技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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(2016年1月14日 13:00〜14:15)
木質バイオマス資源利用による新規事業の開拓が急速に進んでいる。その1つとして、セルロースナノファイバー などのナノセルロース素材が有望視されており、我が国を始め、海外においても官民が一体となって、研究開発、事業化を進めているところである。
ナノセルロースは、その軽さと強靭な性質が注目されている天然素材であり、日本を含め世界的に開発競争が激化している。そうした状況の中で、日本におけるナノセルロースに係わる研究開発の円滑な推進や事業化に資することを目的に経済産業省により「2012年度中小企業支援調査 (セルロースナノファイバーに関する国内外の研究開発、用途開発、事業化、特許出願の動向等に関する調査) 」が実施され、その一環として2012年12月10日~12月20日に亘ってパイロットプラントでの検討が進んでいる北米及び北欧の研究機関を訪問し、セルロースナノファイバーとセルロースナノクリスタルのナノセルロースに係る研究開発、用途開発、事業化、特許出願の動向などの調査を行った。
(2016年1月14日 14:25〜15:40)
セルロースナノファイバー (CNF) の応用展開を進めるためには、セルロースナノファイバーの特徴を理解する必要がある。次に、どのような基礎コンセプトが応用の発想に必要なのかを考慮することが求められる。
本講座では、まず基礎事項と共に、国内の実用化への取り組みと、そこに用いられているCNFの製造、機能化技術例について解説する。次に第一部の講演を受け、海外のその後の研究・用途開発の概要を国内と比較しながら紹介する。
(2016年1月14日 15:50〜16:50)
ナノセルロースの研究開発が急速に進んでいる。新しいナノ材料としてセルロース関連技術を健全に発展させ、応用製品の市場をグローバルに拡大させていくためには、研究開発の初期段階から国際標準化を進めることが重要と認識されている。国際標準化機構 (ISO) ではナノセルロースに関する用語とキャラクタリゼーションに関する規格作りをすでに開始している。また日本もセルロース原繊維に関する規格作成において国際的なリーダーシップを発揮しようとしている。
本講演ではISOにおけるナノセルロースの国際標準化動向を報告するとともに、ナノセルロースの本格的な市場化に向けて国際標準化における戦略的視点と国際規格作成の進め方を述べる。
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2021/3/1 | セルロースナノファイバー最新業界レポート |