過酸化水素を用いた新しい化学プロセス、反応活性化、安全性向上
東京都 開催
会場 開催
開催日
-
2016年11月30日(水) 10時00分
~
16時00分
プログラム
第1部 過酸化水素の合成法、酸素還元の化学 および過酸化水素活性化の化学
(2016年11月30日 10:00〜11:20)
過酸化水素の工業的合成法および研究室レベルにおける新規合成法について解説する。
またこれに伴う酸素分子の還元の化学について触媒化学的観点および電気化学的観点から解説する。
更に準安定状態の過酸化水素を酸化剤として用いる場合には、過酸化水素を活性化して活性酸素を発生する必要があり、この活性化の化学についても解説する。
- 過酸化水素およびこれを用いた化学反応が注目されている背景
- 過酸化水素の新しい合成法について
- 従来の合成法
- 新規合成法について
- 酸素分子の還元の化学
- 従来法との比較
- 触媒化学的な視点での有用性、そのメリット・デメリット
- 電気化学的な視点での有用性、そのメリット・デメリット
- 酸化剤としての過酸化水素の利用
- 安定状態と準安定状態の維持
- 過酸化水性の活性化
- 各種応用事例
- 低環境負荷、排出物抑制などにおける従来法との比較
- 今後の展望
第2部 過酸化水素を用いる化学反応事例、その応用
(2016年11月30日 11:30〜12:50)
- はじめに
- 過酸化水素を用いる化学反応の事例紹介
- 過酸化水素を共酸化剤として用いる触媒的酸化反応
- 触媒と過酸化水素を用いた脱チオアセタール化反応
- 触媒を用いたスルフィドの過酸化水素酸化反応
- フロー・マイクロリアクターを用いる有機化合物の過酸化水素酸化
- 遷移金属触媒-過酸化水素-ヨウ化物を用いる水系溶媒中での有機化合物の酸化反応
- ハロゲン化物イオン-過酸化水素を用いる反応
- 今後の展望
第3部 過酸化水素を用いた化学反応のメカニズムとその応用
(2016年11月30日 13:50〜16:00)
過酸化水素を用いて酸化反応をおこない、機能性化学品を作成する例を紹介し、そのメカニズム解明についての考え方と触媒発見方法を含めた反応開発の実際を紹介する。
- 過酸化水素について
- 国内生産量と用途
- 反応を考える際の留意事項
- 取扱いラインナップ
- 過酸化水素を使った反応の歴史
- 触媒の発見
- 産業に使用されている反応
- 過酸化水素酸化反応の例
- アルコールの酸化反応
- エポキシ合成反応
- ヘテロ化合物の酸化反応
- 付加価値のついた過酸化水素酸化反応
- 副生する廃棄物の観点
- 安全性
- 原子利用効率
- 過酸化水素を用いる反応のメカニズム
- 触媒による活性化機構
- 触媒設計の指針
- 開発の実際
- まとめと今後の展望
講師
山中 一郎 氏
国立大学法人 東京工業大学
物質理工学院
応用化学系
教授
桐原 正之 氏
静岡理工科大学
理工学部
物質生命科学科
教授
今 喜裕 氏
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
触媒化学融合研究センター
革新的酸化チーム
主任研究員
主催
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お問い合わせ
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受講料
1名様
:
50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
:
45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)
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- 2名様以上でお申込みの場合、
1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
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