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脳を理解する

脳を理解する

~脳計測技術と応用例 / フリーソフトウェア「MRIcron」で脳を観る~
オンライン 開催 PC実習付き

開催日

  • 2023年3月9日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

 近年、脳情報の計測と数理解析に関する技術の向上に伴って、人間の脳を頭外から計測し、未知の脳機能を明らかにしたり、得られた知見を活用したりすることが可能になってきた。
 本セミナーにおいては、脳やそれを構成する神経細胞の基本的な構造や機能を解説しつつ、実際に脳画像データを操作して脳の理解を深める。次に、主に電磁気計測手法 (脳波、脳磁図) と代謝計測手法 (機能的磁気共鳴画像法、近赤外分光法) に大別される脳計測技術の原理、特徴 (長所と短所) を解説し、目的に合った手法の選定ポイントについて述べる。
 更には、脳波を始めとする脳計測技術を使用して遂行した最新の研究事例について解説する。最後に、脳情報取得の意義や応用可能性について述べる。

  1. 脳と神経細胞
    1. 脳の概要
    2. 脳研究の分類
    3. 脳の構造 (※フリーソフトウェア「MRIcron」で脳を観る)
      1. 中枢神経系の分類
      2. 大脳皮質の外表構造
      3. 脳の深部構造
    4. 神経細胞
      1. 神経細胞の構造
      2. 神経細胞の機能計
  2. 脳計測技術
    1. 電磁気計測手法
      1. EEG (脳波)
      2. MEG (脳磁図)
    2. MRIと代謝計測手法
      1. MRI (磁気共鳴画像法)
      2. fMRI (機能的磁気共鳴画像法)
      3. NIRS (近赤外分光法)
    3. 脳計測技術の選定ポイント化
  3. 脳計測技術を用いた計測事例と応用可能性
    1. 脳計測技術を用いた計測事例
      1. 特殊環境を用いた多感覚統合に関する脳計測
      2. 予測・期待に関する脳計測
      3. リラックスに関する脳計測
      4. 脳計測による情動の解読 など
    2. 脳情報の応用
      1. 脳情報取得の意義
      2. 脳情報の応用可能性と注意点
  4. 結語と今後の展望

講師

  • 青山 敦
    慶應義塾大学 環境情報学部
    准教授

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,000円 (税別) / 51,700円 (税込)
1口
: 57,000円 (税別) / 62,700円 (税込) (3名まで受講可)

備考

本セミナーでは、脳の構造を観るのにフリーソフトウェア「MRIcron」を使用致します (Windows、Mac OS、Linuxに対応) 。
お申込みいただきました方には、インストール方法の資料を事前に配布させていただきますので、「MRIcron」をインストールしたノートPCをご持参ください。

本セミナーは終了いたしました。