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地上での宇宙環境の再現と実験の進め方

地上での宇宙環境の再現と実験の進め方

~宇宙環境の特徴、実験プラットフォーム、宇宙実験の制約、人材育成… / 半導体材料、バイオ・ライフサイエンス、通信など実施された事例~
オンライン 開催

開催日

  • 2026年7月9日(木) 10時30分16時15分

プログラム

第1部 低重力実験プラットフォームの選び方と実験の進め方

(2026年7月9日 10:30〜12:00)

 月・火星あるいはその軌道上における宇宙農業や現場資源利用 (ISRU) の実現に向けては、低重力環境下における土壌 (多孔質体) 中の物質挙動の理解が不可欠である。
 本講演では、水分・ガス・溶質の移動や力学的特性が地上とどのように異なるかを整理するとともに、それらを明らかにするための低重力実験手法について解説する。また、50m落下塔を用いた短時間微小重力環境下での断続浸潤実験を例に、制約下における実験設計の考え方を示し、低重力土壌物理研究の展望について議論する。

  1. はじめに:宇宙農業と土壌の役割
    1. 宇宙農業の必要性
    2. ISRU (現場資源利用) とレゴリスの活用
    3. なぜ「土 (多孔質体) 」が重要か
  2. 低重力下における多孔質体中の物質挙動と作物生育への影響
    1. 水分挙動
      • 浸潤・排水の変化
    2. ガス挙動
      • 通気性とガス拡散
    3. 溶質挙動
      • 対流の消失と養分移動
    4. 力学的特性
      • 土圧と根の応答
  3. 低重力実験プラットフォームの選定
    1. 低重力実験プラットフォームの種類と特徴
    2. 土壌物理実験におけるプラットフォームの選定
  4. 落下塔により作出した短時間微小重力環境の利用可能性
    1. 短時間微小重力環境を用いた浸潤実験の必要性
    2. 断続浸潤実験の考え方と成果
  5. まとめと展望
    • 質疑応答

第2部 宇宙環境を利用した実験の意義と地上との比較実験の重要性

(2026年7月9日 13:00〜14:30)

 宇宙環境を利用した実験はさまざまな革新をもたらすポテンシャルをもつものの、実験実施のための情報は不足しています。
 本講演では、宇宙環境の特徴に関する基礎知識から、すでに実施されている実験事例、主要な実験プラットフォームの利用法に加え、実験を意味あるものにするための地上比較の重要性、将来実現が見込まれる新たな実験環境の可能性や実験環境を支えるインフラ構築構想までを解説します。

  1. 宇宙環境の特徴
    1. 微小重力
    2. 真空
    3. 宇宙線
    4. 温度
  2. 宇宙実験が行われている主要な領域
    1. 半導体材料
    2. バイオ・ライフサイエンス
    3. 通信
  3. 実験プラットフォームとしてのISS (国際宇宙ステーション)
  4. 宇宙実験の制約と地上との比較実験の必要性
  5. 将来的な実験プラットフォームの可能性
    1. 小型衛星、無人実験機
    2. 民間宇宙ステーション
    3. 実験環境を支える「軌道上データセンター」
    • 質疑応答

第3部 宇宙環境試験設備を用いた実験の進め方

(2026年7月9日 14:45〜16:15)

  1. はじめに
  2. 宇宙環境試験装置を用いた実験の進め方
    1. 宇宙環境試験の必要性
    2. 振動試験
    3. 熱真空試験
    4. 放射線試験
    5. 名古屋大学の宇宙環境試験設備
    6. 宇宙環境試験設備を用いた開発実験の事例紹介
      • 成層圏気球実験
      • 衛星搭載機器開発実験
    7. 宇宙環境試験を行うにあたっての注意点
  3. 宇宙人材の育成
    • 名古屋大学宇宙開発利用推進室における人材育成の取り組み方
    • 質疑応答

講師

  • 佐藤 直人
    北海学園大学 工学部
    准教授
  • 堀口 真吾
    株式会社DigitalBlast
    代表取締役 CEO
  • 山岡 和貴
    国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 宇宙地球環境研究所附属飛翔体観測推進センター
    准教授

主催

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