技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品ライセンス基礎講座 (2日間)

医薬品ライセンス基礎講座 (2日間)

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは「医薬ライセンスとデューデリジェンス」のセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 99,960円 (税込) → 全2コース申込 割引受講料 68,040円 (税込)

開催日

  • 2017年5月30日(火) 10時30分 16時30分
  • 2017年5月31日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 医薬ライセンスの歴史と特殊性
  • 医薬ライセンスに関する基礎知識 (用語とその意味など)
  • 一般的な医薬ライセンス業務の流れと実務の進め方
  • 化合物評価 (候補化合物の探索からデューデリジェンスまで)
  • 多様化したライセンスストラクチャー
  • 契約書の作成
  • 簡易収益性分析法
  • マイルストンやロイヤルティ設定の考え方
  • 楽観・悲観モデルの組み方
  • 大型医薬品のライセンスフィーの考え方
  • サブライセンスにおけるライセンスフィーの考え方
  • 収益性分析結果のライセンス交渉での実践的な使い方
  • 医薬ライセンスの最近の傾向

プログラム

 ライセンス業務は製薬業務全般に関わっているため、医薬ライセンス部門の担当者は研究・開発部門を中心に創薬に関わる全ての部門から集められています。しかし、多くの国内製薬企業ではライセンス部門の研修体制が整っていないように思います。頻繁に行われているライセンス関連講座も時々のトピックスを取り上げる傾向が強く、ライセンス業務全般について理解する機会は案外少ないように思います。
 そこでこのセミナーでは、ライセンス業務全般についてライセンス部門に配属されてまだ日の浅い担当者にも分かりやすく説明したいと思います。また前回、関心の高かったライセンスフィーについては中堅のライセンス担当者の方々の実務においても役立ててもらえるように、具体的な事例をもとにライセンスフィー設定の考え方や設定方法、さらにライセンス交渉での運用の仕方などをお話したいと思います。

2017年5月30日「医薬ライセンスの基礎と化合物の評価および契約書作成のポイント」

まず医薬ライセンスの特殊性と基礎的な用語についてお話しします。実務としては交渉プロセスと化合物評価や契約書の作成を取り上げます。
  • はじめに
    1. 医薬ライセンスの特徴
      1. 医薬品の承認認可制度と研究開発
      2. 他の産業のライセンスとの違い
    2. 医薬ライセンスの基礎知識
      1. 対象~開発・製造・販売権、商標、ノウハウ~
      2. ライセンス形態~買取、共同開発、共同販売など~
      3. ライセンスフィー
      4. ライセンス契約とその関連契約
    3. ライセンス交渉の流れ
      1. 社内検討と承認
      2. 相手企業へのアプローチ
      3. 導出導入希望の表明
      4. 秘密資料の入手
      5. 主要契約条件の協議
      6. デューデリジェンス
      7. 契約書の作成~契約書全条項に関する協議~
      8. 契約締結
    4. ライセンス化合物の評価
      1. ポートフォリオ分析
      2. Target Product Profile
      3. 候補化合物の探索
      4. 公開資料の入手方法
      5. 候補化合物の選定と優先順位付け
      6. 秘密資料による評価
      7. 収益性分析
      8. デューデリジェンス
        1. デューデリジェンスの実施時期
        2. 実施方法
        3. 最終評価~ラインセンス可否の判断~
    5. ライセンスストラクチャー
      1. ストレートライセンス
      2. 交換化合物がある場合
      3. 条件付きライセンス契約
      4. 包括的ライセンスや企業買収
      5. オープンイノベーション
    6. 契約書の作成
      1. タームシート~主要条件に関する協議~
      2. 契約書の内容
        1. 対象と種類
        2. 目的
        3. 主要な契約条項
        4. 経済条件に関わる条項
      3. 注意点
        1. 独占禁止法による制限行為
        2. 契約満了あるいは解約時の注意点
    7. おわりに

2017年5月31日「ライセンスフィーの設定とライセンス交渉の実務ノウハウ」

 前回、質問の多かったライセンスフィーの設定について、事例に基づいてランセンス交渉の場でも使いやすい簡易収益性分析法を紹介し、その基本的な考え方や運用方法についてお話します。最後に、最近の医薬ライセンスの傾向について概説します。

  • はじめに
    1. ライセンスフィー ~事例検討~
      1. 標準となるマイルストンの設定
        1. 第1回マイルストンの意味と設定方法
        2. 各開発段階のマイルストンの意味と設定方法
        3. コマーシャルマイルストン
        4. マイルストンの総額と割り振り方~リスクの軽減~
      2. 標準となるロイヤルティの設定
        1. 対象~特許、ノウハウ、商標~
        2. ロイヤルティの考え方
        3. ロイヤルティの支払い期間
        4. ロイヤルティの設定方法
        5. 留意点~正味売上高と査察方法~
      3. 簡易分析法における開発リスクの織り込み方
      4. 楽観モデルと悲観モデル
        1. 主な変動要因
        2. 楽観・悲観モデルの設定~開発戦略と販売戦略~
        3. 楽観モデル設定の留意点
        4. 悲観モデル設定の留意点
      5. 大型医薬品のライセンスフィーの考え方
        1. 収益性評価の指標に現れる特徴
        2. 売上高のマイルストンへの反映方法
        3. 売上高のロイヤルティへの反映方法
        4. コマーシャルマイルストンの活用
      6. サブライセンスにおけるライセンスフィーの考え方
        1. 特許ホルダーの位置づけ~買取と共同研究、共同開発~
        2. サブライセンスの収益性評価
        3. マイルストン設定の考え方
        4. ロイヤルティ設定の考え方
      7. Win – Win条件の考え方
        1. 収益性分析における50/50の意味
        2. リスクシェアに基づくWin – Winの考え方
        3. ライセンス交渉での落としどころ
        4. サブライセンスでの留意点
      8. 収益性分析のライセンス交渉での実践的な使い方
        1. 打ち出し案作成の考え方~楽観モデルとの違い~
        2. フォールバックポジションの考え方~悲観モデルとの違い~
        3. 相手先の収益性分析結果の推定~提案や要望からの推定方法~
        4. 見逃しがちな経済条件
        5. 数字に表せない経済条件関連条項の活用
    2. 医薬ライセンスの最近の傾向
      1. ライセンスフィー
      2. ライセンスストラクチャー
      3. オープンイノベーション
    3. おわりに

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 第2研修室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 63,000円 (税別) / 68,040円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 60,000円 (税別) / 64,800円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 31,500円 (税別) / 34,020円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 63,000円 (税別) / 68,040円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/8/29 Beyond-The-pill/Around-The-Pillにむけた業界動向とアイデア創出のA・B・C オンライン
2024/8/30 非臨床試験における信頼性基準適用のための着眼点 オンライン
2024/9/4 希少疾病用医薬品の薬価算定の実際と適正な利潤獲得のための薬価戦略 オンライン
2024/9/5 PPK/PD 解析・E-R解析の基礎および薬剤応答の予測への活用 オンライン
2024/9/5 再生医療等製品の輸送方法の開発、安定性試験の実施 オンライン
2024/9/6 TPPを有効活用した医薬品開発のプロジェクトマネジメントと事業価値評価・意思決定 オンライン
2024/9/6 国内外規制 (ICH-Q3E・局方) をふまえたE&L (Extractables and Leachables) 評価・分析の留意点と基準の考え方 オンライン
2024/9/11 GMP/GDPにおける汚染管理戦略としてのペストコントロールの実態と査察指摘事項 オンライン
2024/9/27 医薬品の多様性を考慮した外観目視検査における要求品質の明確化と異物低減対策の具体的ポイント オンライン
2024/9/27 事例解説から学ぶ日常業務の効率化とその実施の信頼性確保 オンライン
2024/9/27 ファーマコメトリクス/クリニカルファーマコメトリクス オンライン
2024/10/30 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (全2コース) オンライン
2024/10/30 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2024/10/30 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2024/10/30 GMPにおける逸脱・不備・不整合からのCAPA運用・手順・管理と逸脱防止対策 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品 (抗体医薬品) の特性解析・構造決定と得られたデータの品質管理への活用 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の不純物管理 オンライン

関連する出版物

発行年月
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術
2011/12/14 QCラボにおける厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応セミナー
2011/12/10 製薬大手5社 技術開発実態分析調査報告書
2011/11/7 eCTD申請 「-ここまで身近になったeCTD申請-」
2011/9/1 厚労省ER/ES指針対応実施の手引き
2011/8/29 グローバルスタンダード対応のためのCSV実施方法
2011/8/24 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座
2011/8/3 「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定