漏えい防止のための配管系ボルト締めフランジ締結体の基礎と計算
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、フランジ締結体の基礎から計算方法までを演習を交えてわかりやすく解説いたします。
開催日
-
2015年11月17日(火) 10時30分
~
16時30分
受講対象者
- 配管設計に携わる技術者
- プラントの配管系フランジ締結体の保守管理技術者
- フランジ締結体の漏えい防止のための考え方と計算方法を学びたい方
- フランジ締結体で課題を抱えている方
修得知識
- 配管、フランジ、ボルトの基礎
- 配管、フランジ、ボルトの強度の考え方
- 漏洩 (大規模漏洩・微少漏洩) を考慮したボルト締付け力の考え方
- 配管系フランジ締結体の締付け管理に関する最近の技術動向
プログラム
工場施設、プラントなどにおける配管系のフランジ締結体においてひとたび漏えい事故が発生すると大きな経済的損失を招くので、フランジ締結体に関する適切な計算・施工・維持管理が必要である。漏えい事故防止のためにはフランジ締結体を構成する管、フランジ及びボルト・ナットの強度の考え方を正しく理解する必要がある。本講義では管、フランジ、ボルト・ナット及びガスケットに関する強度特性の基礎を学ぶとともに、それらが連成したシステムとしてのボルト締めフランジ締結体の特性を学ぶ。ガスケットはフランジ締結体の密封特性を支配する重要な要素であるので、ガスケットの特性についても詳しく説明する。
フランジ締結体の施工上、適切なボルトの締付け力を決定することが重要である。現行のJIS規格による方法及びガスケットの密封特性を考慮した方法により必要なボルト締付け力を計算する方法を学ぶ。この講座では、この分野の経験の浅い若手技術者を対象として、フランジ締結体の基礎から計算方法までを演習を交えてわかりやすく解説する。
- ボルト締めフランジ締結体の概要
- フランジ締結体の機能と構造
- 漏れの形態・事故例
- 考慮すべき条件と管理すべき因子
- 基本的な規格・用語
- 配管の基礎
- 必要な管の内径の計算
- 管の肉厚の計算
- 管の規格
- フランジの基礎
- フランジの種類及び規格
- フランジの変形及び強度
- 締付けボルトの基礎
- ボルト軸力と締付けトルクとの関係
- ボルトに生じる応力及び強度
- ボルトの規格
- ガスケットの基礎
- ガスケットの種類と選択
- ガスケット係数 (m,y)
- 各種ガスケットの変形特性と密封特性
- ガスケットのクリープ変形
- 温度によるガスケットの変形
- フランジ締結体のボルト軸力に影響を与える因子
- 内圧の影響と締付け線図
- ガスケットのクリープ – 緩和特性の影響
- 温度の影響
- ボルトの締付け力計算の実際
- フランジ締結体の構成例
- JIS規格による計算
- 密封特性を考慮した計算
- 問題点
- フランジの締付け
- ボルト軸力の管理方法
- 締付けトルクの計算
- 多数本ボルトの締結方法
- まとめ
主催
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お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
割引特典について
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- 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
- 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
- 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)