技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

次世代自動車の最新動向と今後のビジネスチャンス

次世代自動車の最新動向と今後のビジネスチャンス

~燃料電池車、電気自動車、天然ガス自動車 etc.~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、燃料電池車、電気自動車、天然ガス自動車の市場動向や関連政策動向を中心に、次世代自動車を取り巻く環境と日本企業にとっての事業機会を解説いたします。

開催日

  • 2016年1月21日(木) 13時00分 16時30分

プログラム

 地球温暖化対策、大気汚染をはじめとした環境問題解決への対応から、地球環境に優しい次世代自動車として、燃料電池車、電気自動車、天然ガス自動車、低燃費ガソリン車、クリーン・ディーゼル車の開発・普及が、世界の自動車企業によって進められている。
 燃料電池車は、水素と酸素を反応させて電気を作る燃料電池による自動車として、水以外の汚染物質を一切出さず、究極のエコ・カーとされる。2002年における世界最初の実用車の段階では1台1億円以上の生産コストがかかり、普及のネックとなっていた。しかし、2014年12月15日にトヨタ自動車が、世界最初の量産型燃料電池車MIRAI (ミライ) を723万6,000円、政府の補助金を考慮すると521万円で販売を開始し、受注台数は2015年12月時点において3,000台を超えている。2025年には世界で180万台、日本で20万台の燃料電池車が販売され、世界の水素ステーションは3,100ヵ所に達すると見込まれる。水素ステーションは、1基5億円、2015年度までに日本国内に100基の建設が計画されている。
 電気自動車も、リチウム・イオン電池の技術進歩により、1度の充電により走行距離が300キロ近くに達しているものの、ガソリン自動車と比較して、「短い航続距離」、「少ない充電ステーション」、「高価な蓄電池」が課題となっている。しかし、国内の電気自動車用充電器を6,500基から10万基に増やす目標が掲げられ、補助金制度の整備も進んでいる。世界の電気自動車向け充電器市場は2020年には2,600億円を超えると予測されている。
 また、シェール・ガス革命によって天然ガス価格が下落し、米国においては、圧縮天然ガス自動車 (CNG) 、LNG (液化天然ガス) 自動車の開発・普及が進んでいる。天然ガス自動車は、従来のガソリン・エンジン、ディーゼル・エンジンの簡単な改良によって生産することが可能であり、軽油と比較して、運行コストが30%~50%程度削減でき、硫黄酸化物、窒素酸化物の排出を大幅に削減できる。天然ガス自動車は、世界で1,500万台に達しているが、2035年には7,500万台に増加すると予測されている。それに伴って、天然ガス、LNGの供給ステーションも大幅に増加することが見込まれる。さらに、既存のガソリン車の燃費向上も急速に進んでおり、今後2020年〜2030年に向けて、エネルギー供給ステーションの建設をはじめとした大きなビジネス・チャンスが期待できる。次世代自動車を取り巻く最新動向と今後のビジネス・チャンスについて第一人者が明確に詳説する。

  1. 地球環境に優しい次世代自動車の現状と今後の可能性
  2. 次世代自動車の普及状況とガソリン自動車との競争力の現状と今後の可能性
  3. 欧米における次世代自動車への政策動向と推進支援策
  4. 日本における次世代自動車への普及政策の今後
  5. 燃料電池車のメリットとデメリット
  6. 燃料電池開発の最新動向と今後の可能性
  7. 電気自動車のメリットとデメリット – 自動運転、スマート・シティーの拡大
  8. 伸び悩む電気自動車の普及とブレーク・スルーへの可能性
  9. 天然ガス自動車のメリットとデメリット
  10. 燃料電池車の普及の可能性と市場規模
  11. 水素ステーションの普及の可能性と市場規模 – 水素社会の構築
  12. 水素エネルギー開発の現状と水素エネルギーの今後の可能性
  13. 電気自動車と充電ステーションの普及の可能性と今後の市場規模
  14. 蓄電池開発の最新動向と市場規模 – リチウム・イオン電池の技術開発動向
  15. 天然ガス自動車と天然ガス・ステーションの普及の可能性と市場規模
  16. シェール・ガス革命による天然ガス自動車の今後の可能性
  17. ハイブリッド車、低燃費ガソリン車の開発の現状と可能性 – ディーゼルの今後
  18. 環境対応自動車、省エネルギー自動車、次世代自動車の本命は何になるのか
  19. 次世代自動車の将来的な市場規模 – チャンスとリスク
  20. 次世代自動車用燃料インフラの将来的な市場規模とビジネス・チャンス
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

5階 第1講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/8 ソニー・ホンダモビリティ、Tesla、BYDのEV開発戦略 東京都 オンライン
2024/5/8 自動車の電動化に向けた半導体封止樹脂の設計と評価 オンライン
2024/5/13 欧州のサーキュラーエコノミー政策動向とELV (廃自動車) 規則案 東京都 会場・オンライン
2024/5/14 人間-機械 (自動車) インターフェイス製品の人間工学の考え方とその評価 オンライン
2024/5/14 EV×グリッド活用と今後のビジネスチャンス 東京都 会場・オンライン
2024/5/16 xEVにおける車載電子製品のサーマルマネジメント 東京都 会場・オンライン
2024/5/21 xEVのPCU (パワーコントロールユニット) と自動車用パワーエレクトロニクスの技術動向 東京都 会場
2024/5/27 EVの最新技術動向と将来展望 オンライン
2024/5/28 自動車シートの座りを人間工学の眼で観る オンライン
2024/5/30 EV用モータの技術トレンド 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 EVを始めとした次世代自動車の普及展望とリチウム、コバルトなどLiB用金属資源の今後 オンライン
2024/5/30 自動車産業のサプライチェーンと業界動向 オンライン
2024/5/31 車載半導体の最新技術と今後の動向 オンライン
2024/5/31 特許から紐解く、自動運転の将来とは? 東京都 会場・オンライン
2024/6/4 欧州のxEV及び電池業界動向 東京都 オンライン
2024/6/7 NTTグループの自動運転支援サービス 東京都 会場・オンライン
2024/6/7 自動車産業のサプライチェーンと業界動向 オンライン
2024/6/10 基礎から学ぶ「人工皮革・合成皮革」入門セミナー オンライン
2024/6/12 自動車塗料、塗装工程のCO2削減 オンライン
2024/6/12 EV用リチウムイオン電池および全固体電池のリサイクル オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/1/20 脱炭素へ、EVの役割と電池・原材料の安定供給 2030/35年モデルと諸問題の検証
2021/9/30 自動車室内の静粛性向上と、防音・防振技術、材料の開発
2021/6/22 EV用リチウムイオン電池のリユース・リサイクル2021
2021/4/30 世界の燃料電池・水素産業 最新業界レポート
2021/4/13 GAFA+Mの自動運転車開発最前線
2021/3/19 2021年版 モビリティ市場・技術の実態と将来展望
2021/1/31 次世代EV/HEV用モータの高出力化と関連材料の開発
2020/12/25 次世代自動車の熱マネジメント
2020/3/19 低炭素社会とバッテリーアグリゲーション
2019/12/13 2020年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2019/4/1 車載用LIBの急速充電性能・耐久性と市場
2019/1/31 センサフュージョン技術の開発と応用事例
2018/12/14 2019年版 次世代自動車市場・技術の実態と将来展望
2018/11/30 EV・HEV向け電子部品、電装品開発とその最新事例
2018/4/12 自動車用プラスチック部品の開発・採用の最新動向 2018
2017/11/17 2018年版 燃料電池市場・技術の実態と将来展望
2017/5/31 車載センシング技術の開発とADAS、自動運転システムへの応用
2017/5/25 EVに最適なバッテリーマネジメント技術と市場
2017/4/27 実務対応・LiBの規格と安全性試験のEV対応 2017
2017/3/10 ZEV規制とEV電池テクノロジー