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テラヘルツ波デバイス・計測システムの開発と素材識別、非接触・非破壊・異物検査などへの応用

テラヘルツ波デバイス・計測システムの開発と素材識別、非接触・非破壊・異物検査などへの応用

~テラヘルツでわかること・できること・その魅力と、応用開発の最前線~
オンライン 開催
本セミナーは、申し込みの受け付けを終了いたしました。
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は、2025年4月24日〜30日を予定しております。
  • ライブ配信を欠席し、アーカイブ配信のみ受講をご希望の場合は、通信欄に「ライブ欠席、アーカイブのみ受講」とご記入ください。

概要

本セミナーでは、テラヘルツ波の基礎から解説し、テラヘルツ波の特性を活かした応用分野、それを実現する技術と応用開発の動向を詳説いたします。

開催日

  • 2025年4月23日(水) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • テラヘルツに携わる技術者、研究者、開発者
  • これからテラヘルツを使い始める方
  • テラヘルツによる課題解決を検討されている方
    • インフラ老朽化
    • 廃プラ識別 等

修得知識

  • テラヘルツの基礎
    • 物性
    • 計測系
    • 検査
    • 診断
  • テラヘルツ最新動向 (プロセス制御の可能性)

プログラム

 テラヘルツ波は電波の特性である非極性物質に対する透過性が高いだけでなく、光の特性としての直進性があり、光学設計が可能である。エネルギーとしては室温に相当するので人体に影響なく使用できる。
 例えば、プラスチックを構成する分子鎖間におけるゆらぎの周波数はテラヘルツ波の周波数に相当するので、テラヘルツ帯の誘電率分散に基づく透過率や反射率、共鳴吸収のピーク位置からプラスチックの素材だけでなく添加剤、機械ひずみや劣化の程度が評価できる。また、テラヘルツ波が透過する廃プラスチックにまぎれ込んでいるリチウムイオン電池のような金属片や陶器にテラヘルツ波は反射するので異物検査としての適用も可能である。
 さらに、テラヘルツ波のこのような特性に基づき、コンクリート構造物内部の非破壊検査にも展開できる。低周波数帯におけるコンクリートの透過性は高く、内部の鉄筋からの反射で位置を確認できる。また、特定の周波数のテラヘルツ波は金属腐食生成物により吸収するので、腐食部の位置と危険レベルを診断できる。ひび割れや含水によるテラヘルツ波の散乱や吸収からそれらの分布を知ることができる。極性液体である水はテラヘルツ波の吸収が大きいので、水を増感剤とすることでコンクリート内部のひび割れを高い感度で検出できる。

  1. はじめに
    1. 電波と光波のどちらの特性もあわせもつテラヘルツ周波数
    2. 物質にあるテラヘルツ振動
  2. テラヘルツの使い方
    1. テラヘルツデバイス
      1. 光源・検出器
      2. 光学部品
        • ミラー
        • フィルター
        • 絞り
      3. 計測系構築 (干渉制御)
    2. 計測システム構築
      1. 透過・反射測定系
      2. 干渉制御
      3. 表面伝搬計測
  3. テラヘルツで分かること
    1. プラスチック
      1. 素材・添加剤識別 (黒色プラや透明プラへの対応)
      2. 内部応力検出
      3. 物性状態評価
        • 分子量
        • 融点
      4. リチウムイオン電池や金属部材の異物検査
    2. インフラ構造物
      1. 表面含水率や腐食状態
      2. コンクリート組成や木材密度
      3. 内部にあるクラックや鉄筋の状態評価
      4. 絶縁被覆電線
    3. 液体測定
      1. 溶質微量濃度測定
      2. 物性情報取得
        • 極性レベル
        • 粘度
  4. テラヘルツでできること
    1. 結晶成長の制御
    2. 夜間測定/遠隔操作 (自動測定)
  5. おわりに
    1. デバイス・アプリケーション開発の動向 (国内・国外)
    2. 機械学習の活用による解析精度の向上
    • 質疑応答

講師

  • 田邉 匡生
    芝浦工業大学 デザイン工学部 デザイン工学科
    教授

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,400円 (税別) / 37,840円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,400円(税別) / 37,840円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
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  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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