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電子機器の防水技術の基礎と最新動向

電子機器の防水技術の基礎と最新動向

~電子デバイス・携帯・スマートフォン・カメラ・時計・PC・自動車・ウェアラブルの防水技術~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、電子デバイス・携帯・スマートフォン・カメラ・時計・PC・自動車・ウェアラブルの防水技術の現状・設計・規格・試験から最新動向について、動画を用いてわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2018年3月15日(木) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 防水が必要な電子機器に関連する技術者、研究者、品質担当者
    • 携帯電話、スマートフォン
    • カメラ
    • 時計
    • PC、タブレット など

修得知識

  • 防水技術の基礎
  • 電子機器の防水対策

プログラム

 電子機器の“天敵”として、利用者の前に立ちはだかっているのが「水」です。携帯電話を洗濯したり、洗面所で水がかかり故障して大切なデータがなくなったり、カメラに雨がかかり故障したり、パソコンにコーヒーをこぼしたり、途方に暮れた経験は誰しもあることです。電子機器の防水の技術開発では、日本が最先端を走っています。
 携帯電話・スマートフォン、カメラ、パソコン、時計、自動車部品等の防水技術の現状、防水設計、防水規格、防水試験等を解説します。
 電子機器の防水技術と小型・軽量化は相反しており、 これを解決するためには、部品・材料技術 (タッチパネル、筐体・ 電池・音響部の防水など) 、実装技術、低消費電力化、無線通信技術 (ヒューマンインターフェース) などの総合技術の開発が重要です。
 最近のトピックス (防水コーティング) 、将来動向・課題等を解説します。
 「動画映像」を多数使用し、全てを分かり易く解説します。

  1. 第1章 電子機器の防水の概要と防水規格
    1. はじめに:電子機器の防水概要
    2. 防水に関する技術開発動向・特許
    3. 防水携帯電話機の防水の歴史
    4. 電子機器の防水方法
    5. 電気機械器具IPX規格 防塵規格
    6. 水に対する保護の試験装置および主な試験条件
    7. 散水および飛沫に対する試験装置
    8. ジェット噴流に対する保護の検証用試験機器
    9. 時計の防水規格
    10. 自動車部品の防水規格
    11. 自動車部品の防水規格ワイヤハーネスコネクタ試験方法
    12. 米軍防水・落下・防塵・衝撃等のMIL規格
  2. 第2章 携帯電話・スマートフォンの防水
    1. 携帯電話・スマートフォンの防水構造
    2. 防水技術
    3. 携帯電話の筐体と防水
    4. 樹脂筺体や金属筺体の動向
    5. ヒンジ接合部・音響部の防水
    6. 防水携帯電話?
    7. 防水性能試験
    8. 歪検出方式の基本構造
    9. 歪検出方式の判定原理
    10. 音響防水性能・加圧式水没試験機
    11. 浸漬試験機
    12. 防水試験・試作時・経年変化・エアリーク試験
    13. 2016年度の携帯国内出荷数:Appleがトップ
    14. スマートフォンの電子部品
    15. スマートフォンのタッチパネルの感度
    16. 新型タッチパネル (静電容量式・感圧センサ)
    17. iPhone6Sの分解によって防水の仕組みが判明
    18. iPhone 7 ヘッドフォン端子を廃止
    19. Appleの新たな防水特許技術
  3. 第3章 カメラの防水
    1. カメラの防水
    2. 防水カメラの一覧
    3. カメラの防水構成
    4. カメラの防水試験・落下試験例
    5. 身に着けられるビデオカメラ
    6. 車載防水カメラ
    7. 深水数mの技術課題
    8. 水圧と水深の関係
  4. 第4章 その他の電子機器の防水 (時計・PC・タブレット・車)
    1. 時計の防水
    2. PCの防水
    3. ノートPCの水との戦い
    4. タブレットPCの防水
    5. 自動車部品の防水
    6. 車のECUシーリング構造・防水コネクタ
    7. 防水エンジン/トランスミッション用ECU
    8. 自動車のECUの加速試験・防水コネクタ
    9. 自動車機器の環境・安全・情報例
    10. 車載ミリ波レーダー・準ミリ波レーダーの防水
  5. 第5章 防水に関する最新のトピックスと動向
    1. 防水コーティング
    2. 防水コーティングの総合評価
    3. 防湿性比較データ
    4. 日本の防水コーティングの動向
    5. 英国P2i社の情報:日本とは異なる
    6. 防水シートの例
    7. シールの設計思想
    8. 防水ガスケットシール (Oリング設計)
    9. 防水Oリングつぶし率と圧縮永久歪
    10. 圧縮永久歪試験方法
    11. 不具合事例対策
    12. 防水合成ゴム材料・特性
    13. 電子機器の防水方法・防水規格まとめ
  6. 第6章 防水に関する今後の動向
    1. 携帯電話の進化:ユビキタス (第5世代)
    2. 携帯・自動車の実装技術 (防水・高温高放熱)
    3. 「ウェアラブル端末」等の推進
    4. 腕時計型ウェアラブル端末の防水性能
    5. 耳の中にコンピューター (防水技術)
    6. 全てのものが無線でつながる (IoT)
    7. 移動通信サービスの普及と電波の割り当て
    8. 産業構造の変化への対応
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

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