技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座

厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応 "SOP作成"実践講座

概要

本セミナーでは、2012年4月1日施行される「医薬品・医薬部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイドライン」に対応するSOPを作成するための知識を習得していただきます。

受講対象者

  • 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」の対応担当者
  • 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」の基礎を学びたい方

修得知識

  • 各SOPの作成方法
    • システム調査SOP
    • システム台帳作成SOP
    • 回顧的バリデーション実施SOP
    • システムアセスメントSOP
    • 供給者監査SOP
    • バリデーション計画・報告書作成SOP
    • 変更管理SOP
    • 障害管理SOP
    • 廃棄SOP
    • ER/ES指針対応SOP
  • コンピュータ化システム管理規定の作成方法
  • 役割と責任の作成方法
  • 運用管理基準書の作成方法

趣旨

 厚生労働省は、2010年10月21日「医薬品・医薬部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイドライン」を発出しました。施行日は、2012年4月1日からとなりました。

 新GLでは「コンピュータ化システム管理規定」をはじめ、多くのSOPの作成を求めています。施行日までの1年半の間に、新ガイドラインに準拠したSOPを作成しなければなりません。SOPを作成するためには、新ガイドラインが要求している内容を正確に把握しておくことが必要です。
 すでにGAMP 5などに準拠してCSV SOPを作成している場合などは、いわゆる「ダブルスタンダード」にならないような配慮が必要となります。
 また施行日までに、レガシーシステム (すでに稼働しているシステム) のシステム台帳登録やGAP分析、ER/ES指針対応、回顧的バリデーションの実施は必須です。

 いったいどのようにSOPを作成すれば良いのでしょうか。

 さらに、対象となるコンピュータ化システムがプロセスエンジニアリング (PE:製剤機械) の場合とITシステム (クライアントサーバなど) の場合では、そのSOPの内容は大きく異なります。

 本セミナーでは、新ガイドラインの要求事項を詳細に検討した講師が、SOPのひな形を作成し、配布したうえでその作成方法を解説いたします。

プログラム

  1. 新ガイドライン対応SOP作成の留意点
    • 作成すべきSOPの種類
    • プロセスエンジニアリングとITシステムの違い
    • ダブルスタンダードにならないための留意点
    • 文書の階層化方法
      • Policy
      • R&R
      • Rule
      • SOP
      • WPD
    • 各文書の承認者
    • 用語の定義
  2. 施行日までに使用する各SOPの作成方法
    • 「システム調査SOP」の作成方法
    • 「システム台帳作成SOP」の作成方法
    • 「回顧的バリデーション実施SOP」の作成方法
  3. 「コンピュータ化システム管理規定」の作成方法
    • 「コンピュータ化システム管理規定」サンプル解説
    • 「コンピュータ化システム管理規定」作成の留意点
  4. 「役割と責任」の作成方法
    • 「役割と責任」サンプル解説
    • 「役割と責任」」作成の留意点
    • 恒久的な組織とプロジェクト毎の組織
    • GMP組織とGQP組織がまたがる場合の留意点
  5. 各種SOPの作成方法
    • 「システムアセスメントSOP」の作成方法
    • 「供給者監査SOP」の作成方法
    • 「バリデーション計画・報告書作成SOP」の作成方法
    • DQ、IQ、OQ、PQ各SOPの作成方法
    • 変更管理SOP、障害管理SOPの作成方法
    • 「廃棄SOP」の作成方法
  6. 「運用管理基準書」の作成方法
    • 「運用管理基準書」サンプル解説
    • 「運用管理基準書」作成の留意点
  7. 「ER/ES指針対応SOP」の作成方法
    • 「ER/ES指針対応SOP」サンプル解説
    • 「ER/ES指針対応SOP」作成の留意点
    • 質疑応答・名刺交換

受講料

45,000円(税別) / 49,500円(税込)

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/7/1 ASEAN各国の医薬品申請のための薬事制度と申請資料作成方法 オンライン
2024/7/2 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2024/7/2 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2024/7/2 GMP省令改正における原材料供給者管理への対応と原薬・原料・資材各々の取決め事例 オンライン
2024/7/2 ICH Q3D/日局をふまえた元素不純物管理 (新薬・既存薬) のための分析・試験法設定のポイント オンライン
2024/7/3 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2024/7/3 医薬品QA業務 実務講座 オンライン
2024/7/3 医薬品の知財制度と特許戦略 入門講座 オンライン
2024/7/3 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン
2024/7/3 変更管理・逸脱管理コース (2日間) オンライン
2024/7/3 適正なCAPA実現につながる逸脱・OOS処理フロー及び原因・試験室調査の進め方と処置事例 オンライン
2024/7/3 オンコロジー領域における医薬品売上予測手法とデータ収集及び注意点 オンライン
2024/7/3 仮想医薬品例示で基本レギュレーションを理解し、効率的にCMC申請資料を作成するポイント オンライン
2024/7/3 PIC/S GMP Annex I改定セミナー オンライン
2024/7/4 抗体医薬品の品質管理 オンライン
2024/7/4 リスクマネジメント/ワーストケースアプローチに基づく洗浄バリデーション実施 (残留限度値・DHT/CHT設定など) と残留物の評価法 オンライン
2024/7/4 バイオ医薬品製造におけるGMP対応をふまえたプロセス開発からの設備設計・スケールアップ オンライン
2024/7/5 基礎から学ぶラボと製造におけるCSVとデータインテグリティの実務 オンライン
2024/7/5 製造サイトにおけるデータインテグリティの実務対応のポイント オンライン
2024/7/5 経皮吸収の基礎と評価方法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2011/7/10 抗癌剤 技術開発実態分析調査報告書
2011/7/5 分析機器やLIMSのバリデーションとER/ES指針
2011/7/1 コンピュータバリデーション実施の手引き
2011/6/29 3極申請対応をふまえた不純物の規格設定と不純物プロファイル管理
2011/6/28 治験の臨床検査値における軽微変動が意味するもの / 有害事象判定
2011/5/26 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション (中級編)
2011/5/25 超入門 厚生労働省ER/ES指針、21 CFR Part 11とコンピュータバリデーション
2011/4/20 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応実践講座
2011/1/28 3極GMP/局方における無菌性保証と査察対応
2011/1/25 供給者監査実施のノウハウと注意点
2010/12/6 日本での申請をふまえたアジアンスタディと各国の相違
2010/12/1 「コンピュータ化システム適正管理ガイドライン」対応準備の手引き
2010/11/29 FDA Part11査察再開と欧州ANNEX11要求対応
2010/11/25 EDC適合性調査と医療機関事前対応
2010/10/28 薬物動態(「ヘ」項)試験におけるデータ・試験の信頼性確保・保証とQC・QA手法/タイミング
2010/8/20 3極GMP査察対応シリーズ
2010/5/27 CMCレギュレーションとドラッグマスターファイル(DMF)作成入門
2010/4/20 高血圧対応製品の研究開発動向と市場分析
2009/8/20 コンピュータバリデーション
2009/6/5 非GLP/GLP試験・医薬品製造の国内・海外委託と適合性調査対応