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マテリアルズインフォマティクスの基礎技術となる計算科学シミュレーション

材料開発の成否を分ける

マテリアルズインフォマティクスの基礎技術となる計算科学シミュレーション

~計算科学シミュレーション技術の基礎から応用まで材料設計の事例を交えて~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2024年6月12日〜18日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

概要

本セミナーでは、マテリアルズインフォマティクスの中核をなす計算科学シミュレーション、製品開発への応用、成功事例、計算科学シミュレーション、計算科学シミュレーションとマテリアルズインフォマティクスの連携について、事例を交えて詳しく解説いたします。

開催日

  • 2024年6月5日(水) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 実験による試行錯誤的な研究開発ではなく、電子・原子レベルの計算科学シミュレーションとマテリアルズインフォマティクスを活用することで、効率的かつ高速な材料設計を実現したい方
  • マテリアルズインフォマティクスの基礎技術である計算科学シミュレーションに関心がある方
  • 実際に企業においてどのように計算科学シミュレーションを活用することができるのかの知識を得たい方

修得知識

  • マテリアルズインフォマティクスの実現に不可欠な計算科学シミュレーションの基礎
  • 計算科学シミュレーションの製品開発への応用事例
  • 計算科学シミュレーションを製品開発に役立たせるための道筋
  • 計算科学シミュレーションとマテリアルズインフォマティクスの連携

プログラム

 近年のマテリアルズインフォマティクスの発展は目覚しく、多くの企業で、マテリアルズインフォマティクスを今後、十分に活用できるかどうかが、将来の企業における材料開発の成否を分ける重要な鍵になるとの認識が広がりつつあります。一方で、マテリアルズインフォマティクスにおいては、計算科学シミュレーションが重要な役割を担っており、マテリアルズインフォマティクスと計算科学シミュレーションの連携が不可欠であることも、多くの企業において広く認識されています。
 そこで本講演では、マテリアルズインフォマティクスの実現に不可欠な計算科学シミュレーションの基礎から応用までの講義を中心に行うとともに、計算科学シミュレーションを活用した様々な材料設計の成功例を紹介します。また、聴講者の方には、計算科学シミュレーションをいかに実際の企業における材料開発に応用可能であるか、どうすれば計算科学シミュレーションを有効に活用できるのかの基礎を理解して頂けるものと考えています。なお、各聴講者の質問についても、可能な範囲で回答します。

  1. マテリアルズインフォマティクスの基礎技術となる計算科学の企業における意義と活用方法
    1. 企業における計算科学シミュレーションの意義と活用方法
    2. マテリアルズインフォマティクスと計算科学シミュレーションの連携
    3. マテリアルズインフォマティクスを活用した計算科学による高速スクリーニング
    4. 計算科学シミュレーションによる特許戦略
    5. 計算科学シミュレーションを活用した産学連携
  2. 計算科学シミュレーションの基礎
    1. ニューラルネットワークの基礎・特徴・応用可能分野・適用限界
    2. 分子力学法の基礎・特徴・応用可能分野・適用限界
    3. 分子動力学法の基礎・特徴・応用可能分野・適用限界
    4. モンテカルロ法の基礎・特徴・応用可能分野・適用限界
    5. 量子化学の基礎・特徴・応用可能分野・適用限界
    6. 量子分子動力学法の基礎・特徴・応用可能分野・適用限界
  3. 計算科学シミュレーションによる実践的材料設計
    1. トライボロジーへの応用
    2. 化学機械研磨プロセスへの応用
    3. 材料合成プロセスへの応用
    4. 精密加工プロセスへの応用
    5. エレクトロニクス・半導体への応用
    6. リチウムイオン2次電池への応用
    7. 燃料電池への応用
    8. 太陽電池への応用
    9. 鉄鋼材料の応力腐食割れへの応用
    10. 摩耗・劣化現象への応用
    11. 高分子材料への応用
  4. 計算科学シミュレーションの今後の発展
    1. マルチフィジックス計算科学
    2. マルチスケール計算科学
    3. スーパーコンピュータを活用した超大規模シミュレーション
    • 質疑応答

受講者の声

  • 先端の技術を、どのようなことが可能かを中心にご説明いただき、大変理解が進みました。今後有用な技術だと思いますので、弊社での適用可能性を検討していきたい。
  • 豊富な事例を交えたセミナーで、内容がわかりやすかったです。ただし、実際に計算をおこなう上での課題、その課題達成するためのノウハウなどを紹介などについて紹介していただきたかったです。
  • マテリアルズインフォマティクスについて、全くと言ってよいほど知見がありませんでしたが、分かりやすいご説明で理解することが出来ました。ありがとうございました。
  • 非常に多岐に渡る事例も含め、ご丁寧にご教授いただき、ありがとうございました。より一層、MI活用への理解が深まりました。様々な事例を引合いに説明いただき、動画も多く視覚的にも非常に分かりやすかった。

講師

  • 久保 百司
    東北大学 金属材料研究所 計算材料学センター
    センター長 / 教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

テキスト送付に係る配送料

ライブ配信・アーカイブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

  • 「Zoom」を使ったライブ配信またはアーカイブ配信セミナーのいずれかをご選択いただけます。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

ライブ配信セミナーをご希望の場合

  • セミナー資料は、郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

アーカイブ配信セミナーをご希望の場合

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2024年6月12日〜18日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。

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