表面調整剤の効果
  5. 終わりに
    • 質疑応答

第3部 連続脱泡装置による脱泡技術

(2018年4月23日 15:00〜16:30)

  1. 脱泡の基本原理
  2. 脱泡工程のニーズ
    1. 塗工工程におけるニーズ
    2. 化学業界におけるニーズ
    3. 食品業界におけるニーズ
  3. バッチ式脱泡装置
    1. バッチ式脱泡装置の種類
    2. バッチ式脱泡装置のメリット・デメリット
  4. 連続式脱泡装置
    1. 基本構成
    2. 回転ディスクの種類
    3. 連続式脱泡システムの特長
  5. 代表的な使用例
    1. LIB電極剤スラリー塗布工程での使用例
    2. 光学フィルム用粘着剤塗布工程での使用例
    3. シールラベル用インク塗布工程での使用例
    • 質疑応答

講師

  • 川口 正美
    三重大学
    名誉教授
  • 長沼 桂
    楠本化成 株式会社 添加剤事業部 技術本部
    主席研究員
  • 小島 達也
    株式会社ノリタケカンパニーリミテド エンジニアリング事業部 流体テクノ部 化工グループ
    主任

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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