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航空機・装備品MROビジネス参入ポイント

国土交通省/ANA/三菱重工/住友精密工業

航空機・装備品MROビジネス参入ポイント

~アフターサービス市場へ参入するための安全規制、ビジネスモデル、航空会社の考え、先進する米国の現状~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年3月27日(金) 13時00分 16時00分

プログラム

1. 挨拶

(2015年3月27日 13:00〜13:10)

2. MROに関する安全規制及び現況

(2015年3月27日 13:10〜13:50)

航空機やその装備品に必要な整備・修理作業を行うMRO事業は、航空機の安全性維持と密接に関係している。同事業については、その国際的な基本的枠組みがICAO (国際民間航空機関) により定められており、航空機やその装備品の製造や修理のグローバル化が進展する中、関係国の航空当局の組織認証を取得して行われている。本講義においては、国際的な安全規制の枠組み、MROに関する安全規制やその現状、課題について説明する。
  1. MROに係る国際的な枠組み
  2. MROに係る安全規制の概要
  3. 我が国のMROの現状
  4. 航空安全に関する相互承認協定
  5. 課題
  6. 質疑応答/名刺交換

3. MRJはMRO参入障壁を崩せるか?

(2015年3月27日 13:55〜14:25)

MRO市場のうち、機体を維持するために必要となる部品の新製ないし修理の市場規模を俯瞰した後、製品に代え、その製品がもたらす効用に着目し、サービスに対しお金を払う所謂サービス化の流れが、新製部品や部品修理サービスを供給している事業者に与える影響について整理する。次に、わが国の航空産業がこの部品市場に進出しようとする場合に立ちはだかる障壁を整理し、そのうちの一つ「技術基準/ガイドライン」障壁に対する、わが国の取組み方について私論を試みる。
  1. MROマーケットの市場規模とトレンド
  2. MROマーケット参入障壁
  3. 技術基準/ガイドライン 米国発安全を担保する仕組み
  4. 求められる航空産業におけるBMI (Business Model Innovation)
  5. BMIのための制度開発
  6. 質疑応答/名刺交換

4. エアラインとMRO

(2015年3月27日 14:35〜15:15)

航空機は、クルマのように「 (日頃、何もしなくても) 壊れない」乗り物ではない。航空会社が航空機を運航するにあたり、安全をどのように考え、経済性との両立を目指しつつ、安全・安心な「空の旅」を作り込んでいるか、をご紹介する。更に、今般、沖縄県との連携により、那覇空港に航空機整備拠点を設立し、現地での航空人材育成をも進める計画があり、これを紹介する。

5. 装備品産業からみたMROビジネス ~米国の現状とMRJ事業に向けて~

(2015年3月27日 15:20〜16:00)

米国FAA Repair Stationを訪問しPiece Parts Repairの現状を調査した。FAAルールの下活発な事業展開が行われており、Piece Parts については 3rd Party PMAの市場参入等大手装備品企業に対抗した市場が形成され自由競争がおこなわれていることを紹介する。対する日本のMRO市場の現状はまだスタート点にすら立てていない。その状況を打開できるのはMRJ開発をきっかけとしてカストマーサポートと考えている。その先陣を走ろうとし住友精密工業での戦略と挑戦を紹介する。
  1. 米国Piece Part Replacement市場の現状
  2. FAAルールと修理事業の現状
  3. 日本の修理事業取組上の問題点
  4. 住友精密工業での戦略と挑戦
  5. MRJ開発をきっかけとしてカストマーサポートの構築に向けて
  6. 質疑応答/名刺交換

講師

  • 鈴木 真二
    東京大学 大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻
    教授
  • 川勝 弘彦
    国土交通省 航空局 安全部
    航空機安全課長
  • 伊藤 一彦
    三菱重工業 (株) 交通・輸送ドメイン 事業戦略推進室
    主幹
  • 山田 圭一
    (株) ANA総合研究所
    主席研究員
  • 高橋 教雄
    住友精密工業(株)
    技師長

会場

アーバンネット神田カンファレンス
東京都 千代田区 内神田3-6-2 アーバンネット神田ビル
アーバンネット神田カンファレンスの地図

主催

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受講料

1名様
: 25,000円 (税別) / 27,000円 (税込)
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