技術専門書などには記載されていない多くの技術ノウハウをわかりやすく解説する
騒音の技術的に正しい測定・分析・対処法と実務に直結した騒音解析および対策技術
~入門~実務~
東京都 開催
会場 開催
概要
本セミナーでは、音・騒音の基礎から解説し、騒音計算の基礎、騒音を正確に計測するためのポイント、FFTアナライザの使いこなし方まで詳解いたします。
開催日
-
2015年1月20日(火) 10時00分
~
17時00分
受講対象者
- 振動・騒音に関連する製品の技術者、研究者、開発者、品質・信頼性保証担当者
- 車両
- 工作機械
- 電子機器
- 構造物・建築物
- 各種ファン
- ポンプ
- 回転機械
- エンジン
- タービン
- 洗濯機
- 分離機
- ろ過機
- 空調設備
- 洗浄機
- コンプレッサ
- 攪拌機
- 給油装置
- 過給機 など
- 防振材、防振ゴムなどの技術者、研究開発者
- 騒音・振動などの環境測定に携わる技術者
修得知識
- 騒音・音の基礎
- 騒音・音の計算の基礎
- 正確な騒音計測を行うポイント
- FFTアナライザの基礎
- FFTアナライザを使いこなすためのノウハウ
- 振動放射音の解析
プログラム
通常、日本の大学ではどの学部でも騒音工学の授業がありません。よって、本セミナーでは、騒音の測定・分析技術について入門的な内容から分かりやすく解説し、実務における騒音問題解決のための基礎技術が身につくように多くの実例を交えながら解説致します。
各メーカーでは、振動放射音 (固体音) に関連した問題も多いので、振動放射音であることの確認方法から、効果的かつ効率的に振動放射音を低減させるための技術についてわかりやすく解説致します。
- 騒音 (音) の基礎の基礎
- 基礎事項を列記しはじめるときりがないが、優先度を考慮し厳選した下記について解説致します –
- 騒音と音は何が違うのか?
- 音波と振動は双方とも同じ波動現象だが、物理現象としても同じなのだろうか?
- 音波を三角関数で表すための約束事とは?
- 空気音と固体音の違いは?
- 振動体の音響放射効率とは?
- 音波を理論的に取り扱うための基礎の基礎
- 振幅
- 周波数
- 周期
- 位相
- 角速度
- 実効値 etc.
- 騒音 (音) 分野における重要基本用語の解説
- 波形とスペクトルの違いは?
- 音・騒音の計算のためのデシベル (dB) の基礎
- 騒音の専門家と同じデシベル計算のしかたデシベル計算の暗算のしかたのノウハウを解説致します –
- なぜデシベル (dB) を使用するのか?
- dBと人間の感覚との関係とは?
- 騒音 (音) 分野でよく使用する「レベル」という用語は日常使用する「レベル」とどう違うのか?
- デシベルの足し算 (合成) 、引き算 (暗騒音補正) のしかた
- デシベルのパワー平均と算術平均の違いと各々の計算のしかた
- 音響パワー (パワー) 音響パワーレベル (パワーレベル) の違いと計算のしかた
- dBの計算は10logで行うのか? それとも20logで行うのか?両者の違いとは?
- 実務にすぐに役立つdBの計算の計算をしてみよう! (講師のみが行う)
- 騒音計の正しい使いこなしによる騒音計測を行うために!
- 騒音計を技術的に正しく使いこなさないと、周波数分析データも技術的に間違ったものになってしまいます! –
- JIS、ISOによる表記のしかた
- 騒音計の周波数特性、動特性と時定数の関係
- 騒音計のマイクロホン延長コードの影響とは?
- 騒音計の防風スクリーン (ウィンドスクリーン) の効果と使い方とは?
- 騒音計において測定者が測定値に与える影響は?
- 使用時における騒音計のキャリブレーション (校正) のしかた
- 騒音 (音) を正確に測定するための環境とは?
- 騒音は測定する環境によって測定値が異なってしまう!
どのように変わるのか? 正しい測定値を得るためには
どのような環境で測定しなければならないのか? –
- 騒音 (音) を測定する場所 (音場) による測定値の違いとは?
- 近接音場
- 遠音場
- 自由音場
- 拡散音場
- 反拡散音場
- 無響室
- 半無響室
- 残響室
- どこまでが近接音場か? 簡便な測定法とは?
- 騒音 (音) の誤差になる定在波 (定常波) とは?
- なぜ、発生するのか?
- 定在波が発生しているか否かの簡便な確認方法とは?
- Excelで定在波をシミュレーションしてみよう!
(講師のみが実演。希望者に後日シミュレーション用のワークシートを送ります。)
- 周波数分析における1/1、1/3、1/Nオクターブ実時間分析器について
- バンドパスフィルタとは? オクターブとは?
- BPF
- LPF
- HPF
- AP (オールパス)
- OV (オーバーオール)
- バンドパスフィルタの形状
- 1/1、1/3、1/Nオクターブなどの違いは?
- 1/3オクターブ実時間分析の例
- FFTアナライザの特徴と使いこなしノウハウ
- FFTアナライザについての技術専門書は多数あるが、どの本にも記載記載されていないが、FFTアナライザを技術的に正しく使いこなすための技術ノウハウを解説 –
- FFTアナライザ (高速フーリエ変換器) の概要
- パワースペクトルにおける落とし穴とは?
- FFTを使いこなすための重要なパラメータとは?
- FFT分析の例
- 測定時におけるFFTのセッティングのしかた?
- ウィンドウ (窓関数、時間窓) の種類と基本的な機能とは?
- 「振動と振動放射音」の解析と「研究~商品化」の成功例
- 「研究開発→商品化→新聞発表 (記者会見) →ヒット商品」の生み出し方を実例を基に解説
- 振動放射音の解析
- あまり知られていないがこの解析方法はいろいろな製品に対して驚くほど役に立つが騒音の技術専門書には記載されていない –
- 空気音と振動放射音の技術的判別方法の実例
- 周波数別振動表示方法
- 振動放射音の音源の同定解析方法と仕事の優先度判別方法
- 振動放射音低減解析の実例
- 振動放射音低減解析のための産学共同研究の実例
- 質疑応答
主催
お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)
受講料
1名様
:
36,000円 (税別) / 38,880円 (税込)
複数名
:
31,000円 (税別) / 33,480円 (税込)
複数名同時受講の割引特典について
- 2名様以上でご参加の場合、2名様目から1名につき 5,000円(税別) / 5,400円(税込) 割引 (同一法人に限ります)