技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

リチウムイオン二次電池特性の測定・評価・推定法

真に機能的なバッテリーマネジメントシステムの構築に役立つ

リチウムイオン二次電池特性の測定・評価・推定法

~Excelによるデータ処理・解析実演付き~
東京都 開催 会場 開催 デモ付き

開催日

  • 2019年3月25日(月) 10時30分16時30分

プログラム

 リチウムイオン二次電池 (LiSB) は電気自動車 (EV) やハイブリッド自動車 (HEV) 、航空機の電源としての採用が広がり、大容量・高出力な電池が実機に搭載されつつある。このため、電池の残容量や健康状態を管理するバッテリーマネージメントシステム (BMS) の重要性がますます高まっている。しかしながら、BMSを設計する技術者は電気化学デバイスとしてのLiSBの原理や特性に対する理解が浅く、一方では電池技術者は電気化学には詳しくても、電子機器に対する嫌悪感が強いように思う。以前に専門家を集めればシナジー効果が生まれるという議論があったが、単一分野に特化した専門家を集めてもシナジー効果は生まれない。広い知識を有しながら、その中でも特に得意な分野がある者でなければシナジー効果は生まれない。
 本講座はこの視点から、真に機能的なBMSを構築することを支えるための電池特性の測定・評価・推定法について解説する。

  1. BMSって何さ? (FTAの手法で解析を進めましょう)
    1. BMSが管理する項目を洗い出す
    2. BMSの管理項目に必要な情報を絞り込む
    3. 必要な情報を計測する具体的な方法論を絞り込む
    4. 安全性にも注意をしよう。
  2. LiSBの基礎
    1. LiSBってどんなもの?
    2. そもそも電池って何さ?電池に過度な期待は禁物です
    3. 電池の歴史 (技術史) からLiSBの凄さを再認識する
    4. LiSBの原理と材料物性の基礎知識
      1. 正極
      2. 負極
      3. 電解液の機能
      4. 電池は電気化学反応装置 (電解装置) です!
      5. 基本的な計測法を俯瞰する
  3. 基本中の基本、充放電曲線の測定
    1. 充放電曲線って何さ?
    2. 押さえておくべきパラメータは何?
    3. 何がわかるの?
    4. 活物質が変わったらどうなるの?
  4. dQ/dVを使う
    1. dQ/dVは充放電曲線から求めます
    2. dQ/dVから引き出せる情報
    3. データの微分処理はノイズを抑えるのがカギ
  5. 電流休止法と電流遮断法
    1. 電流休止法による電池過電圧 (内部抵抗) の簡易的な分離法
    2. 電流休止法から電流遮断法へ (理論応答を求めなきゃ電池内部の状態はわからない)
      1. 電池自体をモデル化する
      2. モデルに対する基礎方程式は?
      3. 2段分布定数回路の応答関数を計算する
      4. 実電池の応答の解析に適用する
  6. インピーダンス法
    1. インピーダンスって何さ?
    2. どうやって測る?
    3. 何がわかるの?
  7. 温度も測らないとね
    1. LiSBって発熱量が少ないぞ
    2. 熱暴走の危険性
  8. 金属リチウムの析出によるマイクロショートを検知できるか?
  9. BMSとして必要な情報は現状技術で満足できるか?
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 仁科 辰夫
    山形大学 大学院 理工学研究科
    教授

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 研修室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

講師より

解析用のExcelファイルを配布します。パソコンをお持ちいただければ、セミナーでのデモを同時に試すことができるようにしたいと思います。

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/2/26 パワーデバイスの基礎物性から最新のSiCとGaN特性、回路適用までを一日で学ぶ オンライン
2026/2/26 Excelを使った伝熱計算実習付き講座 オンライン
2026/2/26 実務に役立つ統計解析の基本と活用 オンライン
2026/2/26 汎用リチウムイオン二次電池 (単セル&モジュール) の特性評価、劣化・寿命診断 オンライン
2026/2/26 生成AIを活用した研究データ解析と可視化手法 オンライン
2026/3/2 サンプリング試験 (抜取検査) の全体像を把握し適切に設計・運用する具体的ノウハウ オンライン
2026/3/3 Excelを使った伝熱計算実習付き講座 オンライン
2026/3/3 リチウムイオン電池セパレータのコーティングによる機能付与 オンライン
2026/3/4 再構築が進むリチウムイオン電池 2026 オンライン
2026/3/5 実験計画法とタグチメソッドの基礎・実践 オンライン
2026/3/5 ドライプロセスLiB電極作製の最新動向 オンライン
2026/3/6 実験計画法とタグチメソッドの基礎・実践 オンライン
2026/3/6 ドライプロセスLiB電極作製の最新動向 オンライン
2026/3/9 どんどん必要になる「グリーン調達」 オンライン
2026/3/10 どんどん必要になる「グリーン調達」 オンライン
2026/3/10 電池リサイクルの低環境型プロセスの設計 オンライン
2026/3/12 Excelで始める実践データ分析 オンライン
2026/3/12 ICH新ガイドラインに対応する分析法開発と分析法バリデーションの基礎と実践 オンライン
2026/3/13 AI、機械学習と従来型研究開発の現実的な組み合わせ方法 オンライン
2026/3/13 開発・生産現場で諸課題を解決に導くデータ駆動型手法 / ディープニューラルネットワークモデル / MTシステムの基礎と応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/4/28 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/4/28 電池の充放電技術〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/3/24 電気自動車のバッテリ冷却 (リチウムイオン電池、全固体電池) 〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/3/24 電気自動車のバッテリ冷却 (リチウムイオン電池、全固体電池) 〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/11/11 リチウムイオン電極の構成、特性と新たなプロセス (書籍 + PDF版)
2024/11/11 リチウムイオン電極の構成、特性と新たなプロセス
2024/6/24 EV用リチウムイオン電池のリユース&リサイクル
2023/11/30 EV用電池の安全性向上、高容量化と劣化抑制技術
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023
2023/11/29 リチウムイオン電池の拡大、材料とプロセスの変遷 2023 [書籍 + PDF版]
2023/7/14 リチウムイオン電池の安全性確保
2023/6/14 車載用リチウムイオン電池リサイクル : 技術・ビジネス・法制度
2023/6/9 2023年版 リチウムイオン電池市場の実態と将来展望
2023/4/6 電池の回収・リユース・リサイクルの動向およびそのための評価・診断・認証
2023/3/10 2023年版 二次電池市場・技術の実態と将来展望
2023/2/28 リチウムイオン電池の長期安定利用に向けたマネジメント技術
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ
2022/10/17 リチウムイオン電池の拡大と正極材のコスト & サプライ (書籍 + PDF版)
2022/9/16 2022年版 蓄電池・蓄電部品市場の実態と将来展望
2022/9/14 リチウムイオン電池の製造プロセス & コスト総合技術2022 (進歩編)