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発泡成形における気泡制御技術と成形条件の最適化

発泡成形における気泡制御技術と成形条件の最適化

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、発泡成形の基礎から解説し、ソリ・ヒケ、膨れ、スワールマークなどの成形・外観不良を防ぐための発泡、成形条件について詳解いたします。

開催日

  • 2015年12月3日(木) 10時30分 16時00分

受講対象者

  • 発泡成形に関連する製品を扱う技術者、設計者、生産技術担当者
    • 車両
    • 機械
    • 電子機器
    • 電子部品
    • 建材
    • 日用品 など
  • 成形品における二次加工に関連する技術者
  • 成形材料・発泡剤の技術者、開発者

修得知識

  • 発泡成形の基礎
  • 気泡制御のポイント
  • 成形条件の最適化
  • 成形・外観不良を防ぐための条件

プログラム

1. 発泡成形における基礎,気泡制御と応用

(2015年12月3日 10:30〜12:00)

 発泡成形は材料削減や軽量化による自動車の燃費低減の他に製品の品質向上 (ソリ・ヒケ解消や寸法精度向上) のメリットが認められて、用途が拡大している。とくに我が国ではコアバック技術に関する関心が非常に高く、技術的にも進んでいる。日本人特有のチャレンジできない症候群により、採用のペースは欧米に比べて遅いが、今後急速に用途拡大すると予想される。
 本講議では、発泡成形の基礎を学び、間違って伝えられてきた情報を正し、実用例も示すことで、発泡成形の技術を導入して正しく活用できる技術的リーダーになれる人材を育成する。

  1. 発泡体・多孔質体の特徴
    1. 連続発泡と独立発泡
    2. 自動車に使われている発泡製品例
  2. 発泡成形に用いられる発泡剤
    1. 化学発泡剤、物理発泡剤、マイクロカプセル
  3. 超臨界流体の特徴
  4. 超臨界流体を用いたバッチ発泡成形
  5. 発泡成形のしくみ原理、気泡の発生・成長・合一
  6. 微細発泡成形の設備
    • ポンプ
    • 注入システム
    • 押出発泡の設備例
    • 微細射出発泡の設備
  7. 微細射出発泡成形のベネフィット
    • 軽量化
    • ソリ・ヒケ低減
    • 寸法精度向上等
  8. 微細射出発泡成形のトラブルと対策
    • スワールマーク
    • 膨れ
    • ショートショット
  9. 微細射出発泡成形の製品・金型設計
  10. 超臨界流体を利用しない物理発泡成形技術
  11. コアバック発泡技術
  12. 実用例
    • 質疑応答

2. 発泡制御による成形不良と対策、最適成形条件の検討

(2015年12月3日 12:45〜14:15)

 自動車内装部品の発泡軽量化対応の量産開始から今日まで、15年以上の現場経験 から得た射出発泡成形加工技術のノウハウを集約しています。設計、開発、製造の技術者に分かりやすいよう、成形現場で使う技術用語で説明します。

  1. 射出発泡成形の分類
  2. 成形事例
    • 自動車部品
  3. 量産工程の変革
  4. 射出発泡成形の成形不良と発生原因
  5. 成形不良の対策事例
  6. 成形条件の最適化
  7. 成形設備の最適化
    • 射出成形機
    • 金型
    • 樹脂
    • 発泡剤
    • 付帯機器
  8. 発泡倍率の最適設計
  9. 発泡セルの最適制御
  10. 機能性発泡成形
  11. 応用展開事例
    • 質疑応答

3. 化学発泡剤の種類と選択方法、その使用方法について

(2015年12月3日 14:30〜16:00)

 発泡成形の中では最も手軽に用いることができる化学発泡剤。様々な発泡剤の取り扱い、特性の解説と、発泡剤の特性を変化させる要因について紹介します。また、より実践的な内容としましては、成形例を交えた発泡成形における注意点と、発泡のメカニズムの解説を行い、発泡における重要な要素をピックアップしました。よりよい発泡成形を行える参考となれば幸いです。

  1. 化学発泡剤とは
  2. 主要な熱分解型化学発泡剤について
  3. 発泡剤の複合化
    1. 複数の発泡剤を複合する
    2. 添加剤による特性の付与
    3. マスターバッチ
  4. 発泡成形例
    1. 高倍率の発泡成形
    2. 低倍率の連続発泡成形
  5. 発泡成形における要素
    1. 樹脂、添加剤、成形条件の選定
    2. 発泡剤の選定
    • 質疑応答

講師

  • 秋元 英郎
    秋元技術士事務所
    所長
  • 岡本 昭男
    U&Mプラスチックソリューションズ 株式会社 営業部 営業技術G
    担当部長
  • 岩﨑 大 (岩崎 大)
    永和化成工業 株式会社 研究開発部 研究開発グループ
    係長

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
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