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最新 高精度紙搬送設計とトラブル対策

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目次

序章 ~ まえがきに代えて

第2章 高速・高精度用紙搬送技術の開発

  • 1. 背景
    • 1.1 用紙搬送機構の概略
    • 1.2 インクジェット記録の技術動向と課題
    • 1.3 従来手法の問題と今回の開発手法方針
    • 1.4 品質工学的手法
  • 2. 今回の開発手法の特徴
    • 2.1 二段階設計法
    • 2.2 標準SN比
    • 2.3 機能の決定
    • 2.4 機能の妥当性
  • 3. パラメータ設計
    • 3.1 機能の定義
    • 3.2 因子と水準
    • 3.3 データ解析
    • 3.4 直交表
    • 3.5 要因効果図
    • 3.6 最適条件の決定と確認実験
  • 4. 制御安定性の検証
  • 5. 考察とまとめ

第3章 給紙~排紙における紙搬送トラブルと対策

  • 1. はじめに
  • 2. 紙について
  • 3. 紙搬送系の構成と顧客要望
  • 4. 紙搬送系を取り巻く環境の変化
  • 5. 紙搬送系トラブルの種類
  • 6. 給紙系-不送りの原因と対策
  • 7. 給紙系-重送の原因と対策
  • 8. 給紙系-折れシワジャムの原因と対策
  • 9. 給紙系-紙ムケの原因と対策
  • 10. 搬送系-曲がりスキューの原因と対策
  • 11. 搬送系-ジャムシワの原因と対策
  • 12. 排紙系-ジャムの原因と対策
  • 13. 排紙系-スタック性低下の原因と対策
  • 14. ジャム紙処理
  • 15. 紙搬送系騒音低減
  • 16. 紙搬送系トラブル発生要因
  • 17. 紙送り機構設計のまとめ
  • 18. ジャムしにくい紙送り設計のポイント
  • 19. 紙搬送系設計の将来

第4章 紙媒体搬送シミュレーション

  • 1. はじめに
  • 2. 紙媒体搬送シミュレーションシステム
    • 2.1 紙媒体搬送シミュレーションシステムの概要
    • 2.2 陽解法有限要素法
    • 2.3 CADとのインタフェース
    • 2.4 モデル化の検証
    • 2.5 搬送障害の評価方法の検討
    • 2.6 実搬機構部品での適用結果
  • 3. シミュレーションシステム用ナビゲータ

第5章 紙搬送シミュレーション技術と紙速度の推定 (ローラ搬送される紙の速度はどのように決まるのか)

  • 1. はじめに
  • 2. 紙搬送シミュレーション技術
  • 3. 摩擦モデルについて
    • 3.1 摩擦モデル
    • 3.2 摩擦力測定実験結果と基準すべり速度
    • 4.2個のゴムローラによる紙搬送のシミュレーション
    • 4.1 シミュレーションモデルおよびシミュレーション手順
    • 4.2 シミュレーション結果の代表例
    • 4.3 紙速度の推定
  • 5. 紙搬送時におけるゴムローラのニップ部伸び歪と紙速度
    • 5.1 ゴムローラのニップ部伸び歪の平均値と紙速度
    • 5.2 パラメータがゴムローラニップ部の伸び歪の平均値に及ぼす影響
    • 6.1個のローラで搬送される平板上の紙の速度 (熱転写プリンタの印字部紙送り)
  • 7. 積層した紙の繰り出し
  • 8. フロントテンションの影響
    • 9.2枚の紙の分離
  • 10. 紙のスキュー
  • 11. 紙のしわ

第6章 ゴムローラの使い方とトラブル対策

  • 1. はじめに
  • 2. 紙送りの摩擦法則
    • 2.1 ゴム紙の摩擦挙動の違い
    • 2.2 紙を分離する力
  • 3. ゴムを使った分離機構
    • 3.1 分離機構
    • 3.2 摩擦係数の評価
    • 3.3 摩耗の評価
  • 4. ゴムの基本概念
    • 4.1 配合
    • 4.2 ゴムを理解する基本
  • 5. ローラ用ゴム材料の開発手法
    • 5.1 目標設定
    • 5.2 ポリマの選択
    • 5.3 可塑剤量の検討
    • 5.4 架橋方法の検討
    • 5.5 ローラ用ゴム材料一覧
  • 6. 故障解析
    • 6.1 ゴムローラ評価での注意事項
    • 6.2 ゴム、プラスチックの製造工程での製品事故発生要因
    • 6.3 劣化の種類と分析手法
  • 7. 失敗事例に学ぶゴムの上手な使い方
    • 7.1 OA機器の紙送りロールのスリップ事故
    • 7.2 NBRは耐油性ゴムか
    • 7.3 ゴムは接触物からどんな影響を受けるか?
    • 7.4 プラスチックは接触物からどんな影響を受けるか?

第7章 ゴムローラによる摩擦駆動特性解析と紙搬送技術

  • 1. 短軸ゴムローラによる摩擦駆動特性解析
    • 1.1 円筒形状を考慮したGreen関数
    • 1.2 ゴムローラと鋼ローラとの接触問題の定義
    • 1.3 表面分布圧力によるゴムローラの変位分布と接触解析の定式化
    • 1.4 解析結果の例と実験結果との比較
  • 2. 短軸ゴム挟持ローラによる紙搬送特性解析
    • 2.1 接触解析の定式化
    • 2.2 解析結果の一例
  • 3. 長軸ゴムローラによる摩擦駆動特性解析
    • 3.1 問題の定式化
    • 3.2 解析結果の例と実験結果との比較
  • 4. 長軸ゴム挟持ローラによる紙搬送特性解析
    • 4.1 問題の定式化
    • 4.2 偏荷重を考慮した解析結果の一例と実験結果との比較

第8章 搬送に関する紙の特性

  • 1. 搬送に関わる紙の基礎物性
    • 1.1 平滑度
    • 1.2 地合
    • 1.3 曲げこわさ
  • 2. 紙の処理と変形
    • 2.1 カレンダリング
    • 2.2 吸放湿
  • 3. 摩擦係数
    • 3.1 摩擦係数の測定法
    • 3.2 紙の因子と摩擦係数
  • 4. 印刷物の耐擦性
    • 4.1 耐擦性の定量化
    • 4.2 耐擦性と残存グリセリン量との関係
    • 4.3 紙粉について

第9章 紙の構造、とくにその表面構造の特性と評価

  • 1. 紙の構造
    • 1.1 紙の構造における不均一性と異方性
    • 1.2 紙の構造に及ぼす坪量の影響
    • 1.3 マクロな構造体としての紙の厚さ
  • 2. 紙の表面構造
    • 2.1 非塗工紙の表面構造
    • 2.2 塗工紙の表面構造
    • 2.3 印刷後の紙の表面構造
  • 3. 表面粗さおよび構造評価法
    • 3.1 空気漏洩法
    • 3.2 光学的接触法
    • 3.3 触針法
    • 3.4 レーザ測長法
    • 3.5 表面形状計測機能付きSEM法
    • 3.6 光干渉顕微鏡法
    • 3.7 その他の方法

第10章 ウェブ搬送時のスリップ、しわの発生メカニズム

  • 1. ウェブハンドリングの基礎
  • 2. スリップの発生状況
  • 3. しわの発生メカニズム

執筆者

  • 橋本 巨 : 東海大学 工学部 機械工学科 教授
  • 棚橋 真種 : ブラザー工業株式会社 プリンティング・アンド・ソリューションズカンパニー 第二開発部
  • 佐藤 光雄 : 東北リコー株式会社 印刷機開発本部 第一設計室 部長技師
  • 野呂 愼豪 : 株式会社日立製作所 機械研究所 高度設計シミュレーションセンター
  • 矢鍋 重夫 : 長岡技術科学大学 機械系 教授
  • 鈴木 雅博 : ローラトライボ研究所
  • 山浦 弘 : 東京工業大学 大学院理工学研究科 准教授
  • 江前 敏晴 : 東京大学 大学院 農学生命科学研究科 准教授
  • 山内 龍男 : 京都大学 大学院 農学研究科 准教授

監修

東海大学 連合大学院 理工学研究科長
東海大学大学院 工学研究科委員長
東海大学大学院 工学部 機械工学科 教授
橋本 巨

出版社

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体裁・ページ数

B5判 179ページ

ISBNコード

ISBN978-4-88657-258-5

発行年月

2008年2月

販売元

tech-seminar.jp

価格

49,800円 (税別) / 54,780円 (税込)

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