技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

最前線でのLi-ion電池に対する容量劣化 (SOC) 評価技術

最前線でのLi-ion電池に対する容量劣化 (SOC) 評価技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2019年9月4日(水) 13時30分 16時30分

受講対象者

  • 新規にHEV/EVのLi-ion電池管理の開発に携わる電気系の技術者
  • Li-ion電池の性能評価担当者
  • Li-ion電池に対するセンサ開発担当者
  • HEV/EVへの応用に興味のある電池系技術者

修得知識

  • Li-ion電池で電池管理が技術的に難しい理由
  • Li-ion電池における容量劣化の主要メカニズム
  • Li-ion電池の容量劣化に関するKPI (Key Performance Indicator) と加速度試験
  • 電池管理の上から、Li-ion電池に望まれるセンサ技術

プログラム

 従来の電池管理では、電池をブラックボックスと見なすことができた。しかしながら、HEV/EVのLi-ion電池では、エネルギ密度が飛躍的に高いので、従来のように、電池をブラックボックスと見なすことができず、電池の内部状態に応じた電池管理が必要となる。このためには、電気系技術者、電池系技術者、センサ系技術者の協力が欠かせないが、3者の協業をスムーズに進めることは、難しい。
 そこで、本セミナーでは、それぞれの観点からの技術的課題を明確化し、3者の協業を容易にする。

  1. はじめに
    1. SOHとSOHの定義
    2. 自技会によるロードマップ
    3. 電池評価方法のあるべき姿
    4. ミクロな視点とマクロな視点との関連性
  2. Li-ion電池の特徴 (Power and Energy Characteristics)
    1. SOC-OCV特性
    2. SOC-OCV特性のミクロ的要因
  3. SOC評価の現状と課題
    1. SOC推定方法と技術的課題
    2. クーロンカウント法によるSOC推定
    3. カルマンフィルタによるSOC推定
  4. SOH (容量劣化) に対する提言
    1. 従来の電気化学インピーダンス計測の問題点
    2. アレーニウス型加速度試験の問題点
    3. 積層型劣化物質の検出方法/1kH信号によるSOH (容量劣化) のセンシング
    4. 熱力学ポテンシャルの変化によるSOH (容量劣化) 推定法
  5. 金属Liの析出 (デンドライト型) への対応
    1. 金属Liの析出と安全性との関係
    2. デンドライト型の金属Liの検出の原理
    3. デンドライト型の金属Li検出センサの提案
  6. おわりに
    1. 今後開発が望まれる項目
    2. 界面の温度計測技術
    3. 界面の加熱技術

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 44,444円 (税別) / 48,000円 (税込)
複数名
: 19,907円 (税別) / 21,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額 (税込 21,500円)となります。

  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 39,815円(税別) / 43,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 39,815円(税別) / 43,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 59,722円(税別) / 64,500円(税込)
  • Eメール案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 44,444円(税別) / 48,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 88,889円(税別) / 96,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 133,333円(税別) / 144,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 23,148円(税別) / 25,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/4/28 固体高分子電解質 (SPE) の基礎と応用 オンライン
2025/4/30 リチウムイオン電池の性能 (安全性、特性、劣化) の体系的知識と充放電特性、効率劣化診断・安全マネジメント技術 オンライン
2025/5/13 LIB製造における塗工・乾燥のコツ、ドライ方式の最新動向 オンライン
2025/5/15 全固体電池に関する試験評価、構造解析の進め方 オンライン
2025/5/16 汎用リチウムイオン電池の特性・健全度 (劣化度) ・寿命の評価手法の詳細 オンライン
2025/5/19 高容量リチウムイオン二次電池正極材の材料設計 オンライン
2025/5/21 リチウムイオン電池の性能 (安全性、特性、劣化) の体系的知識と充放電特性、効率劣化診断・安全マネジメント技術 オンライン
2025/5/22 LIB製造における塗工・乾燥のコツ、ドライ方式の最新動向 オンライン
2025/5/22 リチウムイオン電池の基礎と高性能化を実現するシリコン負極の最新技術 オンライン
2025/5/23 汎用リチウムイオン電池の特性・健全度 (劣化度) ・寿命の評価手法の詳細 オンライン
2025/5/27 リチウムイオン電池の寿命劣化防止にむけた材料技術 オンライン
2025/5/28 電気化学測定の基礎と実験データの解釈のポイント オンライン
2025/5/30 カーボンナノチューブの基礎とリチウムイオン電池への応用 オンライン
2025/6/3 リチウムイオン電池の基礎と高性能化を実現するシリコン負極の最新技術 オンライン
2025/6/4 リチウムイオン電池のドライプロセスにおける材料と製造技術 オンライン
2025/6/6 電気化学測定の基礎と実験データの解釈のポイント オンライン
2025/6/12 リチウムイオン電池の開発方向性と寿命・SOH推定の考え方 オンライン
2025/6/13 全固体リチウム電池材料と電池構築の基礎と実用化に向けた最新技術動向 オンライン
2025/6/19 リチウムイオン電池のドライプロセスにおける材料と製造技術 オンライン
2025/6/20 全固体リチウム電池材料と電池構築の基礎と実用化に向けた最新技術動向 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/9/14 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (進歩編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編)
2022/9/8 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (基礎編 + 進歩編)
2022/8/19 2022年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2022/6/30 二次電池の材料に関する最新技術開発
2022/6/13 LiBメーカー主要7社 (CD-ROM版)
2022/6/13 LiBメーカー主要7社
2022/4/11 世界の車載用LIBのリユース・リサイクル 最新業界レポート