技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオプラスチックの初歩から応用、最新技術・将来展望

バイオプラスチックの初歩から応用、最新技術・将来展望

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、バイオプラスチックについて基礎から解説し、各製品分野での利用推進に役立つ内容を詳解いたします。

開催日

  • 2017年4月25日(火) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • プラスチック関係のメーカーや商社に勤務する技術者
  • バイオプラスチックについて基礎から学びたい方

プログラム

 化石資源の枯渇や地球温暖化の防止のため、植物原料のバイオプラスチックの重要性は今後、一層高まってくる。本講師は、高機能なバイオプラスチックの研究開発と電子機器などの耐久製品への利用を世界に先駆けて進めてきた本材料の第一人者である。
 本講座では、プラスチックの研究開発や様々な製品分野での利活用に携わっている若手からベテランの技術関係者を対象に、バイオプラスチックの本質的な理解とともに、各製品分野での利用推進に役立つ広範な知識の習得を目指している。
 このため、講演者は、これまでの研究発表や講演活動、さらに、兼務している大学での講義に基づいて、プラスチックの基礎として、分子構造と物性、製造方法、環境問題と対策、さらに、バイオプラスチックの最新知識として、代表的な構造・物性・製造方法、市場動向と課題、研究開発の事例、特に最新の研究成果、そして、今後の展望について解説する。

  1. プラスチックの基礎
    1. プラスチックの概説
      1. 代表的な構造・生産規模、課題など
    2. 分子構造と物性、製造方法
      1. 構造・形態による分類
        • 樹脂・ゴム・繊維
        • 熱硬化・熱可塑
        • 結晶・非結晶
      2. 製造方法
        • 重合方法
        • 複合材の製造方法
      3. 分子構造と重要物性との関係
        • 力学特性
        • 耐熱性
        • 溶融粘度
      4. 代表的添加剤の説明
    3. 環境問題と対策
      1. プラスチックの環境問題と対策の概説
      2. 廃プラスチックとリサイクルの現状
      3. 化学的な安全対策
        • ハロゲン系難燃剤の課題と対策
      4. 石油資源の枯渇とシェールオイルの現状・課題
      5. 植物資源の利用の重要性
  2. バイオプラスチックの最新知識
    1. バイオプラスチックの概説
      • 利用価値
      • 生分解性と非生分解性
      • 非食用植物資源の利用など
    2. 市場動向と課題 全体の生産規模、成長見通し
    3. 各種のバイオプラスチックの解説
      (構造・製法・生産規模と課題)
      1. ポリ乳酸
      2. ポリヒドロキシアルカノエート
      3. バイオポリエステル
      4. バイオポリオレフィン
      5. バイオポリアミド
      6. セルロース樹脂
    4. 最新の研究開発事例
      1. 高機能なポリ乳酸複合材と電子機器への適用
        • ケナフ添加による高耐熱化、難燃化、形状記憶、高伝熱化
      2. 新しい3層ナノ粒子の利用によるバイオナノコンポジットの開発
      3. 新セルロース系バイオプラスチックの開発
        • カルダノール付加セルロース樹脂の開発
        • 低製造エネルギーの合成技術
        • 特有な添加剤による特性向上
      4. 漆ブラック・バイオプラスチックの開発
  3. まとめと今後の展望
    1. バイオプラスチックの課題の整理
    2. 今後の利用展開への展望
    • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/6/21 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2024/6/21 ゴム・高分子材料のトライボロジー特性と接触面の観察および評価方法 オンライン
2024/6/21 アニオン重合の基礎知識と高分子の精密制御 オンライン
2024/6/21 分子動力学 (MD) 法の基本原理・具体的な技法から高分子材料開発への応用 オンライン
2024/6/24 粘着剤の基礎知識と評価法 オンライン
2024/6/25 高分子の粘弾性挙動と時間-温度換算則の活用事例 オンライン
2024/6/25 フィラーの分散・充填技術およびナノコンポジットの研究開発動向 オンライン
2024/6/27 フィルム製膜における延伸・配向制御、その評価と応用 オンライン
2024/6/27 粘弾性挙動によるプラスチック成形品の残留応力の発生と解放のメカニズム オンライン
2024/6/27 プラスチックの力学特性と評価方法および複合化による改善手法 オンライン
2024/6/27 二軸スクリュ押出機を用いたリアクティブプロセシング技術の基礎から応用へ 東京都 オンライン
2024/6/27 高周波用基板材料に求められる特性と材料設計・低誘電損失化 オンライン
2024/6/27 ポリウレタンの基礎とアミン触媒の構造および開発動向 オンライン
2024/6/28 固体高分子材料の動的粘弾性測定 オンライン
2024/6/28 ポリイミド入門講座 オンライン
2024/7/2 ポリマー合成の自動化とプロセス分析 オンライン
2024/7/3 粘着剤の基礎知識と評価法 オンライン
2024/7/4 樹脂用添加剤におけるブリードアウト・ブルーム現象の発生機構と その制御・対策 オンライン
2024/7/4 架橋剤を使うための総合知識 オンライン
2024/7/5 製品設計に役立つゴム材料の勘所と最適設計手法 東京都 会場・オンライン