リチウムイオン電池製造におけるドライルームの運用と省エネ化
東京都 開催
会場 開催
開催日
-
2017年12月18日(月) 10時30分
~
16時30分
プログラム
第1部 リチウムイオン電池、電気二重層キャパシタの製造プロセスにおける水分対策と安全性
(2017年12月18日 10:30〜12:30)
リチウム電池・電気二重層キャパシタの製造環境は超低湿度 (低露点) が求めら れる。環境水分が製品性能に大きく影響するからである。そのため多くの場合ではドライルームの中で製造が行われている。本稿では電池製造プロセスの湿度管理の実情およびドライルームが必要とされる理由と,運用上重要となるポイントを説明する。
- LiB電池/EDLCキャパシタの最近の世界動向
- 世界の最新動向とNEDOの電池の展望
- LiB各種電池の火災動向
- 中国での電動車動向
- 低速電動車動向
- 大形電動車動向
- 最近の動向
- 中国、欧州でEV車が急加速
- EV車でないと環境が守れない
- 日本のEV車用電池、キャパシタ技術が世界に展開される
- EV用電池のギガセル工場新設が世界で展開される
- 電池、キャパシタ用諸材料の大増産時代の到来 –
- 最近のLiB電池,電気二重層キャパシタ (EDLC) 製造プロセス
- Dry room,Dry chamber の原理と構成
- 環境湿度とLiB/EDLCへの諸特性への影響
- LiB/EDLCの代表的な製造工程図
- 試作工程,量産工程の外観写真
- LiB/EDLCの半製品工程での水分対策と高速度注液システムの改善点
- 代表的な重要材料の留意点
- 低抵抗電極構成法
- 新バインダーの構成法
- イオン液体,SEI各種展開剤
- LiB/EDLCの各種安全性対策
(水分混入はガス発生、漏液、安全対策に影響)
- 電池の構成と水分とその影響
- 不純物の標準化は,必要か?
- 缶体加工,カシメ加工上の留意点
- 各種安全弁の種類
第2部 リチウムイオン電池製造環境における回転ローター型除湿機の省エネシステム
(2017年12月18日 13:15〜14:45)
回転ローター型除湿機に関する基礎的な知識とその省エネ方法の考え方について実例を交えて紹介する。
- 空調システムにおける除湿の種類
- 回転ローター型除湿機の概要
- プレクーラーの役割
- 回転ローターの役割
- アフタークーラーの役割
- 再生ヒーターの役割
- パージエアーの役割
- 回転ローター型除湿機のエネルギー削減方法
- 再生ヒーターに使われるエネルギーの試算
- 再生空気の循環再利用
- 再生空気の制御方法
- 省エネシステム導入によるエネルギー削減
第3部 リチウム電池製造に向けたドライルームの省エネルギー対策と設計手法
(2017年12月18日 15:00〜16:30)
- リチウム電池の製造環境
- リチウム電池の製造プロセス概要
- 露点管理の重要性
- ドライルーム設計
- ドライルームの基本構想
- 露点
- 風量
- 水分負荷
- ドライルームの省エネルギー対策
- 設備設計
- 運転パターン設計
- 水分負荷低減対策
- ドライルームからの排気量の低減化
- ドライルームにおける露点管理
- リチウム電池分野への導入事例,運転事例
講師
-
菅田 大助 氏
株式会社 テクノ菱和
技術開発本部
技術開発研究所
主任研究員
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主催
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1名様
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50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
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